学会遠征編ショート版 第39話 トゥクトゥク
エメラルド寺院を求めて
無事全員の発表が終わったので、これにてこの会はお開きだ。夕食を共に過ごすパーティーなどは無いので、現地で解散である。荷物を揃えて帰ろうとしたとき、僕に1人話しかけてくる人がいた。その人は日本の学生で、我々の教授のことを知っている人だった。学会ではこういう出会いがある。違う大学の研究室だろうと、研究テーマが似通っているので学会の場ではよく会う人となるかもしれないのだ。残念ながらその人はこの3月で卒業なのでこれで最後だが、徳島で会った人たちはこれから先