摩訶39インチ

1990年代はSEとして働き(働かされ)まくり。 2000年から留学し10数年どっぷり…

摩訶39インチ

1990年代はSEとして働き(働かされ)まくり。 2000年から留学し10数年どっぷりニューヨークで過ごす。 帰国後はIT業界をフリーランスでうろうろ。 ブラック会社から外資系まで、日本の企業の内側を誰よりも知っている、かもしれない。

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テロの記憶 in New York (14): 10周年、そして20周年を迎えた現在

▶シリーズ初回 テロの記憶 in New York (1): 始まり https://note.com/maca39inches/n/n37d2051568e3 ▶前回 テロの記憶 in New York (13): その後の数年 https://note.com/maca39inches/n/nb2a7a74c2995 2011年9月11日、日本で東日本大震災が発生してからちょうど半年後のこの日は、テロから10年目になる日でした。 この日は日曜日で、私は、WTCでの式典を

    • 新NISA の裏

      新NISA とかいうものが始まってから、今まで投資に興味のなかった人が、乗り遅れちゃいけないとばかりに鼻息を荒くしている雰囲気を感じるようになった。 2024年1月から、これまでは非課税保有期間 5年だったのが、無期限に非課税になったんだってね。 へぇ。 まぁ確かに、新しく始めるにあたっての敷居は低くなるような気がするけれども。 でも何だか、そうまでして国民を投資へ向かわせたいのか、っていう、絶対裏に何かあるだろ、っていう胡散臭さを感じないだろうか。 自分

      • ジャニーズ事務所もCM契約解除した企業もマスメディアも全部ダメダメ日本

        故ジャニー喜多川氏の性加害問題は、かつての日本のようにスルーされることなく、ここまで問題として取り上げられたことには多少の希望を感じたけれども、その後の展開を見ていると、なんか結局グダグダのままになっていて、何が問題なのかという本質に向き合うことができない日本の現状を炙り出しているだけのように見える。 問題は、性加害を知りながら目をつぶってきた全ての関係者にあるのではないのか。 今は芸能界やマスコミが主に槍玉に上がっているけれど、ひとつには、ジャニーズのタレントをCMに起

        • 英語がうまくなれないタイプの人

          いきなりだがあなたは 「あの店で傘が売っていた」 という日本語の表現に違和感があるだろうか? 日本語と英語では、世界観がだいぶ違う。 英語は 「語順」 に重要な意味があるので、日本語の単語を英語に置き換えるだけでは全く英語にならない。 「文の構造」 を常に意識しながら話すのが英語であって、単語(文節)の順番を入れ替えても意味が変わらない日本語とは、根本から違っている。 それがよくわかる例が、能動態と受動態の考え方だ。 あー驚いた、というとき、「驚いた」 という言い

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        テロの記憶 in New York (14): 10周年、そして20周年を迎えた現在

          救急車が赤信号で停止!?!?

          悪い冗談だと思っていたけど。 緊急走行中の救急車が、今は赤信号で止まるんだ、と聞いたことがあった。 理由は、サイレンの音がうるさいという苦情が来るからだと。 赤信号で止まった車に阻まれて救急車が動けず、その間サイレンが鳴りっぱなしになると、うるさくてかなわんということらしい。 だから救急車が赤信号で動けない時にはサイレンを消すということになり、サイレンの音がなければ周りの車もいよいよ動かないから、通常の車にまじって信号待ち、ということになると。 救急車が!? そんなの

          救急車が赤信号で停止!?!?

          「低い正義感の人間は、他人を見下げる」

          事情があって半年ほど実家に滞在していた。 この間、普段の東京の自宅ではできない非日常の体験をたっぷりさせてもらった。 例えばテレビを見ること。 NHK の朝ドラで 「舞いあがれ!」 をやっている時期とほぼ重なり、けっこう楽しみに見ている自分がいた。 また、両親の本棚にある本を読むこと。 自分で選ぶものとは違う、時に年季の入った本を読んでみるのはなかなかに刺激のあるものだった。 印象に残ったものを紹介してみる。 今回は 三浦綾子さんの 「氷点」 から。 (次回があるのか??

          「低い正義感の人間は、他人を見下げる」

          これは詐欺なのか、詐欺じゃないのか? はっきり言わないセールストークが日本(の田舎)っぽい

          [文末に追記あり。] 少し前の土曜日、郊外のショッピングモールへ行った。 滞在中の地方都市の、さらに郊外である。 数多の店舗が並ぶ中、そのモールのメインのスーパーマーケットに入ってみたら、通路の脇に台を置いて、写真やポスターが貼り出されていて、作業着っぽい揃いのジャケットを着た人が2人、キャンペーン的なことをやっているのがわかった。 通り過ぎようとしたら、ポケットティッシュを渡された。 「お話いかがでしょうか。 粗品をお配りしております。」 何のキャンペーンなのかわ

          これは詐欺なのか、詐欺じゃないのか? はっきり言わないセールストークが日本(の田舎)っぽい

          「多様性」 の意味、ほんとにわかってる?

