マガジンのカバー画像

私の便利帳

1,131
私が影響を受けた、クリエイターさんのノートを、集めたマガジンです。どれも大切なのでまとめておきたくて作成しました。
運営しているクリエイター

#コラム

真面目な人が失敗しているのを見ると胸がむぎゅーっとなってしまう話。

私は昔から他人が失敗するのを見るのが苦手である。 それは、幼少期の頃からそうで、クレヨンしんちゃんやこち亀なんかは、両津やしんのすけが怒られるシーンになると怖くてリビングを離れてしまうほどだった。 今ではその感覚も消えて、両津が怒られるシーンに素直に笑えるようになった反面、未だに克服できていない感覚がある。 それは他人が真面目にビジネスとか色々な取り組みに真面目に向き合っているのに失敗する姿がどうしても見れないという感覚だ。 例えば、鳴り物入りで始めて借金までして店を

私たちは、自分向けにカスタマイズされた世界を見ているに過ぎない

私たちが「世界」と呼び、認識しているこの世界も、ある一定の範囲を切り取ったものに過ぎない、というか、そもそも本当に実在しているのかを証明する事もできない。でも、その「世界」について考えたり疑ったりしている、「私」の意識だけは今、確かに存在している。いわゆる「我思う、ゆえに我あり」というやつ。 恥ずかしながら、この歳でようやくこれを理解できた私なのだが、それと同時に、今まで絶対と思っていた「世界」というものが崩されてしまい、地面を失ってしまったような、まるで宇宙空間に一人放り

完璧主義じゃいけませんか?

1. 完璧主義を良しとしない世間へのモヤモヤ一般的、特に社会人にとって完璧主義という言葉はあまり良くないイメージがあるのではないかと私は思う。 「完璧主義は無意味だからやめろ、仕事は3割出来たら回せ。」 「完璧主義は細かい所まで気にしすぎる、程々でいいんだ。」 「完璧主義は鬱になりやすいから治さないと駄目だ。」 こんなことがよく言われるのではないだろうか。 おっしゃっている事はもっともであるし、正論であると思う。 だが、完璧主義のきらいがある私はこれらの言葉に対してずっ

米は歴史上、常に高級品だった

 米作り、というか、百姓をしている人と話す機会があって。別に移住者でもなんでもない、もともと家が百姓の人です。百姓という言葉について触れておくと、差別用語で放送禁止用語だとかいう話もありますが、田舎では、自分のことを誇りをもって百姓だと自称する人は、かなり多い。ってことで、この人も自称百姓ですので、農家というより、百姓をしている人です。もちろん米を作っていますが、猪もとるし、家も作るし、生活全てをきちんと行う、昔ながらの清く正しいお百姓さんです。  で、米の価格っていうのは

若い女性に解離性障害が多い理由

 ヤフーニュースで「若い女性に多い解離性障害」というのがトップに出ていて。その話をします。  解離性障害ってのは、離人症とかも言われますが、極端に言えば二重人格とか多重人格ってことで、それは「家庭だと性格が変わって暴力的」みたいな話ではなくて、記憶ごと抜け落ちる。人格が切り替わる。  昔の小説のジキルとハイドも、そういう話。例えば、何時間かの記憶が全然なくて、その間、違う人格として活動している、みたいなことです。で、この副人格のレベルが低いと離人症だけど、副人格が確固たる

ダラダラと話すことがコミュニケーションの基本

 うちの子供が、中学生と小学生がいるんですが、この2人が仲が良くて。お互いに色々と話をしているんですが。バラバラで行動する時も、そりゃあるわけで、1日、別行動をしていたとしましょう。すると、その日、どうしていたかというのを、事細かに話しているんですよ。それが、朝起きて、歯を磨いて、その後に髪をとかして、というレベルで詳細に時系列で語っていくから時間もかなりかかるわけです。で、片方も、ふんふんと聞いているわけです。  んで、それが終わったら、もう片方も、こっちはね、という話を

生産性ではなく、幸福という基準

 僕が「人間は100人ぐらいのコミュニティで生きるべきだ」と思うに至った原体験は、羊とヤギの違いで。これは何回か書いていますが。僕は羊とヤギ、どちらも飼ったことがあるんですが、性格が全然違うんですよ。羊は群れの動物です。何百頭とかいうレベルで暮らす動物なんです。それに対してヤギは、もっと少数です。せいぜい数頭の群れ、ということもあります。1匹でいることも、あります。  そういう設定になっているんです。生命の設定は、DNAです。ですから、羊は1匹でいると、おびえます。パニック

