介護事業を20年経営して思うこと Vol.18
株式会社北陸福祉会 専務取締役の高澤 由香里と申します。
今回のテーマは、「穏やかな日々の裏側にある介護」です。
当社は、富山県高岡市・砺波市・南砺市にて、
グループホームやデイサービス・小規模多機能型居宅介護事業を、
20年運営しております。※当社HPはこちら
介護事業の経営はもちろん、介護現場に私も出て
日々入居者様とかかわってきた中で、
いま思うことを綴りたいと思います。
特に読んでいただきたいのは、
これから介護職を目指す方と
今まさに介護職に就いている方々です。
介護の仕事というのは、本当に正解がないからこそ
それがヤリガイでもあり、時には悩みの種にもなります。
入居している利用者様は慢性的な疾患をもつケースも多く、
職員は命に向き合うこともあります。
それだけに、自分の対応に不安を感じたり、
自分自身も体調が万全でない時には
心配が大きくなることもあります。
そんな職員たちの気持ちはよくわかるので、
「私自身がお風呂とトイレに入っている以外は、
どんな時でも絶対に電話に出て相談に乗る」と
皆に伝えています。
立ち止まっても良い
ある利用者様は血圧が低下しフラフラしていました。
医師の処方した薬をきちんと飲んでいるのに、症状が回復しない。
そんな状況に不安を感じた職員が早朝私に連絡してきました。
利用者様想いの職員だから、少々焦ってもいました。
「落ち着くまで体を温めてみましょう。
手や足がきちんと動いているか確認を」
こうして指示を出し、職員にも落ち着いてもらいました。
季節の変わり目には、利用者様は風邪をひいたりして、
食事量が減ったり、いつもと違う行動をするケースがあります。
体温調整がうまくいかない方もいます。
こうしたサインは実はよく見れば出ているのです。
「いつもと違ったら焦らずに一度立ち止まって対応を考える、相談する」
これが大事です。
何もない日は穏やかに過ごし、
でも何かあった時には
職員にとっていつも手の届くところに
「絶対にいるよ」という私でありたい。
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当社では、「職場の仲間と利用者様を大事にする」という考え方に共感いただける方と一緒に仕事をしたいと考えています。ご興味を持っていただきましたら、一度お話ができたら嬉しいです。
就職・転職を今すぐ考えてはいないけれど、共感できるという方もぜひご一報ください。
下記の採用サイトからエントリーいただいても、直接お電話をいただいても構いません。TEL: 0763-22-1777(ニシヤチまで)
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