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デフ・スタディの時間に迫る

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YouTubeチャンネル「ma-hideの挑戦‼︎」にて配信中のリストの一つ、「デフ•スタディの時間ですよ。」シリーズを中心にしています。 この動画を作成するにあたり、収まらなか…
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#聾学校

デフリンピックについて②

デフリンピックについて②

先日の投稿「デフリンピックについて①」の続きに入る。デフリンピックについて、基本的なことから話を始めたのは、理由があった。

 実は少子化の影響だけではない。世間の環境が子どもに影響を与えているのだ。例えばどういうことなのか。筆者が出会った例を挙げてみる。

1、ゲームが好きで運動しない子ども

⇨これは、情報化社会でSNSやネットゲームの発達により小さい年齢の時からIT(スマホやPC)に触れるこ

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聴覚障がい教職員の存在

聴覚障がい教職員の存在

久し振りに配信するデフ・スタディの時間シリーズ第15回目に触れておく。YouTube動画「北海道における聴覚障がい教職員の歴史」をぜひ視聴して頂ければ幸いである。その上で、今勤務しているきこえない先生方の人数は昔と比べて増加している傾向にあるが実は残念ながら厳しい環境に置かれていることは改善しておらず。転職、または自主退職するなど教職から辞めていくという苦しい気持ちを抱えている方も数人いることを知

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自立って誰のため

自立って誰のため

ここで挙げる話は、あくまで私の感じていることであり自立活動における視点は人それぞれであると思っている。参考までに読んで頂ければいいし、YouTube「ろう学校の自立活動とは②」を視聴してくれるといい。

自立活動については先日の投稿(「自立活動について考えた理由」)で述べたが、これは聾学校における指導についての考えを自分なりに表現した内容となっている。でも聾学校と言っても文部科学省が決められている

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ろう学校とはどういう場所?

ろう学校とはどういう場所?

乳幼児から高校卒業までの18年間、学んだのは「ろう学校」である。聞こえる人が通う普通学校での選択も必要だと考えたこともあったが結局ろう学校育ちで、学齢期が終わったのである。卒業式が終わった今頃は、必ず学年末テストが控える時期であり、この期間が私にとっては嫌いな時間だったことを覚えている。

 私だけではなく、卒業生の多くは同じ気持ちだろう。そりゃ無理もない笑!一緒に学び、語ったり部活動で汗を流した

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きこえない苦労をプラスに変える

きこえない苦労をプラスに変える

 ここで挙げる動画(第8回「卒後の障がい認識における問題〜就労編〜」)内は、私が非常にとても重要と位置付けているテーマの一つである。卒業が控えている3年生だけではなく、2年生の後輩たちにとっても改めて社会に出ることのキャリア教育の内容として考えて頂きたいと思って取り扱ってみたのである。

 ここで挙げる内容は、正直言って聾学校現場においては、授業に全く強く意識されていない。大人の都合によって、生徒

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