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【あがり症】自己紹介1 〜発症期〜

仕事と性格


私は、インフラ企業で働いている
40代半ばの理系社員です。


仕事はライフラインに関わるものなので、
ミスは絶対に許されません。


例えば、仕事のミスにより、
・水道が止まる。
・電気が止まる。
・ガスが止まる。


影響が大きすぎて、チビりそうになります、、、


そのため、ルールや手順が
こと細かに決められており、

石橋を何度も叩いて渡るような
慎重さで仕事をしています。


こんな環境で長い間働いていると、
いかに「完璧に仕事するか」
意識が向くようになりますね。


人生の多くの時間を過ごす
職場の環境は、そこで働く人の思考や、
人格形成に大きな影響を与えます。


しかも、自分で言うのもなんですが、
割と真面目なヤツです(笑)


だんだんと、自分に対して完璧を
求めることが多くなり、
「完璧主義」「真面目ちゃん」
いった性格が形成されていきました。


20代後半 あがり症のはじまり


この頃から、人前でうまく話せなかった時に、
赤面するようになりました。


最初は、
「あれ?俺、顔赤なってるわ。
でも、まぁええか」

程度にしか思っていませんでした。


しかし、それを何度か繰り返すうちに、
「赤面したくない」とか、
「赤面したらカッコ悪い」と
思うようになりました。


まだ若かった私は、そんな恥ずかしい様子を、
絶対に他人に見られたくないと思いましたね〜。


しかし、そう思えば思うほど、
ますます赤面の症状が出るようになりました。


徐々に、人前で話すことに不安を
感じるようになりました。


そして、ちょっとでも赤面しようものなら、
あとで何度も思い返し、
クヨクヨと引きずるようになりました。


こうして、私のあがり症が始まりました。

30代半ば あがり症のターニングポイント


それは50名程度が参加する、
社内会議での出来事です。


私はこの会議で発言する予定が無かったので、
安心しきっていました。


ところが、突然司会者に指名され、
発言を求められました。


えっ、、、


私は、完全に意表をつかれました。


そして、直後に凄まじい緊張に襲われました。


心臓の鼓動が今まで感じたことのない速さで
打ち鳴らされ、赤面し、過呼吸気味になりました。



しばらくすると、司会者から私に
マイクが回ってきました。


私は、何でもいいから
思いついた事を話そうとしました。


話し出すと同時に、激しく声が震えました。


その激しい声の震えを自認し、
さらに緊張が高まりました。


緊張がレッドゾーンを軽く振り切っていました。


自分の中で、プツッと何かが切れた感覚でした。


頭の中が真っ白になっていました。


もはや自分自身、
何を発言しているのかさえわからない状態でした。


激しく震える私の声がマイクで拾われ、
会議室中に響き渡りました。



私の異常な様子に、会議室中がざわつきました。


その直後、私はサラリーマンとしての
自分の人生が終わった
と思いました。


恥ずかしさと惨めさで、
この世から消えてしまいたいと思いました。



のちに、この出来事の映像が
何度もフラッシュバックします。


そして、その度に、恥ずかしさと惨めさに
胸を掻きむしられ、身悶えし、
この世から消えてしまいたいと思いました。


この出来事が、仕事や生活に影響が出るほどの
あがり症になったターニングポイントです。


続きはコチラ→ 自己紹介2 〜暗黒期〜

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