【第6回】古民家&畑★冬の剪定
前回はこちら↓↓
島根県東出雲町、古民家&畑の再生PJ。
前回は、1日で母屋の粗大ごみを1トン搬出した話を書きましたが、冬の間も柿畑の剪定は続いています。
1月はまとまった雪が積もる日もありましたが、2月に入ると陽が差せば少し温かく。そんな2月から3月にかけて、枝や芽が成長を始める前に、枝の剪定を行いました。
地元の仲間やご近所さんにも手伝って頂き、約25本の剪定を進めていきます。
ご近所さんに習いながら、前年に伸びた枝を剪定していきます。
長年そのままになっていたため、どの木もあちこち伸び放題、魔女の木みたいになってますね。。。
脚立に乗り、上に伸びた枝や、重なる枝を間引いていきます。
剪定しては、脚立を動かし、木の周りを1周し。次の木に移り、また脚立を立てて剪定して。
これを繰り返した後、切り落とした枝を拾い集め、両手両脇に抱えて引きずって、一か所に集め、それを何十回か繰り返して。
雪が積もっていても、脚立に乗ると地面から遠ざかるため少し足元が温かくなりますが、ふと顔を上げると雪がしんしんと降っていたり、ときおり吹き付ける北風が...やっぱり寒いですわ...
1月から3月にかけて、こんな感じで冬の剪定を進めて。
私が行けない週末は、地元の仲間やご近所さんに手伝っていただき進めていたところ、丁度よいタイミングで「剪定講習会」があったので早速参加。
県の農林水産振興センターより講師の方が来られ、地区の集会場で講習を受けてから、畑で実技指導を受けます。
講習を受けて、記憶が新しいうちに実物でトライ。
この畑は何年も伸び放題だったため、樹勢を復活させるために、お向かいさんがチェーンソーで大胆に幹を切り、大きく形付けをして頂きました。
なのでそこから不要な枝を落として剪定をしていきます。
また、木の樹皮も長年放置されていたため、カサブタみたいにガサガサになってました。
こういうのは害虫が入り込み卵を産んだりするので、数年ごとに皮を剥いていくんだそうです。というわけで、仲間とカリカリ皮を剥いていきます(というかほとんどやって頂きました...)。
皮剥きをした日は、作業を終えて風呂に入るとき、頭や耳や服の中、いろんなところから樹皮のかけらが出てきて(笑)。
そして3月にかけて、山のようになった剪定枝を燃やしていきます。
この地域では「くよし」と呼ばれている。
剪定するたびに寄せて、小さな小屋くらいの高さに積み上げたくよしの山が最終的には3山でき、これを毎週のように処理して。
来る日も来る日も、天気が良くて風がなければ「くよし」を続け、燃やし切るのに5月のGWまでかかったな。
少し前まで、遠くから香る「くよし」の煙を感じると、地元に帰ってきたなーと感じクルマの窓を全開にして匂いを嗅いでたりしました。今回、一気に数年分まとめて剪定して燃やすと、さすがにくよしにも慣れてきましたね…。
燃やすのが大変なので切って集めた太い枝は、BBQをするのにちょうどいいサイズ。
これから温かい季節になって、人が集まったら毎週BBQをやろう。
気が付けば陽光が少し暖かくなり、周りの畑では肥料の準備が始まった。
草の色が濃くなって、春が近いことを感じる。
次回はいよいよ納屋の解体です。
古民家&柿畑再生、まだまだ続きます。
See you next