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読書マップとマインドマップ!

読書マップ

4月7日、Twitterに次のような「岩波新書編集部」のツイートが流れた。「岩波新書」は「芋づる式読書MAP」を書店で配布しているが、その「新入社員バージョン」の紹介である。

岩波新書編集部@Iwanami_Shinsho 
#新入社員と新書でつながろうということで 、新入社員のための#芋づる式読書MAPを作ってみました。あえての〈岩波新書しばり〉です。ビジネス市場に投げ入れられ、働き、悩み、教養を手にしながら、学んでいく。会社で働く人にも、そうでない人にも、社会人として生きていくために役立つといいな。

岩波新書読書マップ

これに呼応したのが、4月8日の「光文社新書」のツイートである。こちらには「光文社新書」の「芋づる式読書MAP」が描かれている。

光文社新書@kobunsha_shin
岩波新書さんに負けじと笑、#芋づる式読書MAP光文社新書版も作ってみました😊 やわらかい本からカタい本まで、どれも人生を豊かにしてくれるラインナップです。これをきっかけに読書の楽しさを知ってもらえたら嬉しいです!#新入社員と新書でつながろう#こういうときこそ本を読もう

読書マップ1

さらに4月15日の「光文社新書」のツイートは、「出版社をまたいで」という画期的な「芋づる式読書MAP」第2弾を公表した。

光文社新書
@kobunsha_shin
#芋づる式読書MAPの第二弾 、出版社をまたいでえいやっと作ってみました。5つのテーマを皮切りに、新社会人のみなさんの、最初の一冊になればいいなあという思いで選んでみました😊 新書、読んでみるとけっこう面白いものですよ!#新入社員と新書でつながろう#こういうときこそ本を読もう

読書マップ2

マインドマップ

さて、この種のMAPは、数理科学における「アルゴリズム」や「フローチャート」の応用で、多彩な分野で用いられている。この手法を1970年代に心理学に応用して世界に広めたのが、トニー・ブザンである。彼は、「自分とは何か」を図式化してイメージを具象化することを目的とする「マインドマップ」を開発した。

「マインドマップ」は、具体的には、①白い紙の中心に「自己像」を書く、②自分が生きていくうえで大切にしている「言葉」を周囲に書いて太い線で繋ぐ、③その「言葉」から連想する別の「言葉」を書いて細い線で繋ぐ、④以下、派生する「言葉」を広げていく、という方法である。

私の最新刊『自己分析論』では、次のような「文学部A」の「仮想マインドマップ」を紹介した。

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欧米では、「マインドマップ」は、思考の「整理法」あるいは「発想法」として広く用いられている。たとえば、論文の基本的なアウトラインを構成する、今月やらなければならないことを整理する、会社の企画会議でいろいろな意見をまとめる際などに活用できる。この方法は、ウォルト・ディズニーやIBM、マイクロソフトといったグローバル企業でも採用されている。

絵を描くのが苦手な人のためには、「マインドマップ」作成のためのデジタル版フリーソフトもたくさんある。ネットで「mindmap」と「freesoft」で検索すれば、いくらでも探せるので、自分専用のマップを簡単に作成できるはずである(英語版が中心だが、日本語版もある)。

『自己分析論』では、「マインドマップ」をはじめとする5種類の「自己分析ツール」を紹介したので、ご参照いただけたら幸いである。

「読書マップ」で知識を「芋づる式」に広げていくのと同時に、自分自身の内面を「マインドマップ」で掘り下げていけば、「新入社員」諸氏や「新入学生」諸君、そして思考する知識人の貴重な体験となるに違いない!

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