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#半沢直樹
【随想】半沢直樹 第10話「YouTuber」
無駄はなく
余白もない
怒涛の展開
息つく暇もない
一瞬たりとも
飽きさせてはいけない
離脱させてはいけない
YouTuberに
ジャンプカットなしで立ち向かう
テレビ局の本気
会話シーンでも
カメラは止まってはいけない
構図は同じではいけない
役者は百面相
表情を変え続け
1カットは極力短く
5分に一回は笑いを入れて
話がわかる最低限の筋だけで
本筋と関係ない登場人物の日常などは
すべて省略
主
【随想】半沢直樹 第5話「逆転裁判」
よかった
ちょっと全体トーンダウンし見やすくなっていた
役者たちの人間の迫力が画面からビリビリと伝わってくる
ユーチューバー構図で画面の向こうの視聴者に直接訴えかける
構成は課題解決のプロセスと事件解決のプロセスが並行して進む法廷ドラマ方式
課題→ピンチ→挽回→倍返し
挽回中に苦戦すればするほど倍返しが効いてくる
ピンチからのタイトルイン、永田との舌戦からのCMイン
そしてラスト半沢の大見得か
【随想】半沢直樹 第4話「雀蜂」
第二シーズン前半戦完
とにかくよく分からないまま終わってしまった
第三話でほぼ決着はついていたといってもいい
特に駆け引きもどんでん返しもなく、敷かれたレールの上をただ走っていってしまった印象
それだけじゃ面白くないから、顔芸と大声で見せ場を作るが、どうにもおさまりが悪い
それもそのはず、第一話からのロケットスタートで、すでに半沢の濃い味付けに慣れてきてしまっているのだ
このままだと、後半戦に物足
【随想】半沢直樹 第2話「プリズン・ブレイク」
まるで日本版プリズンブレイク
ぐーっと目を細めてカメラを睨み付ける堺雅人が、マイケルスコフィールドに見えてきた
追い詰める猿之助と三笠副頭取はベリックやマホーン
味方の及川ミッチーはスクレやタンクレディ
そして状況によって強力な敵にも味方にもなるティーバックやアブルッチが、大和田常務なんじゃないかと思いながら見てしまう
1話ごとに一つの試練と山場が用意されたテンポの良い作劇、味付けの濃い役者たち
【随想】半沢直樹 第1話「功利主義」
半沢直樹が始まりました
社会派、山崎豊子の系譜でしょうか
ミステリーに人間ドラマを取り込んだ、東野圭吾
人間ドラマにファンタジーを取り込んだ、伊坂幸太郎
の躍進の後に颯爽と現れたリアリズムの旗手、池井戸潤
重厚な人間ドラマはミステリーやファンタジーなどの
飛び道具を使わなくても戦えますといわんばかりに
拳一つで驚異の視聴率を叩き出す
忖度社会に住む日本人の共感の渦を巻き起こしてやまない
世の会社