楽しかった夜の帰り道、思い出す人はきっと好き



日本語下手かも。タイトル下手かも。仕方がない衝動的に書いているから。
なんでも、欲しいものややりたいことや行きたい所、そういうのは日々溢れているけど、「今じゃない」っていう理性が働き始めたら大人やし、何よりその歯止めが続きっぱなしだとしたらシンプルに努力不足でもある。これすなわち僕のことで、毎日毎日この「今じゃない」と戦っている。目標を達成してない、思うような結果になってない、つかそもそも今日一日のタスクさえ終わらせられてない。そんな状態で欲しいもの行きたい所の欲求を満たしていてはいけない、と思う気持ちは立派だがそれが長期戦すぎている。情けないのである。
そのひとつに恋愛もある。気になる人はいる。でも相性はあんまりかなとも思う。でも気になる。相性云々を知る上で親交を深めたいと思う気持ちは大いにある。でも、やっぱり、「今じゃない」。
そう言い聞かせて、その人のことが気になっているような、他の人とは違う気がするような、説明のつかない微妙な感覚を押し殺して、毎週のバイトでその人と顔を合わせるのだ。これ以上この感覚を鮮明にしないために、話すのも極力控えたり、あまりにもビジネスライクな口調で話したり、そんな寂しいことをしているのだ。そうやってこれ以上心が揺さぶられないよう自分で一線を引いておくのだ。



昨夜は友人と久しぶりに飲みに繰り出した。
とても楽しかった。
気の知れた長い付き合いの友人といると、会話のテンポがいい。変な気遣いもいらない。バカな話をして、何のためにもならないような話をして、手を叩いて笑って、初めて飲む酒を口にして、年相応の油っぽさの少ないつまみを箸でつついて、そうやってあっという間の時間を過ごす。
実に有意義で、ストレスフリーで、自由で、
実に、
楽しかった。

そんな時間を過ごした後は、僕は一人になってから、楽しかった瞬間を思い出し反芻し、二度目の楽しいに浸る。そして一人にんまりしたりして、すれ違う人に気味悪がられながら歩く。

昨夜もそうだと思っていた。

だってあまりにも楽しかったからさ。

ところが頭に浮かぶのは、楽しい時間を共有した友人ではなく、

気になるあの人だった。

秋の夜風は気持ちよかった。足取りも軽かった。
ほろ酔いは心地よかった。

浮かんだのはあの人だった。

僕はもう認めざるを得ないのだろう。










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