ピエロのように

回転球体星の上で

必死にバランスをとって

取り繕ってる僕はまるでピエロのよう

火の輪をググろうと頭から飛び込めば

お尻に火がついて慌てふためいて

笑われてばかり

虎の調教には不慣れだから

いつも頭を齧られては項垂れて

頑張ってもダメダメな僕を

見てみんなが笑っている

僕もそんな彼らを見ては笑ってみせる

おどけてみせるが

笑ってるように見えて

実は傷ついてたりするんだよ

楽しそうにしてるけど

実は疲れていたりするんだよ

平気そうに見えて

実は限界だったりするんだよ

回る日常をやり過ごしては

昼と泣く夜と泣くなくなく隠すは涙の滴

興醒め御法度

強いメンタル必須なこの人生

世知辛い世の中を生き抜く上では

黙って笑って取り繕って

バランスをとって歩く事が大切

回転球体星の上拭って笑って笑われて

傷つく言葉を吐かれても

頭の回転では誰にも敵わないから

感情は抑えめ

我欲は引っ込めて

今日も今日とてどうにかこうにか

回る星の上で笑って笑われて

危なかっしくおどけてみせる僕の日常

人間社会に馴染める様に

日夜必死に手足を動かしては

生きている僕はピエロのよう

笑われる事には慣れっこ

おちゃのこさいさいだけど

たまには優しくしてもらいたくなるのは

僕がまだピエロに徹しきれてないからだろうか

努力が足りない証拠かな