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『光/LIGHT』 神話創作文芸部ストーリア4月のお題企画作品集

【今月の神話】

4月は「光/LIGHT」をテーマに作品を募集しました。
6名もの方々にご参加頂き、たいへん嬉しく感じております! 本企画が様々な世界の神話・個人の神話の扉を開き、また参加者同士の交流にお役立て頂けましたらまことに幸いです。
作品紹介の後には翌月のお題発表もありますので、最後までゆっくりとお楽しみください!

すーさん/終末の闇夜のなかに

始まりに在り、終わりまで在り続けた者たちの告白。それは神かと思いきや、科学に裏打ちされた名で呼ばれた時代もあった。彼らの孤独は闇か、それとも光なのか。神話とSFのクロスオーバー。

笹塚心琴さん/ウィル・オ・ウィスプ

私は罪を犯したとされた。王の癇癪で牢へと閉じ込められた詩人は、そこで光の精霊と出逢う。こちら側から見れば単なる臨死体験だったのかもしれない。しかし彼にとっては、光の世界への解放だった。

吉田翠さん/挽歌の水仙

ナルキッソス異伝。むしろこちらの方が正統のようにすら思えてくる。耽溺と拒絶がコインの表裏となって、美少年を湖の奥へと引きずり込んだ。己に光を見る者は、同時に闇をも見ているのだろう。

悠凛さん/我が生涯に一片の光あれ

光と対になるのは影か闇か。放課後の軽いテンションで話し合う2人はいったい何者だ。光が生み出すもの、光あってこそ存在するもの、光とは独立するもの。尽きない議論はどこに落ちる?

成瀬川るるせさん/バトル・オブ・イザヤ【feat.鏡音リン】

旧約聖書に記された、和平と公正を求める戦い。預言者イザヤの歌は民にとって救いと慰めの光明となった。成瀬川るるせさんによる神話×ボカロの第二の矢では、民の嘆きと慰めが歴史同様にループする。

矢口れんと/実家に帰らせていただきます

ヴェーダの女神サンジュニャーと、夫のスーリヤ。とあることで「実家に帰らせていただきます」を突きつけられた太陽神スーリヤ。彼の見せた優しさに、固く決意していたサンジュニャーの女心は絆されて……。
(帯文:すーさん ありがとうございます!)

【2023年5月のお題発表】

2023年5月のお題は「薬/medicine」です。
モルヒネは夢の神モルペウスより、アトロピンは運命の女神アトロポスより。現代で使用される薬の名には神話に起源を持つものがあります。また民話や伝説に登場する妙薬や毒薬、媚薬なんかは、物語展開の鍵として読者に強烈な印象を与えます。古典に負けないくらい興味を唆る作品をお待ちしています。
*薬を物質として扱うか、メタファーとして扱うかは自由です。ただし公序良俗に反する可能性のある薬物を描写する場合は、フィクションである旨を必ず付記してください。

締め切り:2023年4月23日(日)厳守
作品発表:2023年5月1日(月)予定
使用タグ:#mymyth202305

(2023年になりましたのでタグにご注意下さい)

参加時の注意点を記事末のリンク先に記してありますので、必ずいちどはお読みください。
それでは今月も奮ってご参加ください!!

【常時作品募集】

【リンク集】

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ご支援頂いたお気持ちの分、作品に昇華したいと思います!