たまご

28歳/随筆や小説やエッセイや

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最近の記事

もうだめだ もう無理だ

    • 奔放breeze

      いい香りが好きだ 香水やルームスプレー 思い出を閉じ込める いい香りって、あなたに言われた場面が 脳内の映画館で上映される 首元の香りをかんじて、いいかおりだねのあなた 頭髪の香りをかんじて、いいかおりだねのあなた そんなに至近距離に近づかない方は、今度なんとなく感じてもらえるだろうか 私も仲間も、なんだか、何にもとらわれずに 歩んでいくことが、すきみたいで、なんなら、得意みたいで わたしがそういう素質があって、素晴らしい人々を集めてるからなんですけどね(自慢)

      • 揺れる

        「瑞々しい君が、乾燥した風に吹かれて そして歩んでいる姿を、僕は、みていられない。」 あなたの涙は美しい。 美しくて、残酷だ。 泣かれたって、わたしは変わらないのに。 手に持つペットボトルには、飲みかけの水が揺れている。 人間って、70%は水でできているらしい。 だから、辛く傷つけられた時は、水が何か言ってるな〜って、思えばいいって、SNSでどっかの誰かが投稿してたな。 水で思い出した、伊坂幸太郎の小説の中で、暗殺者の蝉が、人間もアサリみたいに、話す時に泡が出ればい

        • bitter

          「スピードあるひとは、横を颯爽と、 駆け抜けていくでしょ? 天に昇っていくじゃない。 その感情はさ、昂揚してて俊烈なのかなって たまにヒリヒリするでしょ。感じるの。 そういえば、あの人最近見ないなぁ。 なんか、ずうっと淀みにいて….愛してたけど、連絡もないわ、どうしてるんでしょうね。」 万理子はコーヒーカップに砂糖とミルクを入れて、ティースプーンでクルクルとかき混ぜながら、ぼんやり話していた。 向かいに座るわたしは、やや俯き加減で話を聞いていた。 足先が冷たい。 目

        もうだめだ もう無理だ

          徒然 2024(3)

          「賢くて、若い女性。」 「たまごと俺は似てるところがあるよね。」 「たまごは、特別でーー。」 わたしの何が良かったのと問うと、こたえてくれた。 尊敬して、慕情を抱くあなたに、特別に思ってもらえているだけで、幸せじゃないか。 詰まるところは、そういう心境に落ち着いた。 わたしは、信念と志のもとに生きているが、ついつい欲を出して求めてしまいがちであるから、その気持ちをまた、真っ直ぐに修正したようだった。 わたしにとって、あなたは非常に稀有な存在である。 なんともわたしは

          徒然 2024(3)

          徒然 2024(2)

          日曜の木漏れ日 何度も挫折を味わって、生きていく。 掴みかける幸せも、なんだかほんとにこれでいいんだろうかと自問自答。 考えるだけ無駄な気もする。 自分は変えられるけど、相手を変えることはできない。期待するだけ、しんどさがくる。 何にも期待せずに、相手を尊重して、幸せ。享受して、幸せにしてるとおもう行為を相手に与えて。 私たちはきっと、ないものねだりだから。 どう生きていくか、自分で決める、自分で舵をきるしかない。 なんだかぼんやりと、ぼんやりとした、重い鈍い痛みをか

          徒然 2024(2)

          この世なんて、まやかしで、嘘だらけです ただ最後は前向きになって、生きてるだけで

          この世なんて、まやかしで、嘘だらけです ただ最後は前向きになって、生きてるだけで

          心に溜めたことを、どこにもちよるのが良いのだろうね この世はつらい わたしが生きるには、鋭すぎて、厳しすぎる

          心に溜めたことを、どこにもちよるのが良いのだろうね この世はつらい わたしが生きるには、鋭すぎて、厳しすぎる

          つらくて病むし、幸せで穏やかでも、病む わたしは何と身を結んでいる😂

          つらくて病むし、幸せで穏やかでも、病む わたしは何と身を結んでいる😂

          徒然 2024 ⑴

          徒然 2024 ⑴ 2024.03.21.15:20 「実はね、これ、撮影なの」 都営のバスに揺られて、景色を見ていたわたしに、あなたはどこか神妙で、そしてどこか得意げな表情である。 そしたら、乗客はみんなエキストラの方ってこと? 「そうだよ、頼んでるの。降車するときに、お礼言ってるんだよ、お疲れ様でした〜って」飄々と手をヒラヒラと。 映画の撮影場所を回るように、バスがゆっくりと道を行く。 その都度に、「あ、ここは、あのシーンのところだよ。ほら、車にさ轢かれたと

