御殿山みなみ

インターネットで短歌をしています。「えいしょ」同人所属。

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短歌連作サークル「置き場」第0号のこと

ド直球すぎて笑った。他にも選択肢あったろ!笑 いや、ぜってー許さねー! ということはまったくなく、面白いことをやっていただいているなというのが本音です。 相談も会話もないというのは事実で、藤井さんがこういうことをやろうかなとXでポストしておられるのにいいねした記憶はありますが、ほんとそれだけ。 ただ、もしお伺いを立てられたとしても、要らないです好きにやり倒してくださいと答えていただろうから、僕のことをわかってくださってるなと思いました。 インターネットで短歌をやるだ

    • 短歌連作「12月 雑感」

      じゃないもの 枯山水のレシピとか 冬の真昼の帰り道とか 足元もスマホも見ずに変わってる青信号に気づかないとき 手袋のまま蝶結びは無理だけど試すだけ試した冬の朝 足元をすくわれるって紐なのか鞭なのかたくさんの手首なのか 沈黙をいい天気すねで埋めたあと雲ひとつなくっておどろいた さよならが大事だったな さよならが大事だなとはならなかったが その昔、公衆電話 そんで今はフリーWi-Fi、と 思い始める シューゲイザーが好きだった僕とシューゲイザーが好きな僕のふるえる喉

      • 11月 雑感

        朝、家を出るときは妻に手を振ってから出ていくのだけれど、週に2回あるゴミの日の朝は、ゴミ袋を持ちながら手を振ることになる。 そのうち1回は、燃えるゴミだけでなく資源ゴミやビンカンの日でもあるから、両手がいっぱいの状態で手を振ることになる。 さすがに振れないから、なんかこう、肩で振る。実際の腕はだらんとゴミを持っているのだけれど、想像の肘はちゃんと曲がっていて、アイドルの宣材写真のようなパーで手を振っているイメージで。 そんな習慣。 その朝もそうやって肩で手を振って家を出た

        • 10月 雑感

          8 Weezerというバンドの、最初のアルバムの、一曲目に収録されている、"My Name Is Jonas" という曲が本当に好きだ。 適当に対訳をつけるなら、 WeezerにJonasというメンバーはいないはずだし、名前になんのモチーフがあるかはわからない。ただ、パワーのあるギターのインパクトと、これから「語り」が始まりますよという感じがよい。 まだ話のつかみだけど、車のくだりからしても、自分たちって大したことないんすよ、みたいな雰囲気がかもしだされている。実際W

        短歌連作サークル「置き場」第0号のこと

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        • 自作短歌
          13本
        • 評bot
          27本
        • 他作短歌
          40本
        • 共題連作
          6本
        • うたの日
          5本

        記事

          9月 雑感

          9月1日 金曜日 会社の防災訓練で、机の下にもぐった。 訓練のやらされ感と、実際に地震が起きた時のなんとかするしかない感は両立するなと思った。 めんどくさいなと床を見つめていたが、それでも、南海トラフという言葉が時限爆弾のように脳裏にゆらめいていた。 9月2日 土曜日 ボクシングに勤しむ夢から覚めると、腕が尋常じゃなく疲れていた。 やってしまった、と感じた。 恐る恐る、妻へ、夜中に虚空に向けた正拳突きをしていなかったか聞くと、知る限りではそんなことないと言われた。 つま

          8月 雑感

          会社まで歩いて通勤している。 ことを、妻の妹に話したところ、暑いだろとびっくりされた。 まあ、実際暑いのだけど、仕方ない。 ふと、この自分の仕方なさを支えるものに、「なんだかんだ暑い思いをしておかないと体がヤバそう」という不安があることに気づいた。 無根拠だ。 僕はそういう無根拠な観念にばかり突き動かされて生きていると思う。 8月の終わり、雨が続いたからか、家を出ると涼しく感じる。 それは日陰や風といった一時的なもので、歩いているうちに、いつもの暑い通勤に戻っていく。 イヤ

          7月 雑感

          毎年この月は誕生日を迎えることができ、それにより33歳になった。自分が何歳かどうでもよくなったのは、正直20代の後半からそうなのだけれど、それでも30の節目は感じるものがあったし、いよいよそれが本格化してきたかもしれない。 10代の頃から、自分はこれを一生やるんだろうなみたいな趣味があって、あり続けているんだけれども、やっぱりこれが移ろう。 学生の頃は、ミステリを読んで書いてするんだろうがあった。社会人になれば回文などの言葉遊びがあって、そのうち短詩があった。結婚したらゲー

          2冊目の私家版歌集について考えたこと

          2020年に私家版歌集『モモモノローグ』を出してから3年が経った。そして、特に予告をすることもなく、今月2冊目の『ペトルスカ・サルド・ブムブム』を出している。 前回の時も、あれこれ考えたことを書いてnoteにあげていて、だから、今回もやっておこうと思う。 一部お取り扱い店を除き、通販メインになります。文フリへの出展・委託予定はありません。 よければこちらからお求めください。 1.また私家版で出すことについて これに関しては、現実的に自分に商業出版のルートがないのが前提で

