いよりクン

クソザコ人生雪国育ち/金曜

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最近の記事

快晴が落ち着かない

去年も確か同じような天気の中同じ場所でこうやってnoteを書いていた気がする。それにあの11日もこれくらいのどかな天気だったと思う。映画やアニメのように、何か起こりそうになると突如雨や雷になるなんてことはなかった、その方が警戒できたかもしれないのになんて、不毛なことを思ったりしている。 不謹慎かどうかなんて当事者が判断するのだから、部外者が勝手に同情したり哀れんだりしてこないでほしい。あの国民的ロックスターはもうとっくのとうにTSUNAMIを歌っていい。まあ彼らはヒットソング

    • おばあさんが徘徊してた

      僕はコンビニバイト歴3年目突入、大ベテランの最低賃金野郎である。 ドレスコードもなんにもないし、当たり前だが色んなお客さんが日々集う場所。やばい人への対処も十人十色に対応できるようにもなってくる。ただの悪質クレーマーも、ただキレたいだけの人も、だるい絡みをしてくる人も、横柄なクズも、一通り許容範囲になってしまった。 先日、一緒に入っていたスタッフがレジでおばさんと何やら大きな声で長いこと話していた。またヤバい奴が来たんだろうと僕はレジに人が並んでいないか確認しながら薄情にも品

      • ダメになって夕陽を見送ってここに落ち着く

        メインのテーブルにもサイドテーブルにも物が溢れ始めても気にせず床の掃除は欠かさない。散らかっている現実から目を背けて自分を落ち着かせるようなムーブ。今日は一日中寒かった。いつもの手間のかからない美味しくもない自炊料理を早めに食べ終わって、なんとなくまとまらない気持ちの悪い感情を置き去りにして芸人さんのYouTubeを何度も何度も繰り返し見ていつも同じところで笑う。これらをしたところで何も変わらない。いい方へ運気が傾くことなんてない。それでも気の済むまでこうやって、こんなことし

        • 生涯最後のお年玉

          実家から東京に帰る日の早朝、母親は初登山と言ってまだ薄暗いうちに家を出た。お見送りできなくてごめんねと申し訳なさそうに静かに玄関の扉を閉めた。父親もまた部活の顧問としてまだ寒い時間に家を出た。体には気をつけろよと一瞬だけ目を合わせて言った。 2人を見送ったあとリビングに戻り荷造りを始めると、僕の荷物の中に手紙と一緒に可愛らしいポチ袋のお年玉が入っていた。 二万円だった。 僕にとっては天の恵みだと涙するくらいの大金で、無償で手に入れるにはあまりにも大きい額だった。 美味いものや

        快晴が落ち着かない

          帰省して反省してさっさと帰ろう

          帰省の目的は紛れもない、家族と会うため。 この正月四日間は本当に有意義だった。 脳みそ空っぽにしてたらふく飯をかきこんでしょうもないことで笑って、実りのない話を永遠と繰り広げる。なんぼ腹の割った友人でさえこういうコミュニケーションはできない。全てを理解して期待も落胆もしない相手だからこそできるというわけだ。とてもありがたい貴重な時間だ。 親は確実に老いていた。同じ話をされることは数え切れないくらいあったし、見た目ももちろんだし、食の細さとか、物忘れとか、なんか節々から老いを

          帰省して反省してさっさと帰ろう

          最後の最後までキモい!サヨナラ年末ジャンボ

          粗品さん率いる四兄弟のチンチロ武道館公演へ向かう日、九段下の改札左にある宝くじ売り場で、初めて宝くじを買った。年末ジャンボというやつだ。 はなから期待などしていないが、いつか買ってみたいとは思っていて、たぶん、分からんけど、買うなら合法ギャンブル武道館へ出向く今日だよなと思っての意思決定。分からんけど、楽しいからアドレナリンだけで購入を決めた。 そして今日が番号発表。帰省するのと被っているから、実家に帰ってから確認しようと10枚連番の宝くじは上着のポケットに入れて家を出た。

          最後の最後までキモい!サヨナラ年末ジャンボ

          もうワクワクなんてしてない

          年越し間際の、この何かに追われてるような、モヤモヤした気持ちを持ち越してはいけないような、できうること全て終わらせなきゃいけないような、責められているような、そんな雰囲気が苦手だ。 年越した瞬間の、リセットされたような、改心しなきゃいけないような、何か始めなきゃいけないような、一からまた積み上げていくような、そんな雰囲気も苦手だ。 ただの1日にしかすぎないのに。何も実際は変化していないのに。責められる筋合いも勝手にスタートに戻される筋合いもないのに。なぜかそんな焦燥感。 よく

          もうワクワクなんてしてない

          M-12023年と、変化

          僕が真剣にM-1を見出したのは確か2018年、霜降りさんが優勝した年からだったと思う。 真剣にというか絶対にリアルタイムで全部見るようになったのは。 芸人さんたちの戦いの熱さにしびれて毎年胸を高鳴らせて気付いたら一年が終わるといった、そういうお祭りのような、年末特番に相応しいありがたい存在。 2019もまたドラマのようにミルクボーイが優勝してアナザーストーリーはなんべんも見たし、 2020年のマヂラブさんの返り咲き優勝も意地のかっこよさを見せつけられたし、 2021年こそ本当

