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ライフリンク・メディア報道・2023-2024 年末年始④

ライフリンク・メディア報道・2023-2024 年末年始④

2022年12月19日宮崎日日新聞の連載「いのちつないで 本県自殺予防の取り組み」に、ヘルプラインいのち事務局長、井上公子さんの寄稿「SOS対応できる力を」が掲載されました。「ヘルプラインいのち」は、清水康之代表の活動に賛同した井上公子さんらが2005年8月に立ち上げました。

2023年12月17日朝日新聞新潟版に「父を失ってから16年 高3娘めざす道」「心強い味方いた…弁護士志す」が掲載されま

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ライフリンク・メディア報道・2023年を振り返る①

ライフリンク・メディア報道・2023年を振り返る①

2023年も残りわずかになりました。今年1年の自殺対策を振り返ります。1月には、厚生労働省と警察庁から前年の自殺者数(速報値)が発表されます。2022年の速報値を伝える1月20日の新聞各紙の見出しは、ほぼ同じ「自殺者増 2万1584人 昨年 男性13年ぶり増」でした。

各紙とも、清水康之代表のコメントを掲載しました。

福岡市西区の海岸で2月、26歳の男性の絞殺遺体が見つかりました。男性がSNS

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ライフリンク・メディア報道・コラムを読む③

ライフリンク・メディア報道・コラムを読む③

毎日新聞には半世紀近く続くコラム「記者の目」があります。それまで日本のジャーナリズムには「新聞記事は無署名」という暗黙のルールが強くあり、新聞も記者自らが主張や主観を打ち出すことに極めて慎重でした。これを転換させたのが「記者の目」でした。このコラムが日本の新聞における署名記事の嚆矢となったと言われています。現在は多くの新聞が署名記事を中心に編成されています。
今回は、自殺対策を取り上げた「記者の目

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ライフリンク・メディア報道・2009年11月

ライフリンク・メディア報道・2009年11月

2009年は政権交代が起きた年です。新政権の内閣府は、福島瑞穂・消費者・少子化担当大臣ら政務三役と有識者2人による「自殺対策緊急戦略チーム」を発足させました。有識者として、ライフリンクの清水康之代表と秋田大学の本橋豊・医学部長が加わりました(2009年11月6日、秋田魁新報)。当時、国内で自殺で亡くなった人は、2008年まで11年連続で3万人を上回り、2009年も3万人超が確実な状況でした。

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ライフリンク・メディア報道・2006年6月

ライフリンク・メディア報道・2006年6月

2006年6月は、自殺対策基本法が成立した記念碑となる1カ月でした。自殺対策をめぐる報道も一気に増えました。ライフリンクは、法制化を求める署名運動を展開し、10万人以上の署名を集め、6月7日に参議院議長、その後に衆議院議長へと提出しました。6月15日、ついに自殺対策基本法が成立しました。

「自殺20~30代急増 8年連続 全体で3万人超 昨年」の記事(2006年6月1日、毎日新聞)で、ライフリン

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ライフリンク・メディア報道・2022年9月

ライフリンク・メディア報道・2022年9月

「自死遺族 語らい前向く 自助グループ金沢で発足」の記事(2022年9月2日、北陸中日新聞)で、ライフリンクが行った調査の結果が紹介されました。この記事は「北陸では珍しい自死遺族の自助グループ『金沢ほっとの会』が発足した。先立たれた悲しみに加え、周囲の無理解でいっそう傷つく遺族は多い」。メンバーは同じ喪失を抱えた仲間を迎えて語らうことで、行き場を無くした思いを分かち合っている」と伝えています。
 

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ライフリンク・メディア報道 はじめに

ライフリンク・メディア報道 はじめに

ライフリンクのスクラップ帳の最初にあるのは、2005年2月16日付の朝日新聞と読売新聞の記事です。
朝日新聞は、ライフリンクの設立を伝えるとともに「自殺による遺族の会 支える・つなぐ NPO」「遺児の活動受け継ぐ 20日にシンポ」の見出しで、「自殺防止や遺族らの支援に取り組んでいこうというNPOが設立され、20日、最初のシンポジウムを開く」と報じました。
読売新聞は人物を紹介するコラム「顔」で、清

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