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『薬/medicine』 神話創作文芸部ストーリア5月のお題企画作品集

【今月の神話】

5月は「薬/medicine」をテーマに作品を募集しました。
5名もの方々にご参加頂き、たいへん嬉しく感じております! 本企画が様々な世界の神話・個人の神話の扉を開き、また参加者同士の交流にお役立て頂けましたらまことに幸いです。
作品紹介の後には翌月のお題発表もありますので、最後までゆっくりとお楽しみください!

すーさん/神の薬

三河の許呂母を治めていた皇子が亡くなった。貴人に殉死するしきたりが優しき三兄弟に決断を迫る。跡目争いで地を血に染めることが当たり前だった時分に、彼らは神の薬をあおることを選んだ。

吉田翠さん/終末の時に

ハワイの古典文化とコーヒー農場を受け継いできた老人ケオニ。孫のカイに促され医師に処方された薬を飲みくだすが、不意にある楽器とある飲料を求めた。遠い海風の音が届いてくるような奥深い物語。

矢口れんと/瑠璃とまじない

少女と兎と犬の目撃情報が列島を駆け巡った。彼女は瑠璃色の光で病人たちを癒すと囁かれたが、彼女こそが本当の癒しの地を求めていた。まじないとあそびの唄が響くとき、東方の国への道が開かれる。

笹塚心琴さん/虹を見たから

神の自認は本当に妄想なのか? 彼は人々の欠落と独善を心底愛した。一方で愛せなかったもの、強く憎んだものがある。AIへのアンチテーゼは、美しいものを美しいと感じるため、命と愛の賞賛のため。

悠凛さん/毒を以て

ひと粒の涙が落ちた酒杯の内で、王の気骨と女の思惑とが激しくぶつかり合う。勝つのは神託か、それとも殺意か。緊張の張り詰める筆致。きっと読者は家臣となって場に居合わせ、この一大事を目撃するだろう。

【2023年6月のお題発表】

2023年6月のお題は「大洪水/Deluge」です。それは一河川の氾濫に過ぎなかったのか? それとも地球規模の災禍だったのか? 大洪水の記憶は、人類に文明文化の塗り替えを余儀なくさせるほど鮮烈なものだった。世界各地に散らばる洪水神話、その枠に留まらない新しい物語を創造してください。

締め切り:2023年5月28日(日)厳守
作品発表:2023年6月5日(月)予定
使用タグ:#mymyth202306

(2023年になりましたのでタグにご注意下さい)

参加時の注意点を記事末のリンク先に記してありますので、必ずいちどはお読みください。
それでは今月も奮ってご参加ください!!

【常時作品募集】

【リンク集】

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ご支援頂いたお気持ちの分、作品に昇華したいと思います!