見出し画像

自殺したのに生きてたから言えること

②ではうつ病の中、コロナ禍での低血糖発覚、そして自分に向き合うまで

ということで、コロナに突入しながら反応性低血糖という診断をいただきました。

前回、ダイエット記事にてダイエットに励んでおりましたが
ダイエットしてるのに、低血糖からたくさん意味もなく食べしまったり、お腹空いてないのに血糖だけが下がってしまい、何か口にしないと・・という罪悪感。

外出先で、低血糖になったら何食べたらいいの?

ダイエットをしていく中で、途中体重が減らなくなる壁があるんですよね。
丁度7ヶ月後のことでした。

食べるものを減らしたい。でもご褒美に友達とカフェに行きたい。
でもそういう時に限って低血糖のような症状になる・・・

もう訳がわからなくなりました。
誰の言葉を信じて何を食べたらいいの?
ジムのトレーナーさん?Instagram?お医者さん?

こんなにも頑張って食事制限してるのに
体重も減らない。

ストレスに押し潰され、夜横になっても涙がつたってくる毎日。
眠れない、便も出ない、好きなように食べれない。

頭痛も毎日あり、頭痛薬を毎日飲んでアルバイトを頑張る日々でした。

友達も卒業してしまっているので周りにおらず
寂しさとひとりぼっちでストレスを発散できずにいました。

さらに!
職場でのいじめ。わぁーーーーーー大変!

食べないので、エネルギー不足から裸のまま倒れていることもありました。

あまりの辛さから逃れたくて、逃げたくて、どうしようもできなくて、
人生を終わりにしたい。

そう願って、申し訳なさいっぱいから睡眠薬を大量に飲みました。


よく自殺をするな、というけれど

弱い自分が悪いことはわかっているんだけど、
でもこの辛さから助けてほしい、耐えられない。
どうか私の逃げる選択肢を認めてほしい。

自殺を考え実行した時は
涙ながらに、そんなことを叫んでました。

そう。どうしようもなくて仕方がないんです。
もう自分の状況やストレスを言葉にする理性もないんです。

命の電話なんてもうかけられない心理状態でした。

ここまできてしまった経緯は
完璧主義で、弱みを他の人に見せることは恥だと、
低血糖で悩んでることを家族にも曝け出せなかったこと。

そして、いつも羨まれる私でいたかったこと。

この二つが私を縛り付けていたんだと思います。

綺麗事だけで生きていたかった。

恐らく、深い弱みを見せられない人間関係作りや世の悪を本当に理解しようとしなかった私の姿勢に問題があったのだと今は思います。


でも今の私から、その時の私に言えることは、
「しゃーないよね〜そんな辛い状況なんだもん。
そう思っちゃうのは当たり前だよ。
でもね、もうすこーーーしだけ
周りを見てみて。
あなたのことがだーいすきって言ってくれる人が必ずいるよ。今電話してごらん」


って温かく囁いてあげたいです。
上部だけで「大好き」って私が言ってる人ではなく
心から大好きって思ってもらっている人。

きっとすぐに駆けつけてくれると思います。
その人は来るのに何時間もかかって来てくれる人かもしれませんが
吹っ飛んで来てくれます。

人は愛されて生きているものです。
そして自分も誰かを愛しているのです。

まだまだ訓練が必要だけれど
「自分が幸せだな〜って思う時はいつ?」と毎日問いかけ
自分の「生きがい」を見失わないようにしています。

自分の苦しさや嫌なこと、我慢してることを
「無視してごめんね」って認めてあげること。
自分のネガティヴなところも受け止めること。

これが今私は一番大切なことであり、自分と一緒に一生付き合っていく方法の一つだと思っています。

睡眠薬を飲んだけれど
足りず、お昼過ぎに裸でベットで目を覚ましました。

「ああ、生きちゃったよ」

が同時に溢れました。
あんなに覚悟を決めたのにね。


それから我にかえり、お風呂に入りました。

何か私の中で変わったような気がします。
無表情になり無感情になり
全てがどうでも良く感じました。

お風呂入ってご飯を食べて、何もしない
ただボーっとしている日々です。

そんな中、母が来ることになり
外食先で、打ち明けました。

「私自殺してん」

母は黙ってました。ポツポツ話すうちに
この街さえも嫌いなこと、人生も嫌、家族も嫌い
無感情だった心に、悲しみが溢れ出しました。


そうして、母は私と実家に帰り
「私の好きなことを見つけて、しなさい。そのために支援はするから」

と言われ、何も考えられなかった日々をずーと過ごしていくうちに、
なんとなくポツポツと考えられるようになりました。

温泉に行きたい、といえば連れてってくれ
お菓子が食べたい、といえば買ってくれ
お好み焼きが食べたいといえば、作ってくれました。

そうするうちに
何かを忘れるたびに
何かできなくなるたびに
うずくまって泣き続けることが徐々に減っていきました。

ただ心が不安定で
手だけは常にさすったり動かしてました。
止まんないですよね。


そしてコロナが始まって来ました。
その中で、自分は低血糖のような症状だけれど本当にそうなのかな。
空腹時の震えや焦り冷や汗、怒りっぽくなること
などの症状が治るなら・・・と思い、検査入院してブドウ糖の付加試験を受けました。

