🇳🇿ニュージーランド最大の小児専門病院・Starship Children's Hospitalの専門外来受診とSkateboardあとエトセトラな日常

息子はいろんなところを滑りたがる。
滑られて嬉しい・楽しい・大好きなSkateboardだけどBasic skillからやるとなると簡単なことも一気に難しくなってしまう。
それなのに息子は一時間しっかりと彼の後を追い回して、ちゃんとやろうとするんだな。
感心。
だって普段は自分のやりたいようにしかやりたがらない息子だから。
私の言うことも聞かないしん。
てか、InstructorになってくれたWillyの教え方というか接し方が最高過ぎ。

終わってから向かった『New Zealand Courier』で無事に受け取ったのがこれ、Skateboardの収納ケース。
これにSkateboardを入れてからTakutai Squareの『Wednesday Food Truck Collective』でLunchしようと、したらなんと！！

Double Dutch Fries

『Double Dutch Fries』がFree Fries, ポテトの無料配布(通常販売価格 Large 8.00ドル | Small 6.00ドル)してるってさ。
私と息子も30分並んでこちらご馳走になりました！
こういうの本当にありがてぇ、ありがてぇ。
息子の大好物だからね。

何と言っても今日はニュージーランド最大の小児専門病院である『Starship Children's Hospital』でSpecialist Dr.の診察がある日。
今回で三回目。
*診察の記録は無料マガジンに

二時間前も早く来る必要はなかったんだけどPlayroomがあって遊べるし、Cafeもあるし。
でも遊び出してすぐ身長と体重測るの呼ばれた。

Louis 3歳11ヶ月7日 身長112cm, 体重20kg(靴のサイズ 11)

遊び出して本当にすぐだったから息子の機嫌も悪くなって、たかだか身長と体重測るのに暫く時間掛かかったわ……このあんぽんたんめがっ！！
Playroomに戻ってみればあら、お友だちが増えてる。
で。
そこにいたDadに話し掛けられた。
「Hi, nice to meet you. How old your daughter？」
あ、実は息子なんですけど4歳です。
あなたの娘さんたちは？
「Oh, boys！Long hair！」
え、じゃここにいる息子とその子たち……Long hair boysじゃん！
ボサボサの長い髪そのまんまだったから結わえてあげようか言ったらおけおけと。
で、やらせてもらおうとしたら暫く髪の毛洗ってないっぽく、細くて柔らかい毛先はあちこちで酷く絡まって玉になってて、あらあら折角綺麗なStrawberry blondeなのに。
実は彼らがここにいたのには子どもたちになく。
奥さんつまり子どもたちのMumは日本人で、そのちょっと、うん、精神がね、ヤバくて、そう。
今隣の『Auckland City Hospital』を受診さてるのかな？←なら相当重度じゃん？
その影響で彼自身も振り回されて病んでごにょごにょ。
「生活保護を受けたりして今もお金がないんだ。彼女には日本に帰国することを提案したら嫌だと言って、ニュージーランドにいることも嫌だと言って、オーストラリアに行くことも嫌だって。僕にはどうしてあげることもできないよ。」
子どもたちは日本語で〇〇な言葉を叫び回ってた。
あ、私は日本人ではないし、日本語話せるとかになると面倒臭いから英語しか話せません体で。
家族がこういう状態でも彼女はSNSでキラキラしたニュージーランド生活でも呟いているのだろうか？
彼からの話しか聞いてないからアレ、ま。

彼の話を聞いてたら私まで疲れてきたわ。
てなことで悪い夢を見そうな不気味な空間(しかもここ病院)とっても開放感のある院内のCafeで息子とひと休み。
息子は上下する奇妙な棺桶Liftを気味悪そう不思議そうに眺めてた。
*是非動画でご確認にくだちい
それからまたPlayroomに戻って、Consulting, 診察の時間近くなって来たところでStarship Community TeamのPatriciaと合流、そしてついに呼ばれたConsulting roomでSpecialist Dr.との再会──

・"自閉症は親からの虐待によるもの"と言う人もいるようですが、専門医から見て例えば息子が虐待を受けたというような所見はありますか？

「そういう話があるとよく他でも聞いていますが、誰が彼を見てそう思うのか全く理解できません。もし何か問題があれば私が彼の専門医として直接彼らと話します。あなたはとても素晴らしいお母さんです。彼は前回よりも大きく成長している。あなたはいつも彼のそばにいるからその変化がわかりつらいでしょうけど、周りから見ればその成長は大きいです。」

・Nearly 4yo, almost 4yoですけど、明らかに未熟だと思われます。私は知的障害を疑うのですがIQを調べてもらうことはできませんか？

「ニュージーランドで採用されているのは小学校で文字が読めるか、文字が書けるかで、知能指数というものは出ません。ですから知的障害の疑いが出始めるのは小学校から先になります。まだ今は成長過程で、彼は緩やかなりにも成長しているので安心してください。」

・成長が緩やかでも来年からは小学校が始まります。私はこの状態で学校生活を始めるのであれば特別支援学校で生活能力を身につけることの方が必要なのではないかと考えています。どうして特別支援学校には行かせられないのでしょうか？

「それは教育省の判断で私には何もできません。公立小学校でも支援が整っていると聞きますがどうですか？」←息子が私立小学校に行くことを説明

・障害なのか、我儘なのか、年相応のものなのか判断つかず扱いに困っている。危険が察知できないほど絶えず動き回っていたり、喋っていたりするのは意思によるものか、障害によるものなのかもわからない。一旦、薬で落ち着かせることはないですか？

「ニュージーランドではMelatonin, メラトニンのみが処方可能です。自閉症の特性としてはかなり活発であることはあります。」

まあ大凡の話が"小学校でできないことあれば"に集約されていて、今この段階としては非常に緩やかではあるけど間違いなく息子は成長をしているということ。
ま、確かに。
それだけ長いスパンで息子の成長を見守れということか。
だからニュージーランドでは小学生以下が自閉症、発達障害と認められるケースは非常に稀で、息子のように2歳のうちに専門医に繋がることができて、教育省・障害者省・保健省、民間団体とあらゆる支援を受けて来られたのは奇跡に近いとしか言いようがない。
今日もこうやって来てくれたStarship Support TeamのPatriciaに感謝。
そして息子は『Starship Foundation』から本をもらったの、これは皆様の寄付によるものでそのご好意に感謝。
感謝、感謝、感謝。

『Starship Children's Hospital』を出たら真っ暗、寒いし冬だ、冬。
帰りにレバー買って、ついでに『老江湖 美食坊』で«肥肠面 16.00ドル»を食べてみれば息子がめちゃくちゃいい顔してスープひと口飲む度に深い息を吐いていてた。
あー体に染み渡ってくねぇ～！

Skateboard Solo Programとこれは必見(？)のニュージーランド最大の小児専門病院『Starship Children's Hospital』での診察の様子を動画にしたのでお時間ある方是非見てくだちい。