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【第7回】納屋の解体

前回はこちら↓↓
https://note.com/m20_kominka/n/nac35c528f044

島根県東出雲町、古民家&畑の再生PJ。
前回は、冬から春にかけての剪定の話でした。その後春を迎えてからは草刈りや裏山の伐採が続きますが、3月には納屋の解体を行いました。
廃墟感のシンボルとして、毎回少しずつ崩れていた納屋、ついに解体です。

3月の晴れた週末、納屋解体の日が来ました。
この納屋は昭和3年2月の登記となっているので1928年、築94年ですね。
90年以上経ってますが、結構頑丈な作りで、冬の間は軒下で風をよけて休んだりコーヒーを沸かしたり重宝してましたね。でも毎回行くたびに新たに瓦や壁が落ちていて、雪や雨が降るとデンジャラスな感じで。
しかも崩れると電線とNTTの光回線を巻き込む可能性が高く、賠償とか本当にやばい話になるので早く解体をしたいと考えていました。

ということで、費用も掛かりますが、解体屋さんに依頼し、2階建ての納屋の解体と、納屋・母屋内にある自販機その他諸々の廃棄を行いました。

早朝から解体屋さんの車輛が続々と
この日は積み込み

乗り込み初日ということで、最初に四隅に塩とお酒でお清めをしてから、まずは納屋の中の物品の搬出。

内部は昭和3年のまま
これも昭和初期な感じ

解体屋さんが上がっていたので、恐るおそる、納屋の2階に初めて上がり。
昭和3年、すごいです。

翌週には足場が組まれ、解体開始。

足場に覆われて
同じ日の夕方にはもう解体されて
翌週は雨の中解体・分別が進んでいます
開始から2週間で解体完了
崩れていた母屋の台所と風呂場も解体して仮養生

約2週間で解体と廃棄物緒撤去が終わり、納屋があった場所は広い土間になりました。
廃墟感満載だった母屋も台所の屋根壁と風呂場も解体して仮養生。
この後大工さんに壁工事を行ってもらいます。

4月に入り、完了確認で現地に行くと、これまでと全く違う風景に。

納屋が無くなると存在感が増した石垣
今までにない開けた景色
ドロドロだった広場には砂利を入れてもらい
広い土間と広場ができて、中海が見えて

砂利が入った広場はこんなに広かったかーと思うほど広く、納屋跡の土間はBBQができるスペースに。向こうには中海と大根島が見えます。
すごい開放感だ。

台所も廃棄物を搬出してもらうと見違える感じに
解体前までこんな感じだった台所がきれいになって。

Before 台所外側
Before 台所内側
After 上がり框が見えて。囲炉裏も復活したい。


中も外もキレイになって、次のステップが見えてくる。
春までに母屋と納屋を何とかしようという計画通り、3月までに第1ステップが完了。
これから秋にかけて、仲間と共に、農作業とDIYを進めるワークショップ、農作業体験ツアーやワ―ケーション施設としての整備を進めます。

この日は桜が満開。
作業の後、お隣の枝垂れ桜までお散歩。

こんな景色に囲まれて。
空が広くキツツキが巣を掘る音が聞こえて。
春だねー

お隣さん、満開の枝垂れ桜
畑の向こうに中海と大根島

古民家&柿畑再生、まだまだ続きます。
See you next 

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