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あの作品が帰ってきた!『フルメタル・パニック! Family』感想

家族。

いい響きですよね。

なんとなくですが。

この『家族』というものには。

いろんな意味が込められていると。

勝手ながらに、想像してしまいます。

それが良い意味でもあったり。

悪い意味でもあったりしますが。

私的には。

良い方にとらえています。

皆様は、いかがでしょうか?


というわけで。

本日、ご紹介するライトノベルは、賀東招二先生の『フルメタル・パニック! Family』(2024年1月刊行)です。前作の『フルメタル・パニック!』は、四度アニメ化がされていますね。

さあ今日も、張り切って参りましょう!




あらすじです

今回もまた、「BOOK☆WALKER」さんより、あらすじを引用させていただきます。

新たな任務は……家族との平和な日常!?

「フルメタ」が帰ってくる! 衝撃の新シリーズ、開幕!!

「やはり武器が必要だ。クローゼットにあるから取ってこい」
世界の存亡を懸けた最終決戦から約20年後――相良宗介は千鳥かなめと結婚し、平穏な日々を送っている……ハズだった。
「お父さん、いつものカービンとグレネードでいいのね?」
「また隠し持ってたのね!? 毎回毎回、『武器などいらない』って言っといて!」
「母さん、敵が来るから。文句はあとあと」
女子高生ながら父親譲りの戦闘力を誇る愛娘・夏美、小学生ながら凄腕ハッカーの顔を持つ息子・安斗――規格外な子どもたちまで加わった相良家の辞書に“平和”の文字は無く……!?
宗介ファミリーの刺激的な日常を描く、衝撃の新シリーズ!

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というわけで。

本日のテーマは、「帰ってきたシリーズ」となっております。



最初に書いておくと……

まず始めに書いておきますが。

この作品。

1998年から2011年までに刊行された作品。

『フルメタル・パニック!』から。

20年後が、舞台の作品となっております。

つまるところ。

この作品は。

完全に、過去作を読み切った人向けに書かれたものであります。

そのため。私としては。

全く「フルメタル・パニック!」を知らない状態で。

この「フルメタル・パニック! Family」を読むことは、オススメしません。

立ち位置としては。

2000年代に人気があった作品の。

「外伝」とか。

「その後」というスタンスですね。



話の概要としては

短編形式のストーリーが3つと。

おまけのショートストーリーで構成されています。

前作「フルメタル・パニック!」から月日が経ち。

アラフォーとなった、元軍曹の。

相良宗介は。

ヒロインである、千鳥かなめと結婚し。

子ども達と共に。

様々な家やアパートを転々とする。

というのが、話のざっくりとしたあらすじですが。

この家族。

様々な傭兵に襲撃されます。

前作を読んでいる人にとっては。

「まだ続いているのか……」

と思えるのですが。

初見だと。

訳が分からない展開だと思いますね。

だからこそ。

初めて読む人は。

前作の「フルメタル・パニック!」から。

始めることをオススメします。



この作品の良いところ

なんと言っても、ファンにとっては、まさかの続刊という所でしょう。

きれいに終わった前作から、数十年後の刊行。

年を取った懐かしい面々との再会。

そして、その後のキャラクター達が。

どんな生活をしているのかということが。

描かれていますので。

ファンにとっては。

たまらないものとなっています。

また、前作の主人公らが。

アラフォーになったということと。

家族を持ったということもあり。

成熟した考えと。

その年齢で遭遇することになる。

悩みなども描かれているのが。

私的には、高ポイントであったりもします。

あと、作者様がベテランということもあってか。

文章力や構成。

コメディとして、かなりレベルの高い作品となっております。


この作品の欠点について

何度も書きますが。

完全に、前作を読み込んでいる人向けとなっている所です。

まあ、完全に。

ファンに向けて描かれているため。

そういった所は、やむなしかとは思います。

ですが。

私的には、これをきっかけに

前作の「フルメタル・パニック!」を読んで欲しいなとも。

思っていたりもします。



最後に

完全に。

過去作のファンに向けて書かれた作品ですが。

私は、この作品を読んでいましたので。

その懐かしさと。

成長したキャラクター達との再会には。

グッとくるものがありましたね。

たまには、こういった邂逅というのも。

良かったと思ったりもします。


さて。

最後まで、ご覧いただきありがとうございます。

この作品に、ご興味がありましたら、是非、手に取ってみてください。


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