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高齢になる前に知っておくべきリハビリ・ケアの考え方

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【本マガジンの対象】 ご高齢者のご家族、これから高齢期を迎える方、要支援・要介護の方、OTS
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2021年2月の記事一覧

【高齢期リハ・ケア】不調・痛みに対してできること

【高齢期リハ・ケア】不調・痛みに対してできること

脳は不思議ですよね。

否定的な情報に目を向けると不調が強まる

痛みや身体の不調に注意が向いていると

痛みや不調を強く感じます。

できないことに目を向けすぎると

落ち込んだり、鬱々とした状態に

なりやすくなります。

訪問リハビリの現場に出ていると

ホントに沢山の方が

当てはまると感じます。

そして

痛みや不調や

できないことへ目を向けることは

老年期になればなるほど

多く

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【高齢期リハビリ】寝たきりの入り口

【高齢期リハビリ】寝たきりの入り口

寝たきりは些細なことから始まります。

たくさん今までご利用者をみてきました中で今回もそんなお話をしていきますね。

こちらが前回のものです。よろしければ読んでみてくださいね。

寝たきり

はじまりは些細なことなんです。

高齢で何かしらの病気や体調不良が

起こった後に起こりやすいんです。

寝たきり入り口の方の特徴そんな寝たきりの入り口におられる方の

特徴は

寝間着のまま過ごす

です。

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【高齢期リハビリ】信仰心の強いご利用者さん

【高齢期リハビリ】信仰心の強いご利用者さん

訪問リハビリのご利用者さんは

当たり前ですが

信仰されている宗教があります。

今回は宗教とリハビリのお話です。

私はといえばうちは基本浄土宗ですが

わたし自身はクリスマスを祝ったり

お寺や神社にお参りしたり

特定の神様や仏様に対して信仰心は

ありません。

信仰心の強いご利用者信仰心が一般的な家庭の方よりも

強いご利用者の印象は

「価値観が確立されている」

です。

具体的に

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【高齢期ケア】否定は毒

【高齢期ケア】否定は毒

人を否定することの影響「お前はダメやわ。」

「アホやな、お前は。何やってもあかんわ。」

と、周囲から毎日何度も言われると

おそらく大抵の人は

「私はダメ人間。」 

「何をやってもうまくいかない。」

と自分を否定するようになると思います。

高齢者も同じ否定は毒これを

要介護の高齢者に置き換えます。

できないことが増え

何かにつかまらないと歩けない状態

になったときに

家族から

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【高齢期リハビリ】寝たきり注意報

【高齢期リハビリ】寝たきり注意報

些細なきっかけが寝たきりの入り口に単なる不活動で寝たきりになることも

骨折や疾患後遺症に限らず

何かしらの拍子に

寝たきりのような状態になる方がおられます。

原因は

足や腰の痛み

倦怠感

環境変化(引っ越しや家族との同居)

食欲低下

便秘

不眠

などです。

寝たきりになりやすいのは男性?訪問リハビリの現場でよく目にするのは

動かなくても生活に影響の少ない

既婚高齢男性の

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【高齢期リハビリ】姿勢の崩れは頭の位置から

【高齢期リハビリ】姿勢の崩れは頭の位置から

今回は頭の位置で姿勢が変わっていくお話です。

まずは基本姿勢から下の黄色い枠をご覧くださいね。

耳ー肩ー股関節ーくるぶしの少し後ろが…

一直線!

これがいわゆるきれいな姿勢です。

身体の前と後ろの筋肉がうまくはたらき

背骨もきれいなラインを保てます。

姿勢不良ではお次です。

頭が前に出てます。

耳が肩よりも前に出てますね。

某CMの某怪談タレントが

スマホっ首!っていってたよ

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