【あがり症】役に立つ話:オペラント条件付け
あがり症克服のために
トライアンドエラー
(セルフ人体実験ともいう)を
繰り返した、ロン毛のあがり症です。
今回のテーマは、
“オペラント条件付け”といいます。
なんじゃそれ?
と思う方が多いと思いますが、
心理学で使う用語の一つです。
あがり症により、
人前で話すことから逃げてしまう方には、
学びになる内容です。
ぜひ、読んでみてくださいね!
あがり症とオペラント条件付け
ではさっそく、
“オペラント条件付け”ってなに?
というところからいきましょう!
お、おぅ、、
少し専門的な表現なので、
スライドを使ってかみ砕いて説明していきます。
“社畜感”丸出しの具体例でスイマセン(汗)
例1のように、
仕事で成果を挙げた結果、上司から褒められると、
また頑張って成果をあげたくなりそうです。
つまり、
“いい結果につながる行動は増える”
ということですね。
もう一つ、別の事例を紹介しますね!
例2のように、社内ルールを破った結果、
上司より怒られれば、以降怒られないように
きちんとルールを確認しそうです。
つまり、例1とは逆に、
“悪い結果につながる行動は減る”
ということですね。
これらの例のように、
行動の結果(報酬や損失)によって、
行動の中身や頻度に変化が起きるんですね。
超ザックリの説明ですが、
これがオペラント条件付けです。
(実際には、さらに細かく分類されるのですが、
今回はここまでにしておきます。)
さて、ここからはあがり症の話になります。
以前の私は、
人前で話すことから逃げ続けていました。
その間、6年間、、、
なぜかと言うと、
緊張した時に、普段の自分とは明らかに異なる
身心の状態になってしまうことが
不安で仕方なかったからですね。
その不安から、手っ取り早く解放されるために
「逃げていた」というワケです。
それでは、今回のテーマにのっとり、
あがり症でよくある
2ケースの「行動と結果」について、
オペラント条件付けの考え方に
当てはめて見てみましょう!
1ケース目は、
「人前で話す→失敗する」
2ケース目は、
「人前で話すことから逃げる
→不安から解放される」
です。
まず、1ケース目の
「人前で話す→失敗する」
から見ていきます。
例3のように、人前で話した結果、
失敗して恥をかいた経験をすれば、
もう人前で話したくなくなりますよね。
そうなると、
人前で話すことを避けるようになります。
あがり症の方は、思い当たるところが
あるんではないでしょうか。
続いて、2ケース目の
「人前で話すことから逃げる
→不安から解放される」
も見ていきます。
例4は、人前で話すことから逃げた結果、
不安から解放されるという報酬を得た
ということですね。
こうなると、報酬によって次回以降の
行動が強化され、また逃げたくなるんですね。
だんだんと逃げることが、
当たり前になってしまいます。
さて、例3と例4でお伝えしたように、
あがり症の方が逃げてしまうことは、
ある意味、理にかなってるんですね。
お分かりいただけたでしょうか?
しかーし!これが良くありません!!
経験者の私が、声を大にして言います!!
なぜなら、逃げる続けることで
待っているのは辛い未来だから。
逃げていると、
「人前で話してみたら、意外と話せた」
みたいや気づきが一切なくなります。
そうなると、自分自身に
「人前で話せない」の
レッテルを貼り続けることになりますね。
それは、胸の内に
「人前で話す」ことへの不安を抱き、
怯え続ける状態が継続するということ。
結果的に不安感が維持・強化され、
あがり症を悪化・長期化させることにつながります。
その状態から抜け出す方法などについては、
過去に投稿していますので、
下のリンクよりご覧くださいね。
(参考リンク)
・「体験学習」をオススメする理由
・逃げたくなる気持ち
・場数は「スモールステップ」で踏めば大丈夫
・結局、「場数を踏む」のがベストな選択
まとめ
今回は
“オペラント条件付け”について
紹介しました。
私のnoteは、あまり専門用語を使わずに
お伝えするようにしてますが、
こういった知識を知っておけば、
より理論的な根拠をもって
あがり症と向かい合うことができます。
それは、私の実体験に当てはめても、
必ず役立つと確信しています。
私の体験談が
皆さんのあがり症克服の
お役に立てれば幸いです。
(関連リンク)
・逃げたらアカン 〜虎穴に入らずんば虎児を得ず〜
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