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【高齢期ケア】否定は毒

人を否定することの影響

「お前はダメやわ。」

「アホやな、お前は。何やってもあかんわ。」

と、周囲から毎日何度も言われると

おそらく大抵の人は

「私はダメ人間。」 
「何をやってもうまくいかない。」

と自分を否定するようになると思います。


高齢者も同じ否定は毒

これを

要介護の高齢者に置き換えます。

できないことが増え

何かにつかまらないと歩けない状態

になったときに

家族からご本人に

「もうなんもしなくてええから!」
「まともに歩けないんやから、車椅子でええ!」
「全然、何もできないな。」

と否定的な言葉を浴びせられると

たちまち当人は

自分に否定的になります。


ただでさえ、当人はできないことが増え

身体も思うように動かないことで

自己否定的になりやすい状況なのに。


自己否定は行動を抑制する

自己を否定的にとらえるとどうなるか

自ら動くことをやめてしまいます。

活動しなくなると体は弱ります。

さらに自己を否定してしまいます。

と、

悪循環に陥るんです。


訪問リハビリ現場でもあります

こちらのような話は珍しくありません。

訪問リハビリの現場でもよく目にします。

知らず知らずのうちに

家族が当人を追いこんでいることがあるんです。


できる方にも目を向ける

コップに半分水が入っています。

A.「まだ半分入っている」

B.「もう半分しかない」

明らかにAの心構えで

要介護の高齢者に接する方が

健康を保てる

と臨床に出ていると感じます。


最後まで読んでいただきましてありがとうございました!





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