水着もあるよ『すまん！ クラスで人気の文学少女がスカートを短くしたのはオレのせいだ』感想
ラブコメはいいものです。
という訳で。
本日、ご紹介するライトノベルは、ヰ森奇恋先生の『すまん！ クラスで人気の文学少女がスカートを短くしたのはオレのせいだ』（2024年５月刊行）です。
前に、私が感想を書いたライトノベル、『「一緒に寝たいんですよね、せんぱい？」と甘くささやかれて今夜も眠れない』（※）と同じ作者様の作品となっております。
※前に書いた感想は、こちらから。
というわけで、本日も行ってみましょう！
あらすじです
今回は、「紀伊國屋書店ウェブストア」さんより、あらすじを引用させていただきます。
清楚な文学少女が大胆に垢抜けしてアプローチしてくる甘々ギャップラブコメ、開幕！
古典的な服装と清楚で純粋な振る舞いによってクラスで絶大な人気を誇る文学少女・古川葉桜。一方で、気怠げで軽薄そうな見た目から「女を殴ってそうな男」としてクラスで避けられている俺には関係ないと思っていたのだが「理比斗くんが私をオトナにしてくれました！」今までと真逆な姿になった葉桜の一言により状況は一変した！
「理比斗くんはオシャレでカッコいいですし、他人を気にせず自分を貫き通しています……私の憧れるオトナそのものです！」
俺のアドバイスで垢抜けた姿を恥じらいながらも、『皆みたいに恋愛したい』と俺に大胆なアプローチを繰り返す葉桜。更に彼女との仲が深まるにつれクラスにおける俺の扱いも変わってきて!?
というわけで。
今回のテーマは、「元・文学少女とのラブコメ」となっております。
ドタバタなラブコメ作品
さて、この作品ですが。
簡単に書くと。
「嫌われ者の主人公が、元・文学少女とギャルと、イチャイチャするラブコメ」
となっております。
まあ、そうです。
非常にオーソドックスなラブコメ作品ですね。
あらましを書いていくと。
「女を殴ってそう」だと言う理由から。
クラスで浮いた存在となっている。
筧理比斗（かけい りひと）という、男子高校生がいました。
そんな彼は。
ひょんなことから。
クラスで絶大な人気を誇る文学美少女。
古川葉桜（ふるかわ はざくら）と遭遇することになります。
そしてこれまたひょんな事から。
葉桜から筧に。
「私をオトナにしてくれませんか！」と。
お願いをされることになります。
話を聞くと。
どうやらこのヒロイン。
筧のことを非常に気にしており。
筧のことを「理想の大人」だと評します。
そんな事とは知らなかった、主人公の筧。
グイグイとくる葉桜に、こう伝えます。
「スカートを短くしたらどうだ？ あとはメガネを外して、三つ編みもほどいた方が良い」と。
書いていて、若干変態ちっくな内容ですが。
葉桜はそれを了承します。
そして翌日。
教室でクラスメイト達が集まっている中で。
葉桜が現れました。
メガネを外し。
三つ編みをほどき。
スカートを短くした状態で。
そして主人公の前で。
「昨日の夜はありがとうございました！ おかげでオトナになれました！」
と伝えます。
これまた誤解を与える言葉を投げかけられ。
焦る、主人公の筧。
果たして、彼はどうなってしまうのか――。
というのが、話のあらましとなっております。
この作品の面白い所について
まずは、ラブコメの部分ですね。
元・文学少女である葉桜の他に。
ギャルが登場するのですが。
これまた個性的で可愛く。
三人でのラブコメはとても面白かったです。
あとは、意外なテーマ性でもある。
「他人からのレッテル貼り」についてですが。
それに奔走されながらも。
なんとか変えていこうとする、主人公達も良かったです。
まわりに期待されているため、それを演じている自分。
でも本当は、そうではなく全く別の思いに駆られている。
そういった「他者からのレッテル」に対して、どう生きていくのかといった。
テーマ性が描かれているのも面白いポイントの一つです。
この作品の残念な所について
この作品。
女子の方から、けっこうグイグイ来ます。
なので。
リアリティという名においては、あまりにも突拍子も無い事になっております。
でも、まあいいのです。
たまには、こうしたラブコメも読んでみたいものですから！
（主に私が）
最後に
この作品の結末なのですが。
かなり変わった方向で、物語が終わります。
主に主人公の方向性でという形ですが。
果たしてどうなってしまうのか。
それは、この記事を読んでいる貴方様が確かめてみてくださいませ。
と書いていても。
そこまでもったいぶる内容かと言われれば。
困ってしまいますがね。
さて。
最後まで、ご覧いただきありがとうございます。
この作品に、ご興味がありましたら、是非、手に取ってみてください。
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