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番外編~日本画家、片岡珠子さんのこと~

みなさん、こんにちは。

ふだんは自分のことを書いていますが、
番外編では、絵やカルチャーなど
興味のあることについて
かいてみようと思います。

それでは、さっそく
はじまり、はじまり~。

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みなさんは日本画家の片岡珠子さんをご存知でしょうか?

知らないという方も多いかもしれません。
(わたしも数年前に知りました…)

最近だと、記憶に新しいのは
映画シンゴジラに出てくる
首相官邸に飾ってある富士山の絵を描かれた方、
というと、あぁ💡とわかるかも人も多いかも…?
(シンゴジラ見ていませんが、この絵かな…?)

たしか、はじめて
片岡珠子さんの絵をみたのは、
日本画の美術館だったと思います。

たくさんの、繊細で引き算的に描かれた
美しい日本画に並んで、
片岡珠子さんの絵があったのです。

その画風は一見すると、

ぎょっとしてしまうほど…。

これって日本画…?
これって下手なのでは…?

はじめてみたときは、なにこの絵…
という印象でした…。

今までみた、
日本画の静かで美しい雰囲気が台無し…。

とそのときは不快に感じていたのですが、

いつからか…

きづいたら、その魅力にどっぷり。

な、なんて力強いんだ!
生命力がほとばしっている!
こんな絵、今までにあっただろうか…?

気づくと画集を買って、
愛情を込めて

「たまこ~!」と勝手に呼ぶようになりました笑

好きになったきっかけは、
片岡珠子さんについて、
いくつか背景知識を知ったからだと思います。

はじめは、個性を出すために、
わざとクセのある描き方をしているのかと思っていました。

しかしそうではなく、
片岡珠子さんが日本画をかくと、
本人は素で真剣にかいた結果、
独特な絵になること。

そして、ご本人もそのことで、悩んでいたこと。

けれど、日本画家、小林古径は否定することなく

「あなたの絵は、ゲテモノだ。
けれど、その絵を絶対に変えてはいけない。」と言ったこと。

などなど。

片岡珠子さんのエピソードを
知れば知るほど、

そうだったのか!

と胸を打たれ
それから絵をみると
とても勇気づけられるのでした。

はじめは、日本画の世界で、
異端な存在だった片岡珠子さんは
自分の絵を描き続けて、

最終的には文化勲章を受賞するまでに。
日本画の世界のすごい人になるのでした。

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わたしは、作品をかいていて
落ち込んだ日には、

「たまこー!!」と部屋に帰ってきては、
片岡珠子さんの画集をみて
勇気づけられるのでした。

今も、愛を込めて
叫びたいです。

「たまこー!!」

日本画家、片岡珠子さん。
その絵や生き方は
勇気を与えてくれる。

わたしにとって
とてもたいせつな存在。

今までも、これからも。。

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