【中古住宅購入の注意点】老後の建替え工事をどう考えるか? 100年時代の人生戦略
こんにちは。長野県茅野市の工務店エルハウスです。
人生でお金のかかる8つの分野について(結婚、趣味、車、住まい、保険、教育、介護、老後)ご相談を受ける機会が多いです。
ここ4〜5年。
ご相談を受けるようになってきたのが、
中古住宅を購入した方がいいか?
一戸建てを購入した方がいいか?
中古住宅と新築一戸建てを迷われている方が増えてきています。
中古住宅購入の注意点|老後の建替え工事をどう考えるか?
結論からすると、
これは、人生でお金がかかる8つの分野について
どの分野を重要視するか?
どの分野が優先順位が高いのか?
によって、どのような決断をされるかは異なるのですが、
(鍵は、老後や介護をどのように判断するか)
中古住宅も、新築一戸建ても、ともに住まいの問題で、ソコソコの費用はどちらもかかるので、8つの分野だけでは解決しないのも事実です。
いくつかある選択肢の中から、結論から言うと、当初の値段とその後の費用がかからないことを優先順位の高い位置にするならば
2000年くらいに、ハウスメーカーで建築されたメンテナンスの行き届いた中古住宅で、もし、価格が手頃なものがあれば、(売主さんが、何らかの形で強く売却を希望している場合、価格が手頃になります)かなりオススメするようにしています
しかし、そのようなラッキーなことはあまりないと思いますので、ここでは、中古住宅の購入時の注意点を、言語化してみたいと思います。
中古住宅のメリット
まず、中古住宅のメリットは、何と言っても初期費用を抑えることができます。
特に、木造の中古住宅で、築年数20年以上の住宅であれば、購入費用をかなり抑えることができます。
先ほども書きましたが、2000年以降のハウスメーカーの中古物件で、もし、価格的に、木造住宅の中古並みの物件が出てくるようであれば(可能性はゼロではないと思います)中古住宅を検討されている方には、迷わずオススメします。
中古住宅のデメリット
私たちが考える、中古住宅のデメリットは、一点。
老後に、建替工事が必要なくらい、住宅が老朽化してしまうことです。
松本地区、諏訪地区でも、今でも、70代のご両親世代と、30代、40代のお子さん世代が、力を合わせて二世帯住宅を建築するパターンがありますが(その場合、ご両親世代が自己資金をだし、お子さん世代が住宅ローンを借りる場合が多いです)
その多くの場合、住宅の老朽化によって、雨漏りやかなりのメンテナンス費用がかかると言う理由からのものが多いのです。
中古住宅購入のデメリットについては、その他にも、間取りが自由にならないとか、使い勝手が古いとか、欠点をあげればたくさんあるのでしょうが、
もともと、中古住宅か新築一戸建てかのどちらかを、検討されている方にとっては、中古住宅が、間取りが自由にならなかったり、使い勝手が悪いのは、想定の範囲内で、当たり前のこと。
ですから、中古住宅の唯一のデメリットは、世帯主が70歳くらいになった時に、建替工事が発生してしまう物件を掴まないことと言うことになります。
中古住宅を購入後30年の住まいの老朽化に注意する
中古住宅を購入後に、その後、どのくらいの費用がどのくらいのタイミングでかかるのか?
多くの場合、その中古住宅の購入前に、その物件を見れば、多くの場合予想することができます。
鍵となるのは、それまでの期間に、どのくらい必要なタイミングでメンテナンスを行ってきたのか?
そして、どのような部材を使っていて、
今後、その部材を持たせるために、どのくらいのスパンで
どのくらいのメンテナンス工事がかかるか?
を見極めることです。
この辺りは、プロであれば、その中古住宅の物件を確認すれば、当然わかりますので、中古住宅の唯一の欠点である、30年後の建替工事や70代になってからの建替工事をしないためにも、検討段階で、相談いただければと思います。
ともに、望む人生を手に入れていきましょう。
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