          2冊目の私家版歌集について考えたこと

          6月 雑感

          雑感と言いつつ、今月、コロナ禍でやれていなかった新婚旅行として、一週間イギリスに滞在した。本当に小さいころ、家庭の都合でちょっとだけイギリスにはいたことがあったのだけれど、それ以来日本を出たことがない人生だったので、実質的に初めての海外旅行である。行けばなるほど、楽しくて面白いことだらけでとてもよかった。なんとなく書いておきたいことを残しておこうと思う。 DAY 1 初日は当然、フライトでつぶれる。羽田空港からヒースロー空港まで、ブリティッシュエアウェイズで1本といえども

          5月 雑感

          いま、Twitter なんかで「紙ストロー」って検索すると、使い心地が悪いという声をたくさん見ることができて、その背景である環境意識というでかいマターと、ストローという小さなマターとのギャップがネタになったりもしている。 僕はというと、そういった社会構造に想いを馳せることもなく、日々のんべんだらりと暮 らしているのだけれど、生きていれば紙ストローの魔の手は迫る。主にマクドナルドで迫る。 そこではちょっとした問題が発生していて、もう長いことマクドナルドで食事をさせていただ

          4月 雑感

          朝、通勤で歩道をのんびりと歩いていたら、前方から中学生の女の子に見える二人組が近づいてきた。歩道はそんなに広くなくて、すれ違ったときにちょっと近くなっちゃうかな、と思い、なんとなく歩道のへりの縁石にひょいっと乗って、その上を歩いた。 ところが学生たちとすれ違った瞬間、革靴で縁石の上をゆくなどという知性のないことをやっていたせいか、いとも簡単につまづき、体勢を崩すように縁石から降りてしまった。やばっと思ったのも束の間、降りた衝撃で若干開いていたアゴがかこーんと閉じ、勢い余って鼻

          3月 雑感

          あったかくなってきたのが嬉しい。 冬に入ると、必ずヒートテックの上下を着こんで出勤しているのだけれど、いよいよ下の方は着なくなった。その、初日の、体の軽さがいい。これは毎年経験しているのだけれど、いい。まったく痩せたわけではないのに、痩せた気になる。春は花粉症という不治の病のせいでコンディションがいいわけではないのだけれど、ここは楽しいところだ。 しかも今年は、靴下も違った。去年の冬、普段は事務屋をやっているにもかかわらず、一時的な事情で暖房がそこまで効いていないと噂の工場

          2月 雑感

          その車は、 左折専用レーンだけ青になっている信号の道の、 がらがらの左折専用レーンをすーっとやってきて、 左折するのかと思いきや、 とてもきれいに右にスライドし、 直進レーンで停車している車の前に止まった。 先週の帰り道、このあまりに美しい交通違反を見かけて、マスクの下で声に出して「すげ~」と言ってしまった。前につけられた運転手も、そう思ったかもしれない。 なんだろう、「あ、やばい、左折専用レーンに入っちゃってる、これ直進レーンに割り込ませてもらおう」みたいな心情の動きでは

          1月 雑感

          たぶん毎月書く。 年が明けてからというもの、寒すぎる。体感だけじゃなくて、さんざんニュースでやっていることだし、ほんとうにみんな思っていることと言ってよさそうだし、それでも書きたい、寒すぎる。 我が家では湯たんぽを買い足し、毛布を買い足し、入居3年目となる(そこそこ)気密性の高い(はずの)賃貸住宅でなんとか眠って暮らしているが、そもそも去年やおととしの冬はどうやって越していたんだ?と不思議になる。 譲りたくないのが、暖房だ。夏はエアコンをフル回転させるが、今まで冬は使って

          2023評bot (9)

          評botの公開評をここでまとめています。どうぞよろしくお願いいたします。 一度の記事で最大4評とし、特に溜まっていなかった場合は1評でも記事にすることといたします。 趣旨はこちらのツイートをご参照ください。なお、本ツイートの募集期間は終了しております。 それでは始めます。なお、ご利用者様の筆名は敬称略表示とさせていただきます。ご了承ください。 なんとなく、この歌でいうところのカギカッコの意味合いってなんだろう、みたいなことを思いました。作者としてはそこまで意図があるかど

          2023評bot (8)

          評botの公開評をここでまとめています。どうぞよろしくお願いいたします。 一度の記事で最大4評とし、特に溜まっていなかった場合は1評でも記事にすることといたします。 趣旨はこちらのツイートをご参照ください。なお、本ツイートの募集期間は終了しております。 それでは始めます。なお、ご利用者様の筆名は敬称略表示とさせていただきます。ご了承ください。 完全な分かち書きではなく、初句と二句のあいだ、三句と四句のあいだにだけ字あけがあるというのが、特に作者の意図がないかもしれません