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《食》について(2)

※(1)はこちら

◆食に関わり始めてからの流れ

この記事を書くにあたり、久しぶりに過去のブログや講座の写真などを見返してみた。

自分でも忘れかけていたので、備忘録として。


【食に纏わる学び】

2012年7月〜9月 マクロビ料理教室参加
2013年3月 集中講座(初級〜上級)受講 @大阪
2013年4月〜2014年2月 師範科受講 @大阪
2014年4月〜6月 米粉マイスター・インストラクター講座受講 @東京

そして、2015年2月 開業。

(↑一番最初に作った手書き看板。まだ真面目に週5日営業していたあの頃…)


マクロビオティックというものに出逢ってから開業までの約2年半は本当にあっという間で、

いろんな《もの》や《ひと》や《こと》がタイミングよく繋がり、どんどん自分の世界が広がっていくのを感じた。

本当はもっとのんびりお店を作るつもりでいたけど、米粉の勉強を終えてわずか4ヶ月後くらいには知人を介して物件が見つかり、自分たちでもびっくりするくらいスルスルと事が進んでしまった。

ハタから見ればそれは《順調》に見えたかも知れない。

だけど、知識も経験も何も無いままの開業は今思えばスリルいっぱいの(むしろスリルしかない)大冒険だったし、後々自分の力不足にたくさん悩まされることになった…。


◆ちょっとずつの進歩

お菓子作りの経験すらほとんどない人がお菓子作りを仕事にしようとするというのはかなり無謀な話だったと思う。

今だったら、多分できていない氣がする。

あの頃、《学びに対するエネルギー》とか《信じたことに向かって突き進んでいく勇氣》は、どこから湧いてきたんだろう?と思うくらい身体いっぱいに溢れていた。

好きな人と同じ目標を持って歩んでいくことって、本当に強いなと思う。


普通のお菓子作りから《仕事としてのお菓子作り》に意識を変えていく為にまずとりかかったのは作る練習。

失敗を繰り返しながら、何度も何度も作った。

そして苦戦したのは《人に食べてもらう練習》だった。

とにかく自信がなくて、こわくて。

だけど食べてもらって評価してもらわないと勉強にならないので、時間を見つけてせっせと作っては家族や、友人や、職場の人たちや、主人(当時はまだ彼氏)のヨガ教室の生徒さんたちに味見をしてもらっていた。

お砂糖も油も控えめで作っていたので、甘めでこってりが好きな人とかには「全然甘くない」とか「バター入れてほしい」とか言われてたな…(^^;;

意外と「米粉のお菓子初めて食べた!」という方が多くて、「もちもち感がクセになる」「あっさりしてて好き」という肯定的な意見も。(ありがたや…)

ちなみに写真のお菓子はその頃よく作っていたバナナマフィン。

ネットで見かけたレシピを参考にして作っていたのだけど、数年後、まさかの…考案者ご本人にお会いするという嬉しい出来事が✨(しかも名古屋の方!)

ご縁って不思議だなぁ、とつくづく思う。


◆食材へのこだわり

自分の店を持つにあたって一番こだわりたかったのは、食材の質。

とにかく無農薬やオーガニックのものを探し、納得のいく材料をいろいろな所から集めた。

白砂糖を使わない甘納豆を探してわざわざ北海道から取り寄せたり、高くても品質の良いものを、と必死だった。

(おかげで材料費はとんでもないことになったけど………)

自分自身が技術や経験を持っていないので、食材自体の力や、それを育ててくれた農家さんの力、そして良い商品を生み出そうと努力してくれているメーカーさんの力をお借りして、なんとか《お菓子屋さん》という存在にして頂いたんだと思う。

無農薬や有機栽培で手間暇かけて農作物を育ててくださっている農家さんたちには本当に頭が上がらない。


良い食材を使おうと思うと本当に、高い。

だけどスーパーで手軽に買える食材で作ろうとするのなら、自分によほどの腕がない限り商品として自信を持ってお出しすることはできないと思う。

そういえば以前『高いおやつを作っています』というブログ記事を書いたことがあるので、もし興味がある方がいたら読んでみて頂きたい🙏

この記事には私の想いがすべて詰まっていると思う。


妊娠中や授乳中の方も、
小さなお子さまも、
健康が氣になるご年配の方も、
甘いものが食べたいけど食べたら罪悪感で苦しくなってしまうダイエット中の女性も、
ご病氣などで食べ物に制限がある方も。

我慢せずに、みんなと一緒に、お菓子を食べて笑顔になってほしい。

暮らしの中に、人生の中に、甘い笑いを。

この続きは、また。

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