かつて居場所がなかったオタクのみなさんへ

私は元オタクです。いえ、今も比較的ライトになったとはいえオタクと言えると思います。オタクと言えば、かつてはマンガやゲームが好きで秋葉原に縁のある人たちが有名でした。 そして学生時代に仲間と思いっきり愛を語っているとクラスメイトにしらっとした目で見られたりして、なんとなく肩身の狭い思いをしていました。そんな過去については前にも書いたことがあります。 今となってはネットやメディアなどの情報によって、私たちのようなマンガやゲームの好きなオタクだけでなく、女性ならジャニーズ、男性

chatGPTを使ってみたけれど

chatGPTをね、そこそこ、ちゃんと使ってみて思ったんですが。おもちゃだなぁ、と。もちろん、すげぇなとは思いますよ。この質問文を理解して、正しく返答してくることの速度とか正確性とか、すげぇなと思いますけれども。じゃあ、それが何かインパクトがあることかというと、自分の生活には影響を及ぼさないので、おもちゃだな、と。ただ、このおもちゃレベルの仕事が世の中には溢れているので、そういう無益な仕事が無くなって楽しく生活できる良いきっかけになるんじゃないかな、とは思いますが。 すげぇ

4月から農地法の下限面積がなくなります

農業をやろうという人に、僕がよく言うのは、研修とか受けても意味ないから、とりあえず、自分で土地を確保して始めるのが良いよ、と言うんです。というのは、自分も農業研修とか、畑も借りたりしてやっていたけど、畑が違うと、違うんですよ。気温も、湿度も、水の湧き具合も、日当たりも違うから、この畑でやれることが、違う畑だとやれない、ということもある。 特に日本は山間部で、列島で、気候も違いますので、一概にどうだということを、あまり言えません。もちろん、ゼロよりは、他の土地でも経験があった

2010年ごろのインターネットが好きだった

先日、イラストレーターの萩原ぎんいろさんと都内某所でお茶をしていた。 お茶をしたといっても、実際に飲んでいたのはコーヒーだが。定期的に会って、とりとめのない会話をしている数少ない友人である。 * 僕はいまはなぜかnoteでエッセイを書くのが活動の中心になっているが、もともとはインストの音楽を作って発表するのがメインの活動だった(小説も書いていたが、音楽活動のほうにより力を入れていた)。なので、昔から交流のある人はそれ経由で知ってもらった人が多い。 音楽活動でいえば、最

エネルギーはどこから湧いて来るのか。

ドグドグ~! トップ画像は珍しく、中の人の写真ドグ~。 小牧野遺跡で踊っているところドグね。(*´ω`*) 思い出したんだドグけどドグ子、19歳の時に好きだった人に振られて悲しかった時、あまりにも悲しくて、この思いをぶつける場所がどこにもなくて。 悲しくて…………運転免許を取りに行ったんだドグ。(*´Д`) 他にやることないから。 それで、普通自動車免許をマニュアルで取得した後も、 まだ悲しくて。 あんまり悲しいから、今度は自動二輪免許を取りに行ったんだドグ。(*´Д`)

少女マンガが好きだった

私には5歳年上の毒姉がいる。 (なぜ毒姉なのか知りたい方はこちら) その姉は小学生の頃から少女マンガ雑誌を毎月2~3誌も購読していた。 幼児の私は読み終えて放置された雑誌のページを、字も読めないのによく捲っていたらしい。 もちろん内容なんて解らないけれど、絵が綺麗でキラキラしていたのは何となく覚えている。 やがて話の内容が解る年齢になってくると、私は姉そっちのけで少女漫画の世界にハマった。 当時は恋愛マンガでもコメディーぽかったり、バレーボールやフィギュアスケート、テ

めんどくさいの向こう側

人間の脳ミソが、ドンドン退化しているかもしれない。 数年前から、そう思うようになった。 たとえば、大衆の娯楽であるお笑い。 ひと昔まえは、みんなが落語を聴いた。 マクラから始まり最後のオチを聴くまで、落語家が一人で何役もこなしながら物語の世界を繰り広げる。その会場にいる人は全員、頭の中で情景を思い浮かべ、笑った。 時代が流れると、漫才ブームとなった。これまで一人で何役もやっていた落語から、二人それぞれが『ボケ』と『ツッコミ』に分かれ、ストーリーを展開する。役どころが分かれ