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ホルモン療法をするかどうか

 こんにちは。やっと病院でビタミン製剤を処方してもらい、体調が良くなったとまよこ りゃんシーです。もっと早く処方して欲しかった…

 障害年金の申請をしているんですが、どうしても診断書や病歴を書いたものが母親の目に入るのが悩みの種です。性同一性障害については何となく母親から拒絶の色が消えてきたのは時代と報道のおかげです。愛着障害についてはまだ母親自身否定したいようですが。別に母を責めたいわけではないのですが母が勝手に読み、勝手に「私のせいにするな」とか叱ってくるのでどうしようもないのです。
 ただ、性同一性障害についてはなんだか前より嫌悪感が無いようなので、自立する前にホルモン治療とかできる? と一瞬思いましたがさすがに母親が可哀想だなと。母は男性嫌悪があり、母自身が強いパーソナリティ障害があるため、僕自身母をこれ以上苦しめたくないという思いがあります。もちろん僕を産んだ恨みはあるけれども、母自身がやはり被害者であり、発達障害を持っていることを考えると、ただでさえ子供が発達障害であることをやっと受け入れてきたところに性同一性障害だの育児怠慢だの自分の育て方のせいで愛着障害になって社会参加できない、過敏性腸症候群や潰瘍性大腸炎、ディスバイオーシスだのと教えたくないし、教えたところでヒステリーを起こされて面倒くさいしどうしたら良いのか。早く体を治して一刻も早く就職して自立して性別適合手術をしたい。やっとそんなふうに将来に前向きになれるようになりました。
 それで最近ホルモン治療ってどうなんだろうと思って今更調べてみたのでホルモン療法をするデメリット・メリットをまとめようと思いました。元々、あまりホルモン療法をするつもりはないんですよね、昔から。発達障害のせいだからか、やはり、「ちゃんとした男性」として生きることはどのみちできないと思うので、せめて乳房と生理だけなくしたい…という感覚が一番強い。と言うことは卵巣の摘出はしないで子宮だけ取るってこと?それとも卵巣摘出して性ホルモンなしで生きるということ? それでも生きていけるの? 30年性同一性障害をやってるのに調べようとしないところに僕の深層心理で何かを拒否している感じがします…現実を見たくないのかな…。

ホルモン療法のデメリット

女子更衣室や女湯に入れない

 これは割と僕にとっては大きくて、やっぱり合法で女性の裸見られる特権をみすみす逃したくないなあというのはある。うへへ。まあ今でも田舎の女子トイレとか入るとキャアって言われるけど…。

責任が重くなる

 男性同士は厳しくなるし、男性には逃げ場がない。これ以上風当たりが強くなるくらいなら、このまま「クズ女」でも良いのではないか。普通に喧嘩とか弱いし。

完璧にはなれない

 どんなに努力しても精子は作れないしペニスも伸びない(※ちょっとは伸びるらしい)。「普通」にはなれない。求めれば求めるほど辛くなるくらいなら最初から目指さなくても良いのでは?

女性と気軽に話せない

 今でも気軽に話せてるかと言うと微妙ですが、女性と一緒にご飯を食べたりカラオケに行ったりということが自然に可能。これは非常にメリットなのでは。男性の友達が作れないというデメリットはあるけど、よく考えたら友達要らないし………

高音出ない

 これは声変わりしてみないと分からんですが、やっぱり高い音出したいなぁ~と思うかも知れないし、声変わりしたらしたで自分の声が好きになるかもしれないし、こればっかりは分からんですね。低音出したい。自分の低くなった声聞いてみたいなぁ。
 どうでも良いけど西日本の方が声の高い男性が多い気がする。西日本で喋ってても女って言われないもん。「声高いね~」くらいで済むもん。

弱みを握られる

 自分の本当の性別が隠せるというのはむしろアドバンテージなのかもしれないと思うときがあります。自分の弱点や性指向が隠せると言うことですからね。あと、ホルモン療法をしたからといってGIDを開示して生きる必要はないとは思いますが、GIDを標的にしたいじめって確実に存在するじゃないですか。男に近づけば近づくほど男ではない部分の揚げ足を取られることになる。でも、女性のふりをしていれば「女性であることがコンプレックス」だと思われずに済むわけです。小学生の頃、GIDオープンにしてたから「男なら〇〇しろよ」とか言われて、断ると「やっぱり女なんだ~」っていじめられてたのずっとトラウマなんだよな。まあどのみち男装はしてるけど…。なんと言うか、「ペニスのない男」より「男装女子」のほうがカーストが上な感じがする…実はペニスないんですって時の情けなさが嫌だ。

副作用

 特に僕はステロイドを服用しているし内分泌疾患()があるのでそもそもホルモン療法は受けられないかもしれない。ただでさえホルモンバランスがガタガタなのにホルモン投与できるのかという不安。「男性化できないくらいなら死んだ方がマシ」というほどの執着は今のところ無くて…。

お金が掛かる

 あ! どうせ生活保護受けるんだからどのみちホルモン治療するお金ないわ。

痴漢に間違われる

 女のうちなら痴漢に間違われてもカン高い声で「きゃぁ~♥わたしじゃないですぅ♥」とか言っときゃ面倒なことにはならない。それとも「トランゼクシャルの痴漢は有罪」って法律追加できるもんならしてみろこのクソ日本が(しないけどね)

加齢臭、ハゲ

 まぁでもこの辺りは投与量を調整すれば良いのでは

免疫力が落ちる

 コロナも重症化しやすくなるし、種々の精神病や癌も感染症の一種と言われてますしね。また、過敏性腸症候群が男性に多いのも、女性ホルモンには悪い菌を殺す力があるからだと言われています。つまりSIBOやIBSのある僕が女性ホルモンを失ったら致命的にIBDが悪化するかも….

