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ヴェルレーヌ「夜の印象」(フランス詩を訳してみる 40)
Paul Verlaine (1844-1896), Effet de nuit (1866)
(堀口大學の訳を参考にした。)
ヴェルレーヌの第1詩集『土星人詩集』Poèmes saturniens の「銅版画」Eaux-fortes という章に収められている一編です。
ジャック・カロの連作銅版画『戦争の惨禍』、特に「絞首刑」に影響を受けた可能性があると言われています。
カロといえば、アロ
ヴェルレーヌ詩集(未完) 目次
これまでフランス語やドイツ語の詩の翻訳をしてきましたが、中でもヴェルレーヌの詩が多くなってきました。はじめの5つの詩集に収められた作品だけでもいつか網羅したいという思いを込めて、穴だらけの目次を作っておくことにします。
Poèmes saturniens/『土星人詩集』(1866年)Les sages d’autrefois
Prologue
MELANCHOLIA/憂鬱
I. Résign
ヴェルレーヌ「諦め」(フランス詩を訳してみる 39)
Paul Verlaine (1844-1896), Résignation (1866)
(薄井歳和の訳を参考にした。)
ヴェルレーヌの第1詩集『土星人詩集』Poèmes saturniens で、2つの序詩に続く「憂鬱」Melancholia という章の最初におかれた詩です。伝統的な4行・4行・3行・3行のソネ(十四行詩)をひっくり返した sonnet renversé という詩形で書かれ
ボードレール「通りすがりの女に」(フランス詩を訳してみる 37)
Charles Baudelaire (1821-1867), A une passante (1855)
(馬場睦夫、堀口大學、鈴木信太郞、金子光晴、高橋邦太郎、矢野文夫、佐藤朔、大宰徹雄、村上菊一郎、齋藤磯雄、福永武彦、粟津則雄、阿部良雄、安藤元雄の訳を参考にした。)
初出は1855年で、後に『悪の華』第2版(1861年)に収録されました。
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レオ・フェレによるシャンソン(1967
ヴェルレーヌ「秋の歌」(フランス詩を訳してみる 36)
Paul Verlaine (1844-1896), Chanson d'automne (1866)
(上田敏、永井荷風、川路柳虹、竹友藻風、堀口大學、松山敏、金子光晴、中込純次、窪田般彌、橋本一明、薄井歳和の訳を参考にした。)
上田敏の『海潮音』(1905年)における翻訳があまりに有名なので、これも引用しておきます。
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非常に多くの作曲家がこの詩に曲をつけています。
まずはフラン
ヴェルレーヌ「しずむ陽ら」(フランス詩を訳してみる 34)
Paul Verlaine (1844-1896), Soleils couchants (1866)
(川路柳虹、堀口大學、松山敏、鈴木信太郎、金子光晴、橋本一明、野村喜和夫の訳を参考にした。)
『土星人詩集』(Poèmes saturniens)の「悲しい風景」(Paysages tristes)からの1編です。
「しずむ陽」といえばふつうは夕方ですが、この詩では1行目にいきなり「夜明け
ヴェルレーヌ「Nevermore」(フランス詩を訳してみる 32)
Paul Verlaine (1844-1896), Nevermore (1866)
(永井荷風、川路柳虹、堀口大學、鈴木信太郎、中込純次、橋本一明の訳を参考にした。)
ヴェルレーヌの処女詩集『土星人詩集』(Poèmes saturniens)からの1編です。
タイトルの Nevermore は、エドガー・アラン・ポーの詩「大鴉」(The Raven, 1845年)から採られました。
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ラヴェル「三羽のきれいな天国の鳥」(フランス詩を訳してみる 31)
Maurice Ravel (1875-1937), Trois beaux oiseaux du Paradis (1915)
第一次世界大戦中の1915年に、モーリス・ラヴェルが『3つの歌』(3 Chansons)の第2番として作詞作曲した合唱曲です。
ヴェルレーヌ「苦悶」(フランス詩を訳してみる 30)
Paul Verlaine (1844-1896), L'Angoisse (1866)