          徒然 2024 ⑴

          琥珀

          素晴らしい すごいよ、努力の結果だね 電波越しに、あなたの素敵な、晴れやかな 自信を滲ませた、そして少し緊張している顔を見た 人には到底、考えつかぬ努力の積み重ねが 結果をだす work hard try again あなたに憧れる 尊敬する そして自分も頑張ろうと心に誓う つかめぬものに手を伸ばす感覚 到達しえない境地に登り続ける感覚 目標は高く、夢は壮大に それでいいと思ってるの それに向かうことが大切だと思うの 大切にしてると同時に、ある程度干渉し

          心得覚悟

          なんて日なんだろう、と。 仕事も散々で、SNSで誹謗中傷。 笑っちゃう。なんか笑っちゃう。 大好きな人たちは、違う人と食事してる。 嫉妬で狂って、怒り狂って、疲れて、あたんして、傷つけて、自分も傷ついて満身創痍。 何やってるんだろう。 涙がでてきて、でも泣きたくないよ。 悔しくて、悔しい。 何もかもが悔しいんだ私は。 何もかもが、きっと、比べて、比べて、悔しくて、プライドがもう、山のように高くて、認知の歪みもすごいとおもう。 攻められた!と過敏で、傷つけられた!と過

          心得覚悟

          カリスマ性と帝王学

          先日郷ひろみさんのコンサートに行ってきました。 そこで考えたことなど… カリスマ性を意識した時点で カリスマにはなれないと思う カリスマは凛と生きる姿勢や行動が カリスマになると思うから 日々を大切に生きて 人を大切にして はじめて人から目を向けられる そして自分は前を向いている その背中に人がついてくる 帝王学にも通じるものがある気がする 天子は命を受けて地上に降り立つ 天からの意志を、天命を、人々に施す 親しみのあることは良いことだけど 突き抜けたカリスマ

          カリスマ性と帝王学

          選択

          自分で人生を選択している 泣くも笑うも自分次第 天国で絶望するか 地獄で微笑むか なんだっていつだって 足の向いた方にしか歩けないから 優しさの上に血だらけで立っても 振り向いてくれない背中を笑顔で見つめても それが自分の選択だから 美しい記憶の中でだけでは生きられないが 手探りの未来の不安を全て受け止めることもできない 成長の過渡期を更新して わたしたちは毎日を生きている 何も考えたくないとおもっても 何も考えないことはできない 誰も傷つけたくないと思って

          ここはどこ

          わからないところまで、遠くまで 知らずしらずのうちに来てしまった、という心理状態が嫌いではない。 浮き沈む激情か、はたまた溢れ出た鮮烈か わたしたちはいつのまにか、ここはどこなんだろうというところまで、歩いていってしまう。 ハッと我にかえると、もうそこに見慣れた景色はなく、どこかわからない。 霧が濃くて、肌寒い、陽の光もあまり入らぬような、ブルーのようなグリーンのような、そしてグレーがかった世界の一本道に、裸足の私が立っている。 周りを見ても木々がちらほらあるばかり。

          ここはどこ

          戴首飾 たいしゅしょく

          はじめに昨日のnote投稿は読んでいただけましたでしょうか? 苺-ichigo-は官能小説の処女作となっております。 本日投稿させていただく戴首飾(たいしゅしょく)は2作目となります。 これも24歳のときのお話しです。 お楽しみください。 戴首飾 たいしゅしょく 「 余白 」  直接的な行為だけが全てではない。くすぐるような感覚や、想像力にはたらきかけることが快感を昂(たか)ぶらせることもある。  大きなベッドの上で服を着たままうつ伏せの状態のわたし。上から乗られ

          戴首飾 たいしゅしょく