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着飾る恋には理由があって 1話 感想

凝り固まった価値観で鎧をまとった着飾る女、真柴くるみ(川口春奈)
シンプルを追求するミニマリスト男、藤野駿(横浜流星)
脚本家は金子ありさ
中学聖日記が好きなドラマでした。

舞台がシェアハウスというのは正直、使い古された設定ですが、生き方や考え方が真逆の二人がもし恋に落ちたらどうなるのか興味があります。

横浜流星さんは青少年空手世界一の方で、「シロでもクロでもない世界でパンダは笑う」では惚れ惚れするような見事なアクションが素敵でした❤
そのドラマでは歩くだけで立っているだけで、他の人とは違う佇まいなのです!
今回は抜いた感じの演技です。

ここから1話のネタバレがあります。

同じバスに乗った二人の出会いからして真逆。
駿(横浜流星)は窓の外の桜を見ている。
真柴(川口春奈)はインテリアメーカーの広報課でフォロワーが10万人近くいるインフルエンサーなので、バスの中でもSNSの更新に忙しい。

真柴は自分の会社の代表取締役社長、葉山(向井理)が好きで、SNSは会社に貢献したいと始めました。
5年間毎日一日3回の更新を欠かしません。

一方、駿はこだわりのカレー一品で勝負するキッチンカー フジバルの店主。
最小限の持ち物で生活するミニマリストで、仕事も純利益10万円を得たら終わりにしてオンオフをきちんと分けます。

駿はテレビや雑誌を見ないしスマホを持ち歩かない。
駿は真柴の置き忘れたスマホ返しながら「もしこれなかったら息が荒くなってのたうちまわって卒倒するんじゃなかったっけ」とからかいます。🙃
お互いに信じられない真逆のタイプ。

もしこの二人が恋に落ちたら、自分とは真逆の相手の考えを尊重することができるんてしょうか?

真柴は「桜を一緒に見に行くか」と社長(向井理)に誘われます。


まだ桜を見てないという会話の後です。
その約束は社長の突然の退任で無くなってしまうのですが、ところでもし真柴はバスの中で駿のように窓の外の景色を見ていたら桜をまだ見てないなんてことはなかったはずです。スマホばかり見ているから目に入らないのです。

スマホを持ち歩かなければ自由があります。
自分の行動が人から連絡がきて中断されたり、どこにいるか伝える必要がないからです。

真柴はインスタ映えを考え、原色の服を着ることが多いです。
自分の趣味とは限らずフォロワー受けかもしれません。

駿は真柴に言います。
「サービスしすぎてオンもオフも無し。人の顔色うかがってばかりってのが一番理解できない」

「社長に好きって伝えたほうがいいのかな?」と聞く真柴に駿は「一つだけ言えるのは携帯の中に答えはないね。桜の木の下でその人よく見てさ。決めればいいんじゃないの」と言います。
駿はこだわりは強いけど無理せず自然体で魅力的に描かれています。
料理のシーンでは野菜のカットなど見事な手さばきを披露します。

ところで駿と真柴のバスの出会いは偶然ではありません。
あの日、急ぐ真柴をバスを降りたあとキッチンカーに乗せてあげたのですから、駿はバスに乗る必要なかったのです。
駿のほうから真柴に近づいたことがわかります。

ラストはその日の回想シーンとなり、真柴をキッチンカーから見つめながら「何やってんだろ」と呟く駿が映ります。

シェアハウスの家主から真柴のことを聞いていたことは後でわかりますが、それだけではない訳があるのだと思います。
可愛くてインフルエンサーの真柴の追っかけだったという設定は200%あり得ません。駄作中の駄作になるからです。
訳ありの訳がなんなのか?
ここは作品の質を左右する重要なファクターだと思います。


マンションの家主でフードスタイリストの50歳、早乙女香子役の夏川結衣さんがいい味を出しています。和食の朝ごはんは本当に美味しそうでした。


シェアハウスにはあと二人、駿のはとこでオンラインカウンセラーの寺井陽人(丸山隆平)と、
アーティストの卵の羽瀬彩夏(中村アン)
中村アンさんはバッサリ髪をショートにしてイメージを変えてきました。


とにかく犬のこうじが可愛くて可愛くて!

読んでくださり、ありがとワン!

2話以降、面白いと思ったら感想を書きます❤

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