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【旅ログ】ニセ警官に絡まれたと思ったら本物の警官だった

自分の世界を広げるために不定期で行う海外旅。
今回は10日間のスペイン・イタリアで、
体験したことや感じたことを記録します。

前回


朝6時半、イタリアのミラノに到着。

北京→ミラノ 11時間

着いて早速、スペインのバルセロナに向けて乗り換えをする。

ヨーロッパは格安航空が多く、国と国を数千円〜数万円で移動することができる

今回のメインはイタリアだけど、他の国も見てみたく、2泊3日でスペインに行ってみることにした。

往復2万円くらい

初ヨーロッパでの食事は、空港のカフェのサンドイッチ。

パンの表面がカリカリサクサクしてておいしい
パニーニ1300円くらい

初ヨーロッパ・初イタリアなので、イタリア語で注文してみたくて、勉強していったフレーズ「こんにちはBuon giorno」「ありがとうGrazie」「これ下さいQuesto, per favore」「カードで払いますPago con carta di credito」を言ってみたら、普通に通じて嬉しかった。

初めてイタリアの人と、イタリア語で会話した。


パニーニを食べ終わった後、警官と名乗る若い男2人に話しかけられ、「パスポートを見せて」と言われた。

これ、外務省とかで注意喚起されてるニセ警官じゃん...

と思い、拒否した。

身分チェックのフリをして貴重品を盗む犯罪が
ヨーロッパで多発してる

でも、しつこくて全然離れてくれない。

「IDも拳銃も持ってるのに、何を疑うんだ」と言ってくる。怖い。
周りの人に助けを求める目線を送っても、誰も助けてはくれない。

「パスポートを見せないなら、もうセキュリティルームに連れていくしかない」と言われたので、みんなで空港のスタッフに助けを求めに行ったら、本物の警官だった。

👮本物警官「なんでこいつらこんなに頑ななの」
🙍スタッフ「ジャパニーズは警戒心が高いんだよ」
という会話をしていた。

いや、偽警官と本物警官の識別、難しすぎる...。

(パスポート提示は本物警官、クレジットカード提示は偽警官らしい。でも前者手法の偽警官も居そうだし、わけわかめ。)


そうこうしていたら、搭乗ゲートが閉まってしまった。
スタッフに相談しに行っても、まあ頑張ってくらいの感じであしらわれて、イタリアって冷たい…と思ってきた。

走ったら何とか間に合い、息を切らして着いた座席は、大盛り上がりイタリア人団体の中だった。

15人くらいいる

わざわざ有料で席指定したのに、一難去ってまた一難だ。
なんならパリピたちも「え、こいつ、誰?」と驚いてた。

空気のように過ごそうかな…と思っていたら、「何人なの?」「俺日本大好き!」「イタリアの歌知ってる?」と話しかけられ歌いかけられた。

「ヴォラーレなら知ってる(スーパードライのCMで使われてた曲)」と言ったら、

「「ヴォーラーレ!Oh oh〜!♪♪」」

とパリピ大合唱が始まってしまった。

あ、本場だ、と少し嬉しつつ、エアマイクを向けられるのでちょっと歌ったらウケてた。そしたらCAさんに注意された。

その後も、気遣ってなのかみんないろいろと話しかけてくれて案外優しかった。

ミラノのおすすめのピザ屋さんや、窓から見える山の名前を尋ねたら、「おーい、知ってるやついるかー」と、毎回誰かが誰かに聞いてくれた。

イタリアとスイスの国境にある山
モンテローザというらしい

そして、なんだこの山脈は。どこまでも水平に続いている。

雪と山肌のコントラストが鮮やかで、じっと見ると目に鋭く入ってくる。

飛行中はしばらくこの山脈が見えていた。

イタリアの国境は
ほぼ山脈であると知る
スイスのマッターホルンも見えた

そして、隣の席の人が「何か飲む?」と聞いてコーラを奢ってくれた。

お礼に、最近外国の人に向けて行っている漢字ネームを作って、ステッカーにして渡した。

持ち歩き用のプリンターで印刷

イスラム | 伊寿楽夢
コーラをくれた人。
アラブ出身で、ミラノ在住のピザ屋オーナー。
イタリアの「」と、1ヶ月後に結婚するらしいので「寿」の字を入れた。

シモーネ | 霜熱
いろんな友達と常に話していて、い人。
日本好きで、大トロを「オトロ」と連呼している。

今夜はみんなでバルセロナでパーティーらしい。
本物のパリピだった。


バルセロナに着いた。

パリッと明るい街並みで、気持ちが良い。

道は広く綺麗で、建物は古くてどっしりしている。

歩道と車道の間には木がたくさん植えてあって、
木漏れ日が穏やかに映る。

空には飛行機雲がよく落ちてる。

大通りの中央分離帯は広い歩道になっていて、
ベンチや小さな公園が設置してある
憧れの路地裏も

バルセロナの街は、建物がすべて四角の構造になっている。

宿にデッキがあり、この四角の内側をさっそく見ることができた。

洗濯物が干してあった。

石造り、カラッとした空気、洗濯物、最高だ。

「わーー」と言っていたら、スタッフの人が隣の部屋からデッキ越しに、「Do you like ?」と聞いてくれた。
「I love !」と応えた。


つづく

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