アキモト

アキモト

最近の記事

最近思ったこと

数年前、息子は「学校に行かない」と自分で決めた。 「あそこは自分のいるべき場所じゃない」とはっきり言葉にした。 私達は慄いた。 とにかく自分自身が納得出来ない事は絶対にやらない。 逆に納得のいく事はとことんやる。 今は自分で決めたフリースクールに通っている。 体調不良以外で休んだことがない。 そして何事も自分の頭でしっかり考え、自分で決める。 誰かの答えに委ねる事はない。 何か疑問があれば、その問題について自分の頭でしっかり考える。 「学校に行かない」と同じくして、「髪

    • 弟が逝った

      弟が44歳で亡くなった。 半年前から具合は悪かったが回復して、自分の足で歩き、ご飯も食べるまでに元気になっていた。 一安心していた矢先、再び緊急入院し、その1ヶ月後に逝ってしまった。 弟は生まれつき重度の障害があった。 五体こそ満足ではあるが、知的レベルは0歳児。ダーダー、ワーワーと言った発声はあるもコミュニケーションは全く出来ない。 …出来ないと、姉である私はずっとそう思っていたが、母は違う。 「そうなんか、〇〇したかったんやなぁ。ごめんなぁ」 「美味しかったんかぁ!また

      • ネガティブめ!この野郎!

        ネガティブです。 気にしいです。 先週日曜日に超ポジティブガールに悩みを聞いて貰ってると、ガールが爆笑しながら。 「その悩み、ムダー!!ムダな時間過ごしてんなー!!悩みとか不安とかムダやからっ!」 …、と。 その悩み。 どんな悩みかは忘れたけれど、すごく深刻だった…、ような気がする。 悩む、不安はムダ。 人生で初めて言われた、正直。 日曜日に言われて、月曜日は何か分からないけれど肉が食べたくて、1人でステーキを食べに行った。 ムダ。 ムダって、どういう事?

        • この時期になると

          この時期になると思い出すのは息子が不登校になってからのこと。 息子は3年前、小学校1年生の5月で学校に行かないと決めた。 早っ!? えー!!不登校、早っ!! これが一番最初の正直な感想。 不登校って、中学生くらいからとおもてた… 息子は何か「不登校」とか、そんな社会との隔たりみたいな危うさみたいな雰囲気を幼稚園の時からプンプンにおわせていた。 だから、いつかそんなことが起きるだろうなと一抹の不安はあったが…小1て、早っ!! おもてたより早かったなぁ… 何故無意味

          嗚呼、憎き「気にしい」

          「気にしい」が私を支配しやがる。 もう腹が立って、腹が立ってしょうがない。 この間は嫌な「ママ友」(全然「友」じゃないけど)、今は職場の「私を嫌っている人」。 「他人に嫌われても何も変わらない」とこの間気付いたけれど、どういう訳か今は気になってしょうがない。 したり顔でそんなエラそうな事をほざいたけれど、所詮は生まれながらにしての「気にしい」の私はちょっとやそっとで、無くなるわけがない。 また職場で冷たくあしらわれた。 また「ママ友」と不意に車ですれ違った。 …そんな些

          嗚呼、憎き「気にしい」

          他人に嫌われても何も変わらなかった

          「他人に嫌われるのが怖い」 本当に怖い。 他人に嫌われると、自分が価値ない人間だと思えてならない。 もう辛くて、世の中全てが私を見捨てるんじゃないかと思ってしまう。 間違いであることは百も承知だ。 でも、そう思わずにいられない? それがだ。 それは違うんじゃないかと思えてきた。 私を嫌いな人と一緒に仕事をしている。 その人は明らかに私の事が嫌いだ。 明白。 思い込みではなく。 ネガティブ思考ではなく。 素晴らしく嫌いなのだ、その人は。 そんな人がいるだけで、その職場を辞

          他人に嫌われても何も変わらなかった

          老熟した愛

          父が完全にボケた。 今はトイレも分からない、ご飯を食べたのも覚えてない、うんこだだ漏れ、30年前に亡くなったおばあちゃんが見えたり。 マンガとかに出てきそうなボケ方。 もともと父は小ボケていた。 牛乳は食いもんやから噛まなあかん!って言ったり。 言うた矢先に、グイグイイッキ飲みしたり。ゴボウは小魚や!って言うてみたり。 言うた矢先に、小魚が畑でとれるかー!と自分でツッコんでみたり。 でも、一生懸命働いて何不自由なく私と弟を育ててくれた。 お父さん、ありがとう。 徘徊や

          老熟した愛

          他人に嫌われるのが怖い

          私は他人に嫌われる事がすごく怖い。  怖くてたまらん。 一人でも嫌われたら、私には価値がなく一生孤独で誰からも相手にされないと思ってしまう。 途端に自信がなくなり、他の人に出会っても「こんな私と話させてしまい、申し訳ない」と、引け目を感じる。 だから、とにかく出来る限り嫌われないように生きてきた。 それが、もう疲れてきた。 嫌われないように振る舞うことも、好きでもない人と仲良くすることも、笑いたくもないのに笑うことも…全部が邪魔臭くなってきた。  正直しんどい。 嫌わ

