「新しい働き方LAB」第一回:【記入シート配布】自主課題発表「感情ローテーションワーキング法」
はじめに
こんにちは。とまよこ りゃんシーです。
このたび、Lancers主催の「新しい働き方LAB」研究員を務めることになりました。
「新しい働き方LAB」とは、インターネットを使った新しい働き方をみんなで考えていく企画です。フリーランスの活性化を目指しています。
で、僕の研究内容は当然、「健康」です。
せっかくフリーランスになれても、体を壊したんじゃ意味がありません。特に保険制度などの保証が心許ない人も多いでしょう。だからこそ無理は禁物です。
睡眠・食事・運動には気をつけるとして、あとは大切なのは「自律神経」です。自律神経とは、臓器や精神作用、ホルモンに影響する器官で、これもケアしないと乱れてしまい、体調不良や精神疾患、生活習慣病、免疫異常の原因になります。
自律神経とは?
ここで、よくご存じない方のために、自律神経とは何かをちょっとだけ解説します。自律神経とは、その名の通り「自律」している神経で、自分では意識していなくても自動的に動いてくれるものです。寒いときに鳥肌が立ったり、暑い時に汗が出たり、走ったらどきどきするというのは分かりやすいですよね。そのほかにも、朝、排便を促したり、胃液を調節したり、交感神経と副交感神経と呼ばれるものが交互に働いて、人間の内臓や内分泌のはたらきを調整する働きがあるのです。いわゆる体内時計というやつですね。胃液を抑える神経を交感神経、胃液を分泌する神経を副交感神経と言い、自律神経はこの「交感神経」と「副交感神経」が交互で動かないと、身体にさまざまな不調が現れます。
乱れるとどうなる?
なぜ自律神経(交感神経と副交感神経)が交互に動かなくなるのかと言うと、上に書いたように、暑かったり寒かったりなどの外部環境、そして自律神経をコントロールするビタミンBやトリプトファンなどの栄養不足、自律神経をコントロールする物質を生成するために必要な太陽光不足、精神疾患、あとは「香り」や「呼吸」など(呼吸も自律神経で動かしているので)、そして、「感情」です。いわゆる「精神的ストレス」が、自律神経(体内時計)を狂わせていってしまいます。例えば胃液過多、過敏性腸症候群。「自律神経の嵐」と呼ばれるパニック発作、神経症。いわゆる自律神経失調症と呼ばれるものです。また、サイトカインなどの免疫系にも関わっており、抵抗力が低下し、がんのリスクも高まります。
ではこれから、各感情がどのように自律神経に影響を及ぼすのか見て行きたいと思います。
不安は交感神経を刺激する
まずはひとつ目の感情、「不安」です。
人は不安なとき、はらはらしたり、どきどきしたり、頭が冴えたり、頭の回転が早くなったりしますよね。あれがアドレナリンや交感神経です。
不安なとき、交感神経が亢進するというのはなんとなくお分かりいただけるかと思います。
では、不安になるときって、どんな時でしょうか?
たとえば怒られたとき。
挫折したとき。
自己肯定がなくなる時ですね。
弱気になるときです。
つまり「自己肯定が弱いこと」が、不安になることです。
どうして自己肯定が弱くなるのでしょうか?
それは、「他人からの評価」が原因です。天才は別として、普通、何事も最初はうまくできないものです。そのころに厳しい評価をされたことがあるものは、いつまでもなかなか自己肯定感が持てないと言われています。
例えば僕の場合は、「勉強」ですね。学校でいつも落ちこぼれだったので、「自分はバカ」という意識は取れません。だから勉強していると不安になります。こういうことをするときは、交感神経が興奮しています。
副交感神経は、今度は反対の作用です。つまり、不安の反対、安心です。安心するのは、「他人の評価がないとき」です。今まで、誰にも評価されたことがないことは、やっていても交感神経は刺激されません。僕なら、たとえばピアノなど。ピアノは下手と言われたこともありませんし、そもそもほとんど触れたこともありませんし、知り合いにピアニストもいませんから、どんなに下手に弾いても怖くないですね。こういうことは、交感神経を刺激しません。むしろ、褒められると、さらに安心感が増しますから、副交感神経が亢進します。
好きなことは交感神経が興奮する
遊びに行く前日は眠れなかったりすることがありませんか?
それは、楽しいことは交感神経を刺激するからです。
ワクワク、ドキドキというものは、感情の一つです。
どんなものにドキドキするかは理屈ではなく、人それぞれに持って生まれるもののようで、他人から「あなたはこれが好き」と教えてもらうことはできません。
僕であれば音楽。あと、髪のアレンジをするのが好きですね。
とこんなふうに、何が好きなのかは人それぞれなので、自分で見つけるしかないです。
反対に「退屈なこと」も、人それぞれです。理屈じゃないんですね。もしかしたら脳の構造を検査すれば何か分かるかもしれませんが、そんなことはできませんしね。父は機械が大好きで、日本機械学会に所属しているんですが、僕にしてみれば何が面白いのかさっぱりわかりません。電化製品は好きですけどね。電車よりは駅のほうが好きです。
いかがでしたでしょうか。本当はもうひとつ「猜疑心は交感神経を刺激する」というものがあるんですが、今回の感情ローテーションワーキング法では使用しません。
これらの感情に偏りがあると、自律神経が偏りやすく、いわゆる「パーソナリティ障害」と呼ばれ、心身に不調を来します。子育てに関して言えば、褒めすぎても叱りすぎても偏るからダメってことですね。なるべく、バランスの取れた育ち方をしたいものです。
つまり、まとめると、褒められたり、優越感や全能感といった感情は「安心」する作用があり副交感神経を活性化させます。反対に自己嫌悪、自己否定、落ち込み、傷つき、不安感、焦燥感などは「不安」を煽るために交感神経を刺激します。そして、好きなことをすると交感神経が活性化します。反対に嫌いなことや退屈な事をすると副交感神経が活性化します。これらをうまく利用すれば、人間にあらかじめ備わった生活リズムに則った仕事ができるという訳なのです。これは生活リズムを整えることもできるうえ、体のリズムと合致した仕事ができるので、パフォーマンスや集中力も上がるという新時代の画期的なワークスタイルなのです。それを実験で証明してみたいと思っています。
「感情ローテーション」とは、具体的に
具体的には、まず自分の行動を感情別に分類し、それぞれの時間帯に配分します。副交感神経が優位になる「退屈」「優越」などの感情を含む行動は副交感神経を優位にすべき夕方~夜に配分します。逆に、「楽しい」「真剣」などの感情を含む行動は交感神経が働いている午前中に合わせて配分します。もちろん仕事以外の、遊びも含みます。何を「仕事」、何を「遊び」にしてもかまいませんが、一般的には「退屈」「真剣」を仕事としている人が多いようです。つまり自分の仕事そのものを見直すことにもなるわけです。
書き込みシート配布
以下に書き込み用シートを作ったので、もしよろしければ利用してみてください。
そして、一日をこの四分割に分けて行動します。仕事をやりかけても、時間で区切って「残りはまた明日の午前中」とかにするのです。そうすると、生活にリズムができ、ずっと健康で働けるという寸法です。
この生活リズムで、自活できるだけの収入を得つつ、健康で持続可能な生活を送ることができるのか?
それが僕の研究課題です。とりあえず、結果発表までに30万円稼ぐことを目標にしてみます。
皆さんも試してみてください。
ではまた次回。
次の記事はこちら「僕の四分割その1:午後の過ごし方」
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