女たちの友情 クロネコ編
あたし彼に利用されているだけだってわかってるんだよ。
私はあなたの彼女じゃないほんとにわかってる
地上へあがると
先程、振りだしたあめとおぼしきまだアスファルトの匂いがのこっていた
準備が得意ではないけれど傘だけはきちんと持ち歩くんだ
突然のあめに困惑する人らをを尻目にそそくさとすこし照れ臭く傘をひろげ歩きだすわたし。
明日 誕生日をむかえる
最近はちょっと会社からも後輩からも信頼されていてそんな自分があこがれていた自分になれているようなきがしている。
カランコロンカラン
ただいまぁ
もう 裏からあがんな
8才年上の姉とのテンプレ的なやりとり
わたしはわざと店をまわってはいる
と言いたいところだが帰り道完全にこちらからあがるのがはやいのだ。
姪っ子の花怜は来年小学生になる姉は出戻りなどではなくむしろわたしがこの家に居候しているようなそんな感じだ
義兄は幸いわたしのタイプなどではまったくなくその安心感からかアパートを借りようなんてそんな気にもならなかった
姉も子育てしながら店をするのにわたしが重宝するようで追い出すようなそぶりもない
やまから帰った黒猫があたしのベットの上で休んでる
はっきりいって迷惑だマダニなんかつれこんでいないかいちいちチェックしなきゃならないから
わたしは猫を力づくでひっくりかえしまず腹からのみがはってないかお尻のあなふきんもくまなく確認をする
どうやら連れてきてはなさそうだ
わたしはようやく自分もベットに仰向けにねころがる
猫もこころなしかホットしたようすでわたしのご機嫌をとるように甘えた声でよりそうのだった
ちくん
げっ
つれてきてんじゃん
クロネコめ
お仕置きしなきゃだな
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