【随想】半沢直樹 第5話「逆転裁判」

よかった
ちょっと全体トーンダウンし見やすくなっていた
役者たちの人間の迫力が画面からビリビリと伝わってくる
ユーチューバー構図で画面の向こうの視聴者に直接訴えかける

構成は課題解決のプロセスと事件解決のプロセスが並行して進む法廷ドラマ方式
課題→ピンチ→挽回→倍返し
挽回中に苦戦すればするほど倍返しが効いてくる

ピンチからのタイトルイン、永田との舌戦からのCMイン
そしてラスト半沢の大見得からの倍返しで3回流れるメインテーマは
毎回倍返しの時だけ転調して舞台を最大限に盛り上げる

犯人を追い詰めるミステリー要素は明らかに本筋ではなく、
見せ場はウォーターボーイズと同じ半沢演説によるシンクロニシティである
今回は他にもきっと名演説シーンを入れてくるに違いない

それにしても、大和田さんの扱いが完全なる咬ませ犬で軽すぎる
悪役の挙動が逆転裁判のようなコテコテな過剰演出により弱体化している
ずる賢くやっかいだからこその難敵ではなかったか
すでに2回は大勢の前で大恥をかかされている
前作の土下座以上の羞恥である

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