当時この先生に出会えて本当に幸運でした。
今も見てくれていて、心の支えとしても相談に乗ってくれる方でした。

そして、完全に低血糖という判断はできない結果でしたが
インスリンの異常値、糖尿病に近い高血糖値から
「反応性低血糖」という診断をされました。

でも、すぐに、じゃあケーキも食べず、糖分しっかり管理して
規則正しくなんてできませんでした。

まずはできるところからと、
規則正しい時間に食べること
お野菜を食べること
ゆっくり噛んで、味を楽しむこと
ストレスをなくすこと
食後散歩をすること
3食食べること

でも
体調が悪くて、頭が痛い時、食欲がない時
無理して食べないことも大切なことでした。

無理して同じ時間に詰め込むと
気持ち悪くなって、自律神経が乱れ
その後夜眠れなくなり、イライラしやすくなることが分かりました。

そうすると血糖にも体にも負担をかけやすくなる。
隣にいる人は、低血糖が心配で
食べた方がいいんじゃない?食べなくていいの?と聞いてきますが
ここは体の信号を一番に感じ取ることが重要です。



食べる際には
目を閉じたりして、味わうことがこの上なく血糖には良かったです。
頭に、「私は食べてるんだよ」と認識させてあげることで
食べ過ぎ防止になりました。
食べ過ぎてしまうと血糖値が上がりやすくなり、下がりやすいようです。

つまり、ストレスによって
食べ過ぎてしまったり
「高血糖にさせたい」という欲求が出てしまうので
ストレスを溜めずにいることも大切です。

なので規則正しく寝ることも
私にとって、とても重要でした。

でも、生活内に必ず必要な「食べること」に
制限され、
何を食べることが自分の体に合うのか、
分からない。

そして心の痛みとも付き合わなければいけません。

毎日が戦いでした。

だけど

「自分が好きなものをできるだけ食べること」

を意識し、自分の喜びを大切に大切に毎日を送っています。


それは
ケーキやお菓子などを食べない代わりに
好きな果物・旬のお野菜・新鮮なものを取り入れることでした。

コロナで外食を制限されていたので
外食が無かったのもとても良かったです。

また、イタリアに住んでいたこともあって
香料を使うことも良かったです。

塩分だけではなく
塩分が入ってない調味料でお食事を作ることは
味や香りで頭を刺激させ、より「味わうことへの楽しみ」が
増えたように思います。

田舎でしたので
自然を感じた散歩を取り入れ
食後の血糖値上昇を緩やかにし

四季を感じ、川の流れを聴き、空の移りゆく流れを吸う。

そうした試みが
心の健康にも刺激し本当に少しずつ少しずつですが
より良い方向に向かっていきました。


自殺から丸3年。
少しずつ夢を持つことができるようになり
大切な人を大切にするために
自分の機嫌をどう取るべきなのか、を考えられるようになりました。

低血糖や心の不調で
大切にしている人に対して当たり散らしてしまうことは
私にとって不本意であり、自分が人を傷つけてしまったことにさらに傷つき、落ち込み、
「どうして上手く生きられないんだろう。」と、
「こんな私はいない方がみんなにとっていいんじゃないかな。」
「どうして生きているの」

そう思ってしまい、食事ができなくなる。そうすると誰も幸せじゃないんですよね。
そうした時間を少しずつ減る傾向が出てきたように思います。


今は自殺から丸4年。
今度は、自分の体調を一番に理解することが求められ
自分が食べやすい分量を把握し
「我慢してケーキを食べない」ではなく
「体が辛くなるからいっか、それよりもトマトが食べたいな」
と思うようになってきています。

もちろん4年経った今でも
泣き崩れ、母に支えてもうこともあります。
抱きしめてもらい、手を握ってもらい、
「生きようよ」と踏ん張ることもあります。

自殺の傷は
「私」を作るパーツの一つをして
一生持って、人生を歩むんだと思います。




そう、今だから言えることかもしれません。
当時は「辛い」しかありませんでしたが、
こうやって自分の体調と向き合うことができたこと
私のことを本気で心配し、助けてくれる人が誰なのか
わかって、今はそれを大切にしようと、大切にしたいと、
人生に温かい気持ちが溢れる毎日を送ることができています。


泣き崩れてしまった時
ものを投げずにいられない時
死にたい時
「死にたい」と叫ぶ時
何かを壊さないといけない衝動に駆られてしまった時
涙が止まらない時
自分を傷つけたい時

そんな時はどうぞ
あなたの大切な人から強く抱きしめてもらってください。

「こんなやつにわかるもんか!」
と思うでしょうし、言ってしまうでしょう。

でも抱きしめてくれる人は何も言わず、ただ抱きしめてあげてください。
きっと抱きしめてくれる人も
狂いそうな自分も
どちらも傷ついているかもしれませんが

大切にしたい気持ちは心の底に必ずあるので
引き出してあげてください。
そして乗り越えられることを信じてください。

次回は最終編③少しずつ慣れてきた私がさらに発見したこと
になります。

自分の辛さを無視しないでくださいね!
ここまで読んでくださった方、きっとお辛いこともあると思います。
心から癒してあげてくださいね。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?