子育ての不安に寄り添いたい。ママたちが実践する「地域交流」の場づくり【移動式あそび場レポート】
新しい場所での暮らし。
たとえば、大学進学のための上京。会社での地方転勤。単身赴任。結婚を機に相手のお家へ嫁ぐとき。
知っている人が誰もいない土地での生活は、新たな始まりへのワクワクもありつつ、新しい場所でやっていけるだろうかという不安も感じます。
もし、知っている人が誰もいない街で、はじめての子育てをすることになったら。
旦那さんはいるけど、日中は仕事でいないし。実家は遠いから何かあってもすぐに頼れないし。知り合いがいないから相談もできないし。
そんなとき、近所の公園にこんな場所があったら、きっとすごく安心するだろうな。そう思えるような場所がありました。
左には社宅・集合住宅、右には新興住宅地
茨城県ひたちなか市。「長堀公園」という、住宅地にある公園。公園の周りには、社宅や集合住宅、新興住宅地がぐるりと建ち並んでいます。新興住宅地はここ1~2年でできたそう。
この公園を会場に開催されているのが、「プレイパーク ひたちなか」。子どもたちの外遊びの機会を増やすため、年に4回ほど、土曜日の10時から14時に開催しています。
運営しているのは、「特定非営利活動法人たまり場ぽぽ」さん。主にひたちなか市在住のママさんたちが活動している団体で、子育てママたちの居場所づくりなどの活動をされています。
「プレイパーク ひたちなか」について詳しくはこちらをご覧ください。
「声が聞こえてきて今日プレイパークだった!から遊びに来た!」
2022年6月11日(土)午前10時。
少し心配な空模様はお構いなしに、どんどん子どもたちが集まってきました。
「プレイパーク ひたちなか」では、様々な外遊び体験ができます。ダンボール遊び体験や火起こし体験、起こした火でマシュマロ焼き体験も。体験費用は無料で、誰でも自由にあそぶことができます。
「前にあそんだのが楽しかったから、また来たよ!」
私たちまちのこ団は、2020年の冬からプレイパークひたちなかに参加して、一緒にあそび場をつくっています。
創意工夫力!どこからともなく現れたスーパーマン竹棒
子どもたちが遊んでいる最中、フリスビーが木の上に引っかかってしまいました。しかも、かなりの高さの場所に。ボールを投げて取ろうとするもなかなか届かず、大人が投げても届きません。
正直、これは取れないね、と大人たちが諦めかけていたそのとき!自分の背の3倍以上ありそうな竹の棒を持って現れた男の子たち。「それどこから持ってきたの?!」とお母さんたちの驚く声を横耳に、果敢なチャレンジ!
見事!フリスビー救出作戦は成功したのでした。
「片付けやりに来た!」
まちのこ団のトレードマーク、プレイバス。あそび道具をたくさん詰め込んで、どこでも即席のあそび場をつくるプレイバス。実はプレイバスの上は、登れるようになっているんです。前回は、片付けを手伝ってくれたら登っていいということにしたのですが、それを覚えていて、「片付け手伝いにきた!」といってくれる子も。
プレイバスの上に乗って、ピース!
次回の「プレイパーク ひたちなか」は2022年9月17日(土)の予定です。
詳しくはたまり場ぽぽさんのHPをチェックしてみてください。
こちら→https://tamariba-popo.net/playpark/
まちのこ団の活動
私たちは「子どもの原体験を豊かにする」をミッションに掲げ、移動式あそび場づくり・拠点式あそび場づくりなど、あそびを通した居場所づくりを行っています。詳しくはこちら→https://lit.link/machinokodan
まちのこ団がどのような想いで活動しているのか、に迫ったインタビュー記事です。合わせてぜひご覧ください。
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