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すべては殺されないために!『凡人転生の努力無双』感想

凡人が努力する話は、かなり好きです。

主人公が賢明に努力して。

様々な困難を乗り越えていく。

その姿。

そして起こる葛藤。

私は、大好きですね!

皆さんは、努力系主人公はお好きですか?


さて。

というわけでもあるのですが。

本日、ご紹介するライトノベルは、シクラメン先生の『凡人転生の努力無双』(2024年4月刊行)です。

今回は、赤ちゃん時代から努力する話らしいですよ……?



あらすじです

今回もまた、「BOOK☆WALKER」さんより、あらすじを引用させていただきます。

もう死にたくないので最強を目指してみたら……やりすぎた……!?

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 通り魔に殺され転生した少年・イツキ。
 彼が転生したのは人を襲うモンスター《魔》が存在している日本――しかも魔法を駆使してモンスターを討滅する《祓魔師》の一族だった!
 祓魔師の子は《魔》に狙われやすく、弱ければ再び殺されてしまう。
 だからイツキは決意した。強くなる――もう二度と、死なないために。
 最強を目指し赤ちゃんの頃から魔法の練習を積み重ね……気がついた。

「しまった……努力しすぎた……」

 努力しすぎて凡人なのに最強に!? 
 規格外の力で魔をことごとく打ち倒す、努力無双ファンタジー開幕!

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というわけで。

本日のテーマは、「転生した主人公がひたすら努力する」ことです。



努力、努力、努力!

さて、この作品ですが。

現代で通り魔によって、殺された主人公こと「俺」でしたが。

目が覚めると、赤ちゃんの姿になっていました。

そうです。

なんと主人公は、赤ちゃんに転生してしまったのです!

しかし、ここがどういった家なのか。

赤ちゃんなのでそれが分かりません。

仕方なく、母親と父親の話に聞き耳を立てると。

転生先は、現代の日本で。

その上、祓魔師(ふつまし)という魔法が使える家系らしいことが分かります。

また、生まれ持った「魔力」のせいで。

「モンスター」に襲われやすいうことも分かりました。

そんな時、主人公は殺された時の痛みを思い出します。

「もうあんな痛い目に会いたくない」

そんな理由から、赤ちゃんの頃から自分に出来ることを始めます。

そうした努力の結果。

とんでもない能力になっていることが将来分かり――。

というのが、話のあらましとなっております。



この話の面白い所

主人公が最強で無双するお話というポイントですね。

ちなみに、このお話は、他の無双系とは少し違うところがあります。

無双系のお話は、偶発的に主人公が能力を会得することが多いのですが。

(俗に言う、チート(※2)という言葉で説明がされることが多いです)

※2 チートとは、コンピューターゲームやスマートフォンゲームを有利に進めるために、ゲーム制作者が意図しない動きをさせる不正行為のことをさします。チートの手段としては、ゲームの不具合・バグなどを利用する方法や、不正なアプリを使う方法などがあります。

また、強すぎるプレイヤーのことをチートと呼ぶなど、新たに派生した意味もあります。

「チート」の意味とは? いい意味でも悪い意味でも使われるネットスラング | マイナビニュース (mynavi.jp)

このお話は、「死にたくない」という強い動機から。

ひたすらに努力した結果。

チート並に強くなったという説明がされています。

つまるところ。

他の無双系と比べて。

現実的な物語とされているのです。

そこがポイントですね。

また、もう一度書いておきますが。

このお話。

圧倒的な力で敵を倒す、「主人公が最強」なお話となっております。



このお話の欠点について

先ほど書きましたが、「主人公が最強」だと言うところです。

人によっては、あまり好きでは無いジャンルなのかなと。

また、話の流れにおいて。

「修行」パートの部分での説明シーンが、非常に多いところが気になりました。

あと、この作品。

第一巻での立ち位置が、「幼年期」編となっており。

かなり長い話が連想されます。

そのため。

一巻では物語が終わらない構成となっていることを。

ここでは書いておきますね。



最後に

とはいうものの。

赤ちゃんの頃から、殺されないために。

ひたすら努力するというお話は今までに無かったかと思います。

そういった意味では。

中々に斬新な物語となっておりますので。

是非とも、勧めてみる所存であったりもします。


さて。

最後まで、ご覧いただきありがとうございます。

この作品に、ご興味がありましたら、是非、手に取ってみてください。

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