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【あがり症】私がなぜ最初から場数を踏まなかったのか?

あがり症克服のために
トライアンドエラー
(セルフ人体実験ともいう)を
繰り返した、ロン毛のあがり症です。


前回、
「結局、 “場数を踏む” のがベストな選択」
というnoteを投稿しました。


その中で、
「 “寄り道” をせずに、
最初から場数を踏んでいたらよかった」

という、現在の気持ちを綴りました。

(ここでの “寄り道” とは、
 “場数を踏む以外の克服法”を指します。)


では当時、私がなぜ最初から場数を
踏まなかったのか?


これには、れっきとした理由があるんですね。


今回は、それについてお伝えします。


なぜ、最初から場数を踏まなかったのか?


私は、10年ほど前にトラウマ体験をしました。


大勢の社員が参加する社内会議の場面。


そこで、凄まじくあがってしまい
無惨な姿をさらしてしまいました。


思い返すだけで、ゾッとします、、(汗)


これが、トラウマとして、
自分の脳にガッツリ刻み込まれてしまうんですね。

(参考リンク)自己紹介1 〜発症期〜


で、トラウマ体験以降、私がどうなったかというと。


人前に立つだけで、
“鬼のような緊張”に襲われるようになりました。


今思い返しても、
その当時の緊張は凄まじかったです。


それと同時に、人前で話すことから
逃げるようになりました。


しかし、仕事上、人前で話さなければならない
場面は必ずやってきます。



その時の不安感たるや、まさに地獄、、、


不安度合いで言えば、ギャングが収容されている
中南米の刑務所にブチ込まれることと
大差ありません(汗)


この時の私の気分は、
究極的に「ろくでもない気分」でした。
(村上春樹風)


ただ私は、こんな「ろくでもない現状」を
黙認してはいませんでした。


正しく言うと、このままでいれば
いつか精神の限界が来そうでした。


私は、どうすれば
あがり症を克服できるのか色々と調べました。


その結果はこうです。


まず初めに言っておくと、
人前で話す練習は、選択肢にすら入らなかったです。


なぜなら、人前に立つだけで
“鬼のような緊張感”に襲われるから。


ましてや、
それを繰り返す「場数を踏む」行為なんぞ
当時の私にとっては、常軌を逸していました。


「そんなもん、できる訳ないやろ」と。



では、そんな心境だった私が
あがり症克服のロードマップを考えるとどうなるか?


、、、


「楽に克服する道」を探しちゃうんですよね〜。


楽に克服する道とは、
人前で話すことなく、
人前で話せるようになるという、
「そんなこと可能なのか?」という道です。



例えるとすれば、
プールで泳ぐことなく
プールで泳げるようになる、みたいな話です。



ちなみに、私が試したのは、

薬物治療
発声法、呼吸法等の体の使い方
セルフイメージの向上
高額セミナー受講   etc.


しかし、それらを選んだことが、
自分にとっては良くありませんでした。


どれも効かなかった、というオチです。


そんなことをやっているうちに
気付けば6年も経っていました。


チーン。。。



私は、あとになって気づきました。


私が克服法と思って取り組んでいたことは、
人前で話すことからの
逃避という一面も持っていたことに。



以前も投稿しましたが、
人前で話すことから逃げれば逃げるほど、
不安感がどんどん強まるんですよね。

(参考リンク)
人前から逃げるとどうなる?
逃げたらアカン 〜虎穴に入らずんば虎児を得ず〜
逃げたくなる気持ち
役に立つ話:オペラント条件付け


私がそんな「逃げ」のスタンスから
抜け出すキッカケとなったのは、職場の転勤です。


転勤先の業務が、
人前で話せないと成立しない、
“社員研修の運営と講師”だったんですね。


私は、それをキッカケとして
人前で話す練習会で場数を踏みだしました。


結果的には、それがベストな選択
だったということです。


まとめ


あがり症の方にとって「場数を踏む」ことは、
心理的負担感が凄まじく大きいことです。


しかし、その選択肢を排除しないで欲しい!


人前で話す練習も、
スモールステップでやっていけば、
心理的負担感を下げることができます。


私のように、楽な道を選ぶことによって、
あがり症の沼にドボーン!と落ちて欲しくない。


そう、心の底から思っています。


私の体験談が
皆さんのあがり症克服の
お役に立てれば幸いです。

(関連リンク)
結局、矢面に立って話すのは自分だということ
場数は「スモールステップ」で踏めば大丈夫

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