- 運営しているクリエイター
#ネコ
猫と暮らす覚悟はあるかい
36回ローンで購入された猫の記事を読んで、なんともいたたまれない気持ちになった。
猫はカワイイ。一緒に暮らしたい。それはわかる。とてもよくわかる。SNSで見かける猫たちは、かわいい仕草や笑わせてくれる動きばかり。見ているだけで心がとろけるほどに癒される。「猫との暮らし、プライスレス!」みたいな気持ちになるのは、すっごくよくわかる。
でも、猫は生物である。お人形ではなく、ご飯も食べるし、排せつ物
いつだって変わらないキミが好き
ここのところ、決まって早朝にたたき起こされる。
比喩でもなんでもない。ネコにたたき起こされるのだ。
初めのうちは枕元をうろうろしているのだけれど、次第にぺしっぺしっと前足でおでこを叩き始める。
にゃーにゃーと騒ぐよりも、叩いた方が人間は起きる、と覚えてしまったらしい。わたしは髪の毛を引っ張られる。でもこれはまだ良い方。夫を起こす方法はもっと過激。窓の出っ張りに登り、そこから体の上に飛び降りて
君がいなきゃ、こまる。
スピッツの名曲、スターゲイザーの歌詞をときおり心に浮かべる。
明日君がいなきゃ困る。
ぷすーと鼻息を立てながら、あおむけに眠っている彼の姿を愛おしくながめる。それと同時に、彼はあとどのくらい、元気でいてくれるのだろうか? という不安が胸のなかをぱたぱた駆けめぐる。
できることなら、いつまでもずっと一緒にいたい。長生きすると、しっぽが二股にわかれて、「猫又」っていう妖怪になるんだって。妖怪でも