          前回書いたのを見返してみると、なんか自分の精神状態が表れているな。 ちょっと今、自宅ではないところに数か月滞在していて、普通ではない状況にいるから。 ひとことで言うとプライバシーがない状態。 かなりキツい、、、この歳になってこれは。 それはそうとして、肝心なことが書けていないではないか。 と思ったので追加。 私は、「弱いものに厳しい」 という今の日本への憤りが基本にあるのだけど、前回は弱い立場に置かれがちなもののうち、女性について書いた。 それで言うと、子連れの女

          「多様性」 の意味、ほんとにわかってる?

          女性を大事にしない社会は滅びるよね、なぜなら

          日本は社会の男女平等度を測るジェンダーギャップ指数で先進国中ダントツの最下位っていうのがもう何年も当たり前になっていて、今さら意外でも何でもなくなっている。 何だかんだで結局この国の文化は男尊女卑なんだから、どうしようもないとみんな思っているのだろうか? この状態を異常とも考えていなければ、不平等を解消しなければならないとも考えていないのだろうか? この国では女性を軽く扱うことが深く根付いていて、もう無意識に行われているから、女性を軽く扱っている男性も、扱われている女

          女性を大事にしない社会は滅びるよね、なぜなら

          イギリス英語にびっくりしたときの話

          ニューヨークに長年住んで、英語をそれなりに使えるようになった自分だけど、アメリカ以外の英語がこんなに違うんだ!と驚いたのは日本に帰国してから。 そのとき仕事をしていたのはヨーロッパに本社がある会社。 社内システムの開発ベンダーがイギリスにあったので、そちらのオフィスと電話会議をするというときのこと。 ヒトデとよばれた 3本足(だったかな) の会議システムにつなぎます。 コロナ前なのでこんな感じだったけどすでに詳細は思い出せない(笑)。 “Welcome to xx

          イギリス英語にびっくりしたときの話

          アメリカの今年の夏時間 (Daylight Saving Time)、終了

          11月6日(日) の現地時間午前2時、アメリカの今年の Daylight Saving Time が終了し、時間が 1時間遅くなりました。 午前2:00 になったと思った瞬間に午前1:00 に戻るということで、「1:00 ~ 1:59」 が 2回あるのですよ。 この、寝ている間に増える 1時間が嬉しいんですよね。 ニューヨークについていうと、日本時間の 11月6日 午後3時 (15:00) が、ニューヨークで時間のシフトがあった時刻になります。 日本の 15:00 に

          アメリカの今年の夏時間 (Daylight Saving Time)、終了

          日本人、それって失礼すぎるよ (2)

          日本人は気づいてないところでこんなに失礼なんだよ、ということを書いていたら、次々に書くことが浮かんできて長くなったので 2回に分けました。 今回は 2回目。 ▶前回 日本人、それって失礼すぎるよ (1) https://note.com/maca39inches/n/n13602575adbc 人にぶつかっても謝らない、というのは誰が考えても失礼なことで、今さら言うまでもない事ですよね。 これについては私も以前書きました(リンクは最後に)。 ぶつかるのも失礼で

          日本人、それって失礼すぎるよ (2)

          日本人、それって失礼すぎるよ (1)

          日本人は礼儀正しい、なんてよく言いますが、そんなことはない。 礼儀正しいのは仕事のときなど、限られた場面のみです。 仕事を離れて、ひとりの個人として街を歩いているときの日本人は、ものすごく失礼なことを平気でするのです。 まずは以前も書いたことありますが、電車を降りるときやエレベーターから出るときなどに、他人を無言で押すこと。 「降ります」 とか 「すいません」 ってちょっと一言言えば済むことなのに、それをしない。 意地でも声を出すものか、って感じです。 一言声を出

          日本人、それって失礼すぎるよ (1)

          「幸せの黄色い新幹線」 ドクターイエロー を見たよ

          新幹線の点検用車両である、黄色い車体のドクターイエロー。 めったに見ることができないため、見ると幸せになれる 「幸せの黄色い新幹線」、なんて言われてるみたいですね。 私は現在 2か月に 1度くらいの頻度で、定期的に新幹線に乗っていますが(コロナの緊急事態宣言の間もずっと!)、この 3年間で遭遇したのは 2回だけです。 私は特にマニアとかではないし、狙って見に行ったりもしないので、遭遇したのは 2回ともまったく偶然です。 その分、偶然目撃できたというのは、何だか嬉しくなりま

          「幸せの黄色い新幹線」 ドクターイエロー を見たよ

          21回目の 9月11日

          21回目の 9月11日がやってきました。 20年目の節目だった去年と違って、今回はニューヨーク以外ではほとんど報道も見られませんね。 World Trade Center では今年ももちろん式典が開催されます。 犠牲者の名前をひとりひとり読み上げ、その間のいくつかの重要な時刻には、黙祷の時間が設けられます。 私にとって September 11 attacks は、かなり特別な出来事で、つい 3年前までは人生の中で 1番重大な記憶でした。 (3年前にさらに重大なことが

          21回目の 9月11日

          Be A Happy Person

          アメリカ留学する前の私は、自分のことを好きになれなくて、悩んでばかりいました。 自分に生きている価値があるのだろうか、なんて考えていたものです。 それが、ニューヨークに住んでみたら、周りはオープンマインドな人ばかりだし、人の言うことを否定するような人はいないしで、人と話すのが楽しくなったのです。 知らない人とでも、いくらでも会話がはずむのがニューヨークで、私はおしゃべりが大好きになりました。 そのあたりのことは、今まで2回ほど書いているので、よろしかったらこちらをどう