ホルモン療法のメリット

恋愛できる?

 女性に「異性」として意識してもらえる……かもしれないし全くされないかもしれない。されたとしても後から詐欺とか騙されたとか言われるかもしれないし…騙すのは気が引ける。ホルモン投与による「男らしさ」が欲しい理由はこれに尽きるのでは。交尾できないのに気を引いてどうすんだよ。
 僕は基本的に誰かとイチャイチャしたりする気がないので、その性格を「ペニスが無いのを隠してるから」と思われたくない感ある。

筋肉がつく

 筋肉がついたり、力持ちになったりできるのはとてもありがたい。やはり暴力こそ全てだと思ってるふしがあるので。力があるとできる職も増えるのがいいよなあ。単発バイトなんかもやりやすいし、スタミナあると人生得だよなあ。普通にかっこいいし憧れる。だが今は筋トレする体力すらない…。

潰瘍性大腸炎が治る?

 僕は「体内のホルモン不足」という病態を持っており、そのためにステロイドを服用しているわけですが、男性ホルモン投与がステロイドのような機能を果たして潰瘍性大腸炎や副腎疲労が改善してくれないかとちょっと思ったりする。関連してホルモン量が回復することで体質が改善したり、体の調子が良くなって根本的にお悩み全部解決するような気がする。もし卵巣摘出したときはなんらかの形で性ホルモンを投与しないと更年期障害とか骨粗鬆症とかになるよね…? その辺はどうなんだろう全然知らないや。卵巣取ればエストロゲンの生成されなくなるのでDHEAとかアミノ酸が余るからそれだけで体調良くなるのでは? エストロゲンの変動には本当に悩まされていて…(片頭痛とか)
 てか、エストロゲンは自己免疫疾患を発症させやすくするんだから、エストロゲン分泌されなくなればそれだけで潰瘍性大腸炎改善される可能性あるじゃん!!!

恐怖症が治る

 僕は「全般性不安障害」と診断されたほどの筋金入りの不安神経症なんですが、不安症の誘発にはエストロゲンが関わっているそうです。この不安症は本当に厄介なので、治ったらずいぶん生きやすくなると思うな~…。

 ほかにも色々と副作用のリスクなどあると思うのですが、なぜか調べる気が起きないのでこんな感じです。男になれないのが怖いのか、それとも男になるのが怖いのか…。男からも女からも逃げたい。二十歳の時に初めてジェンダー外来に行った時もこんな感じのことをグダグダ喋ってたら医者がキレて「お前は発達障害だから親を連れてこい」とか言われたんだよな。あの医者態度悪かったよなあ。今思うと愛着障害を発達障害と誤診されたような感じもありますが、発達障害もあるわけだし発達障害のほうが支援受けやすいから表向きは発達障害って事にしておきます。と言うか、性同一性障害から来る愛着障害ってあるんじゃないのか? 性同一性障害は友達作れない、恋愛できない、親にも受け入れてもらえない、だから人から愛されないというのは絶対あるはずなのに、ジェンダー外来の専門家が誤診するってのがちょっとびっくりした。それか子供の頃の愛着障害が性同一性障害のせいで治癒できなくてどうしようもなくなったから性転換を焦ってたっていうのはあるかも! 絶対あるな…だから挫折したときあんなに苦しかったのか…

 僕は元々背も高いし肩幅も広いのであんまり体型にコンプレックスがないというのが大きいかも。まあでも死ぬまでに1度は本当の自分がどんな姿なのか気になるしお金があればホルモン治療するかもなー。今のままだとおっぱいのある声の高いヤンキーみたいで普通に気味悪いから…。

 ところで最近岡田さんの本を借りて読んだんですが、あれですね。僕は「恐れ・回避型」ですね。父親の影響で不安型に、母親の影響で回避型になったみたいです。と言うか、母が典型的な回避型という気がする。母も凄いネグレクトで育ってるからなあ。父は自己愛・境界・演技ですが。僕が漫画家になれなかった(ならなかった)のも結局これなんだと思う。僕が創作するのは「セラピー」だったんだよな…。だからいざ読者目線で書こうとしてもできなかった。働く前に自分のこの苦しさを何とかしたかったし、それができないと生きられないから…。

 あと障害年金の手続きは楽しい。初診証明書の発行が意外と難関。まあ僕はずっと免除なんで良いんですけど…。体調も着々と良くなってきたので蛋白質摂取量を減らしました。最近はビタミンサプリを飲んでます。あとこの本を読んで「何でもっと早く読まなかった…」と五体投地するなど。障害年金の申請手続きが終わったらいよいよリハビリ&就労移行に通うぞー。
 僕は本読んでビタミン補給したりして治りつつあるから良いけど、もし障害年金下りなかったらみんな苦しみながら生活保護受けるしかないんだよなぁ…この現実何とかならないんだろうか…。あ、ちなみに病歴・就労状況等申立書はこんな感じ(^^)

 子供の頃、自分は性同一性障害だけだと思っていた。手術すれば治る病気で良かったなんて気楽に考えていた。どんなに辛くても「発展途上国に生まれるよりマシ」なんて考えてたけど、発展途上国のほうが愛されて生きられるんだよ。

 以上、とまよこ りゃんシーでした。

Ⓒ見出し画像:SUNRISE

発達障害なりに色々考えて生きてます。応援していただけると嬉しいです。