拝啓 Nユウスケ様
こんにちは。
新しい職場環境はどうでしょうか。
とてもハードであると聞いています。
辛いですよね。
乗り越えろ!
なんて一方的に言われても萎えますよね。
そこで1つ下記の提案はどうでしょうか。
あなた主催の合同コンパを開いた日。
それをあなたの入社日とする。
あなたは会社の女性を誘った合同コンパを。
僕は伸び切った髪の毛を。
互いに成長した姿で、会えたらいいですね。
これまたベトナムの850円のベッドからの思い付き妄言でありますが、この夢はあなたも私も愉快になります。
頭の隅のゴミ箱付近にでも置いておいてくださいませ。
あなたはよく、
Tinderのすゝめを説いてくれます。
Tinderとは。
Tinderの素晴らしさ。
Tinderは課金すべし。
Tinderで位置情報を変えて
遠い地域の人とマッチする裏技がある。
結局、僕は旅立ちの前Tinderで
異性と会う事はありませんでした。
写真数枚からしか情報を得られない
見ず知らずの異性に会う。
その恐さもありました。
また、はじめて会う人との、
つまらないかもしれない時間より
絶対的に楽しい時間を優先してしまう僕もいて、
ワンピースをまた1巻から読もう。
河川敷で自転車を漕ごう。
お気に入りのハヤシライスを食べよう。
積読してある本を読もうとしよう。
友達と飲みにいこう。
それらの時間に充ててしまう僕がいました。
Tinderのすゝめを半ば無視していました。
申し訳ないと思っています。
ハノイもだいぶ歩き回った頃、
もう少し現地の人々と関わりたい。
どうしたら交流できるのか。
そこで思い出したのが、あなたのすゝめです。
ありがたい事に課金なしでけっこうマッチしてくれるベトナムの方々。
Japanていい国なんだなぁと歴史も知らない、教養もない僕はTinderを介して感じます。
食事しました。
カラオケバーの子でした。
集合場所がなんと日本食屋。
予期せぬタイミングで寿司などを口にしてしまいました。
帰国して、うおーーー何百日ぶりのトロ!みたいな状況を打ち壊されてしまいました。
彼女は気を遣ってくれたのかもしれないけど、
僕はベトナム料理大好きだよ。
支払いは僕。
当たり前だけど、だけど。
旅人には、優しくしてくれるのかな?
とか夢見ていてはダメですね。
気をつけます。
その後は、そう、私のカラオケバーにいこよ。
「いやお金がないんだ
カードがあるでしょ、レッツゴー
「ソーリー、ノーマネー
その繰り返しです。
正直、Tinderのすゝめを恨みました。
けど可愛い。
揺れました。
同じ轍は踏まない。こらえましたよ。
転んでもタダじゃ起きない男。
自分で言ってしまいます。
翌日、別の方に出会いました。
ホワンキエムという大きめの湖で集合。
屋台に入ってフォーを食べました。
ベトナム語、英語、日本語が話せるようです。
すごい。
ベトナムでは若い世代の方たちは基本的にベトナム語と英語が話せます。
教育が重い。と言ってました。
表現豊かで僕より日本語が上手です。
マーケティングの仕事と、日本語を教える先生をやってるらしいです。
すごすぎる。
僕は無職だよ!と笑顔で言いました。
成長ですね。
フォーを食べた後はレストランに。
お酒を飲みました。
カラオケバーの子じゃなくって、よかった。
ベトナムの教育から、生活から、仕事から。
彼女の話をひたすらに聞きました。
特に興味深かったのは、ベトナムは会社に仮眠室があって、お昼くらいに1時間半くらい寝るのだとか。羨ましい。
お酒をたくさん飲みました。
ナイトマーケットを現地の女性と歩けて幸せです。
荷物も持ちました。
幸せです。
ベトナムに来て、女性の荷物を背負っている。
おもしろくて笑ってしまいました。
また、ベトナム語を一つ教えてもらいました。
cái này bao nhiêu
これいくら?
夜店を冷やかしながら、カイナイバイニュー?
覚えたての言葉を使って彼女と微笑みます。
もう慣れた彼女にとっては、
僕が渋谷を歩くみたいなものなのかな。
でも、あぁ楽しい。
ナイトマーケットはやっぱり誰かと行くのがいいのかもなぁ。と思います。
一緒に歩いてくれて、ありがとう。
と思いました。
もうハノイに着いてだいぶ時間が経ちました。
そろそろ移動しなければと思います。
ニンビンからダナン、ホーチミンへと向かっていこうと思います。
そして、最後にお伝えしたい事は、下記となります。
我ハノイ到着セリ
敬具
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