          他人に嫌われるのが怖い

          息子について

          9才の息子は面白い。 息子は比喩や場の空気を読む事が苦手。 嘘もつけない。 社交辞令なんぞもってのほか。 だから、そばにいると息子の言動にドキドキする事がある。 今年のお正月、お節のお重をあけると姑が息子に「わぁ!立派な海老やなぁ。ピョーンと飛んでいきそうやなぁ!」と嬉しそうに言っていた。 それを聞いた息子は即答する。 「死んでるやん」 息子は首を傾げ、頭上に???が羅列していた。 息子は穏やかに語りかけるように言う。 「おばあちゃん、海老死んでるで。だから、飛ぶ訳な

          息子について

          色んな愛がある

          優しくて、美人で頭の良い友人がいる。 15年以来の付き合いだ。 知識豊富で好奇心旺盛な彼女は話もむちゃくちゃに面白い。 ただ、彼女はとんでもなく自分に対してネガティブだ。 謙虚のレベルを突っ切っている。 そんな彼女に私は思った事を口にしてしまう。 「優しい!」 「むっちゃキレイ!」 「ほんまに頭が良い!」 「スタイル良すぎ!」 その都度、彼女は申し訳無さそうに苦笑いしている。 いくら私が賞賛しても彼女は、「いや、私なんか…」を繰り返す。 彼女の夫は有名国立大学出身

          色んな愛がある

          「さちこ死ね」

          「さちこ死ね」 ご存知だろうか? 怖い話?都市伝説?…そんな類のやつ。 私が聞いたのは30年以上前。 いつ、誰から聞いたか分からないのに、話を聞いたその瞬間から脳裏にベッタリと張り付いている。 あたかも私が経験したかのように鮮明に張り付いている。 私の脳内にある話はこうだ。  さちこはお父さんとお母さんと幸せに暮らしていた。 そんなある日に悲劇が起きる。  不慮の事故からさちこを守る為にお父さんが身代わりになって死んでしまう。 それからはお母さんが死物狂いで働き、さちこ

          「さちこ死ね」

          正しさより納得

          最近は正しさより自分が納得出来る答えを探すようになった。 突然ですが、「私、HSPです」。 HSPというと、なんだか今の流行りに乗っかってるみたいですが。 私、HSPです。 HSP(Highly Sensitive Person)とは、感覚が敏感で、刺激を受けやすいという特性を生まれつき持っている人のことをいうそうで。 私は特に対人関係で目立つ。 他人との心の境界線が薄く(低く?)、相手の感情の影響を受けやすいタイプだ。 友人が「げぇー!雨やん!最悪やわ」と叫ぶと、

          正しさより納得

          生気のあるLunch

          週に一度だけ営業されるハンバーガー屋さんに行ってみた。 我が家ではハンバーガーといえば、ファーストフードの帝王Mか日本発祥MかKーネルおじさんだった。 なので、ハンバーガーに800円以上出すことに抵抗があったが、こちらは1200円。 平日一人を良い事に贅沢をしてみた。 開店前にも関わらず列が出来ていた。 テイクアウトのみ。 11時開店。 お客さん一人ずつ丁寧に注文を聞いて作って出す。 それまで次のお客さんは待つ。 決してFastさはない。 注文を取る時の対応と調理時

          生気のあるLunch

          ADHDでASD傾向な私

          発達検査を受けた結果、上記題名通りの診断を受けた。 お医者さんから優しく「これら特性を持ちながら、今まで本当に頑張ってこられましたね」と言われた。 バックに一青窈のハナミズキあたりがかかってる感じの感動的シーンだった。 今まで要領が悪かったり、皆が普通に出来る事が出来なかったのは頭が悪いせいだと思っていたら、IQテストの結果は日本人平均のど真ん中だった。 自動車学校でも散々だった。 優しい初老の教官が根気良く教えて下さってたが、最終的に「ふざけたらあかん!死ぬで!」とブ

          ADHDでASD傾向な私

          父ボケる

          先月、母から「お父さんがおかしい。元々おかしいんやけど、それ以上におかしい。」と連絡があった。 母が仕事から帰宅すると、下半身真っ裸でソファーに座っている。 理由を聞くと、「アレがソレや…アレや」阪神タイガース優勝前だったので、そのネタを被せてるのかと思ったら、待てど暮らせど「アレが…アレが…」しか言わない。 動きが緩慢で反応が鈍い。 便も尿も失禁しているのに着替えようともしないどころか気付かない。 母は父について説明する前には必ず、「元々おかしいんやけど」と付け加える。

          休日の過ごし方の話

          「アナルキャンディーで肛門攻めてましたー♪」 人間関係において、その人をその人のまま受け入れる事を信条にしている。 去年くらいから。 …浅っ。 以前は色々とジャッジして何かを提言したり諭したり、ある時は褒め称えたり労ったり…要は「いらんことを言う奴」だった。 それが色々あって、色々学んで、色々痛い目にあって…やめた。 人には色々あるのだと遅ればせながら知った。 そもそも私は他人の人生に責任を負えないし、負う必要もない。 それならば…負えもしないのに迂闊な事を言ってはいけ

          休日の過ごし方の話