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日曜日の夜 地球の端っこ

気づけば今日も日曜日の夜

あと二時間もしたら今日が昨日で

明日からまた仕事

あぁ回る回る頭の中

地球の端っこにしがみついてぐるぐると

振り回されながらの36年

どこに連れていかれるのか分からないまま

どこにも連れていってもらえないまま

進化も果たせずに同じ景色同じ姿形

同じような毎日

過ぎゆく時間の流れ

僕をどうこうするつもりはない様子だが

ほかっておいて回り続けるのもどうかと思う

この先の人生に何かしらの明るい展望でも示して

くれたのならば同じ景色同じ姿形

同じような毎日の中で生きていくのも

我慢出来ると言うものだが

いかんせん先の見えない将来

歩いても歩いても働いても働いても

結局今のところ何がしたいのか

自分でも分からない毎日

回る一週間

真っ暗な窓の外

夜空をやけに足早に流れていく雲のシルエット

台風の名残

明日の朝になればあの雲もどこかに

行ってしまって青空だけが

取り残されているんだ

それはいつの日か見上げた

青空と似たような景色かもしれないし

そうじゃないかもしれないが

まだ見ぬ明日の朝の事を

日曜日の夜に考えたって

仕方ないと言うもの

目を閉じて地球の端っこで眠りにつく

せめて夢の中だけは

安らかな感覚に浸りたいものだ

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