街の明かり
星屑をいくら数えても眠気は訪れない
結んでも浮かんでもこない夢の形
暗闇の向こうには何もみえない
眠れない脳みそにぶら下がる
眠れない身体を休めたいのに
冴える眼球が意に反して
ギョロギョロ瞼の内側で
動くものだから全く眠れない
諦めて窓辺にもたれる
冷たいガラス越し
街は夜だと言うのに明るい
僕みたいに眠れない奴らが
きっとそんな明かりを
よるべにして真夜中を
過ごしているんだろうなあ
頭の中では意味がありそうで
結局は何にも意味なんてない
空っぽの言葉が浮かんでは消えていく
星の瞬きを見るよりも
街の明かりを見ている方が
今日はなんだか心が落ち着く
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