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完成品をご紹介

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#刺繍

てざわり

てざわり

布生地「あずみ野木綿」のやさしい触感は格別です。

やわかな厚みからくる安心な感じと、触った時のシボ感からか

無意識になでてしまうという不思議な手触りをもっています。

余白をたっぷり残して、その感触を味わっていただけるブックカバー

があります。

(現在こちらはSOLD OUTのため、リンクをはずしました)

手の感触も読書時間には大切な要素だと感じています。

また、作る工程で言いますと

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「飛梅」のこと

「飛梅」のこと

さだまさしさんの名曲。

初心者向けギターの教則本に載っていて、私が唯一弾き語れる曲です。

当時中学生の私には、その詩の世界は、悲しくて暗くて

絶対にそんな橋がある公園だかには、怖すぎて行きたくないと

(どんな橋でなんの公園なのかは、よかったら聴いてみてください)

曲自体を愛しつつも、恐ろしいような気持ちをもっていました。

菅原道真公のことが影を落としているのか

カラッと明るいイメージ

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スケッチするみたいに刺繍

スケッチするみたいに刺繍

私がブックカバーに施す刺繍の中でも

一番あってるなと思うのは、リアルなものをスケッチのように

縫いとるタイプのものではないかなと感じています。

たとえば、辞書。カメラ。タイプライター。

本物そっくりというではないのですが、色鉛筆のかわりに

刺繍をしている感じが一番馴染む気がするのです。

これからもどんどん、デザインと刺繍の腕をあげて

さらに素敵なブックカバーを作りたい!って思っていま

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映画のこと

映画のこと

映画「かもめ食堂」の中の人々の距離感がいいなあと思います。

あわただしく、暑苦しくもある私の日常からは、だいぶ離れている世界だから、惹かれるのかもしれません。

北欧の食器って独特のおしゃれな感じ。

なぜ気づいてなかったのか驚きます。

今まで何を観ていたんだか。

ということで、作ったのがこれです。

一番好きな映画(邦画)は?といつも答えているのが

「きょうのできごと a day on

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どこでもドアを閉じる頃

どこでもドアを閉じる頃

自粛生活が始まったころから

有料・無料の配信のあれこれが当たり前になると

私の部屋に急にいろいろな人がやってきました。

新しい刺激と広がる世界を満喫してきましたが

そろそろ私にも、どこでもドアを閉じる時間がやってきたようです。

上の写真は、魔法がかかった幸せな期間だからこそ

作れたかもしれない、無邪気なブックカバーです。

ホッピーの瓶がリアルで、かわいくて、手放しがたいとすら

思い

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