記事一覧
女たちの友情 クロネコ編
あたし彼に利用されているだけだってわかってるんだよ。
私はあなたの彼女じゃないほんとにわかってる
地上へあがると
先程、振りだしたあめとおぼしきまだアスファルトの匂いがのこっていた
準備が得意ではないけれど傘だけはきちんと持ち歩くんだ
突然のあめに困惑する人らをを尻目にそそくさとすこし照れ臭く傘をひろげ歩きだすわたし。
明日 誕生日をむかえる
最近はちょっと会社からも後輩からも信頼されて
5(00
えんかえしてりほしいわ
午前3時と午後八時の夏
銀色に輝く月がみたかったんだけど、こたびの晩は幾重かに薄い幕が張ったようなまた円でも欠けでもない風流と言えば風流なような
(わたしの記憶では琳派のような美しさであったがだれもそんなこと気にもとめない様子で実はそこに驚いてしまう)
翔子はその月が、まだ暮れきっていないのかとおぼしき闇いろの間から明るい闇いろがそこだけ透明感のあるコバルトブルー色になっていて
対比かのように金色ジャガイモスライスをカ