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          バチが当たったんだね

          かねてから大好きだったバイト先の社員の先輩が、急遽異動が決まって今月いっぱいで去ることになった。 僕はこの先輩のことが大好きだった。本当に本当に大好きだった。お人好しすぎるところも、誰かに頼むくらいなら自分でやるからと一人でパンパンに仕事をこなすとこも、電話なのにニコニコペコペコするとこも、耳障りのいい声も、よく周りを見ているとこも、疲れているとたくさんミスするとこも、全部まるごと好きだった。 出会ってからまもなくで、この人はきっと、過酷な労働環境だった前職のおかげで、きつく

          バチが当たったんだね

          楽しかった夜の帰り道、思い出す人はきっと好き

          日本語下手かも。タイトル下手かも。仕方がない衝動的に書いているから。 なんでも、欲しいものややりたいことや行きたい所、そういうのは日々溢れているけど、「今じゃない」っていう理性が働き始めたら大人やし、何よりその歯止めが続きっぱなしだとしたらシンプルに努力不足でもある。これすなわち僕のことで、毎日毎日この「今じゃない」と戦っている。目標を達成してない、思うような結果になってない、つかそもそも今日一日のタスクさえ終わらせられてない。そんな状態で欲しいもの行きたい所の欲求を満たして

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          憂を形にするのが最適解

          僕はしがない歌手志望26歳独身学歴なし。うんこみたいな人間。 そして内向型も内向型、あれこれ有る事無い事考えて一人で勝手に落ち込んだり舞い上がったりする。いらん気遣いをして気が滅入ったりする。「一人の時間が好き」とか「一人旅が好き」とか誰も興味ないのに自己紹介するインスタグラマーとは訳が違う、人と関わることがとてつもなく億劫。当たり障りのない言葉で自己紹介すな。僕は1日誰かと行動を共にすると翌朝えげつない量のニキビができる舐めんな。 そんな僕は一般的な人よりも一人でいる時間が

          憂を形にするのが最適解

          音楽は娯楽というより快楽

          はるか昔から生活の一部として親しまれてきた音楽ってものは、喜びや悲しみを表現し共有し共感し、何はなくとも音楽を通して心を通じ合える、そういうものだ。 そうして今日になっても毎日世界中の誰かが楽曲を作り我々に届ける。それを無償で享受できる。 悲しいとき、心の隙間を埋めたいとき、誰かに共感して欲しいとき。 恋心が芽生えたとき、想いをどこまでも馳せたいとき。 何か大きな仕事を終えたとき、達成感を盛り上げる高揚感がほしいとき。 そんなときに己の音楽の趣向を数多く理解していたならば、そ

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          ウケる、ゴミ音質やん

          毎週投稿すると決めてカバー曲を録音、アップロード完了。 投稿先はYouTubeとインスタ。TikTokはなんとなく食わず嫌いで却下。 音源作って、縦動画で投稿する、そのためにはアプリで編集が必要そうだったからサカナのアイコンのアプリをダウンロード。とても簡単にできたありがとうサカナ。 そして難なくインスタリール投稿完了。クオリティはもうしゃあない。継続こそ今の僕に必要なものということで至らぬ点は多いながらも投稿完了。 次にYouTube。インスタと同じ要領で投稿しようとした矢

          ウケる、ゴミ音質やん

          だから、恋愛ソングは多い

          今日はやたら髪型がキマッたとか、肌の調子がいいとか、前より痩せたとか、そういった諸々の自信があるなどでもないのに何故か異性からの目を気にしたりアグレッシブな気持ちに陥る日がたまにある。恋愛に目を向けるほど心にも金にも時間にも余裕はないというのに。 これつまり思考停止の動物状態であると言える。現代において奥深くに眠っているはずの狩人の血が騒いでいる。自制心が無くなってからというのは実に気が楽で楽しい。本来考えなきゃいけないことから逃げた分、責任がない分、好き勝手に想像を膨らませ

          だから、恋愛ソングは多い

          話ちゃうやん

          昨日の昼過ぎ、あまりにも冷蔵庫と胃袋がすっからかんだったのでコンビニへ食料調達へ出向こうとしたとき、いつもならもっと部屋を照らしてるおてんとさんが今日は弱々しいことに気がつき、雨降りが始まるのかと一応スマホで天気を調べた。僕の住む地域はあと3時間後くらいに弱い雨が降りそうだった。ならよかったよかった、今のうちに買い物へ向かおう。ついでに自己破産に必要な書類たちのコピーもしてこよう。僕はコンビニに入ってからダラダラすることがみっともない気がしていたから、そそくさとコピーを済ませ

          話ちゃうやん

          単純明快ハッピー野郎

          帰路に着くときにSpotifyで何を聞こうか、いつも考える。バイト終わりも買い物終わりもご飯の帰りも、そのときの気分をぼうっと辿って今日はあれにしようといった具合に、そういう習慣になっている。今日も仕事中、中盤頃から既に考えていた。帰ることしか考えていない。脳内を上司に見られることがあるなら僕はとっくにクビだ。仕事の先輩で、とっても優しくお人好しで、きっとその柔らかさでたくさん利用されたり辛いことを経験したのではないかと勝手に憂いてしまうような人がいて、僕はその人が大のお気に

          単純明快ハッピー野郎