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高齢期リハビリのココロエ

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これから高齢者になる方たちへ。高齢者リハビリ17年の作業療法士が考える高齢期リハビリにおけるたいせつなことをお伝えしていきます。リハビリは決して機能訓練だけではないんですよ。先入…
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#生活期リハビリテーション

高齢期リハビリのココロエ31 リハビリは難しく考えなくていいんです

高齢期リハビリのココロエ31 リハビリは難しく考えなくていいんです

 勝手に良くなるんですよ、頭手足を使う生活をしていれば。たとえば、こどもって遊びの中で身体が強くなっていきます。中年に差し掛かると体力や筋力は落ちますが身体を動かす趣味をもつと、それなりに身体機能はアップします。そもそも身体を動かす仕事であれば、強い身体をキープできます。
 だから難しく考えなくていいんだと思います、高齢期リハビリも。要介護になっても手足頭を動かす生活をすること。何も特別な筋トレや

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高齢期リハビリのココロエ4 こんなリハビリ専門職に注意すべし

高齢期リハビリのココロエ4 こんなリハビリ専門職に注意すべし

 介護保険下にも医療保険(病院)同様にリハビリサービスがあります。専門職は3職種。作業療法士、言語聴覚士、理学療法士です。
 さて今回のテーマはこんなリハビリ専門職に注意すべし、です。ではどんなリハビリ専門職か?を紹介していきます。
それは…
1.ベット上で手足をストレッチ
2.筋トレ
3.歩行練習(できなければ立ち上がり練習や座位練習)
を10人中10人に行う療法士です。これは要注意ですよ。こん

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高齢期リハビリのココロエ3 転倒リスクを最小限にして活動を継続すべし

高齢期リハビリのココロエ3 転倒リスクを最小限にして活動を継続すべし

あなたならどちらを選択しますか?リスクですか?活動ですか?

独居の母親が要介護になった。昔から働き者の母は要介護になった今でも家事をしている。料理も洗濯も自分なりに安全を確保して行っている。そんな母が先日、洗濯中に転倒した。幸い怪我はなかった。
 さてこんな場合、子である自分がとる判断は何でしょう。
1.家事は家族あるいは介護保険サービスに任せる
2.転倒した原因を考え転倒しない環境をつくり家事

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