フォローしませんか?
シェア
唐仁原昌子
2024年3月14日 23:00
先日スーパーでこんなものを見かけた。毎度突然だが、そのときの私の話をしたい。「すぐき」とは、漢字で書くと「酸茎」のこと。「すいくき」と読むこともあり、今でいうお漬物の一種を示す。私が、その単語に初めて出会ったのは「沙石集」だったと思う。かつて私が高校生だったとき、何かしらの過去問の一題に「沙石集」が取り上げられていた。ある種のオタク心に火がついて、無駄に語ってしまいそうになるの
2024年3月7日 23:02
いやほんと。「普通」って難しいよね。不意にそんなことを思う木曜日。エッセイとしつつも、今日は特に取り止めのないお話なので、いつもよりゆるりとお付き合いください。この、「他と特に異なる性質を持ってはいないさま」ってところが、今回の話のキモになる部分だ。なろほど、「普通」という感覚や価値観、判断基準は「他」という比較対象があって、初めて成立するものなのだなと、改めて知る。言うなれば、
2024年3月6日 21:53
私は、よく言葉につまずく。本当に些細な言葉や言い回しでも、一度気に掛かってしまったら、言葉そのものの意味を改めて調べたり、品詞や文法まで掘り下げたりするようなことが、ある。些細なものに引っかかって、一人悶々とその言葉や用法を確認して、自分の中にある正解と、しっかり照らし合わせて噛み締める。そういうことが、よくある。もはや癖になっていると言ってもいい。「一番最初に──」にもつまずい