最近の記事

結局mRNAワクチンってどうなのよ?

また新型コロナワクチン界隈が騒がしくなっている気がする僕ですが。 突然父親から、 「新型コロナウイルスワクチンについての本を送ったから精査してほしい」 という謎依頼が来て送られてきた本。 それが村上康文×山路徹「コロナワクチンの真実」 届いた瞬間、 稲川淳二ばりの「嫌だなぁ~、なんか怖いなぁ~」 が出た。 というのも。 伝えたいっていう熱意は分かるんだけれど、 感情が前面に出過ぎていて客観性を欠いている印象があるんですよね、 ジャーナリストって。 正しいこと言っていて

    • 青の刀匠を読んだけれど、仕事の意味は見出だせず

      結局、職場において僕はいち駒なんだよなぁと思わずにはいられない僕ですが。 それにしたってもう少し上手く誤魔化してほしいよね。 さて、ちょっと前に話題になった 天沢夏月作:青の刀匠 を読んで、今の境遇に重ね合わせて気持ちがブルーになると。 青く切られた。 ……… 突然の火事に見舞われた高校生の主人公。 喧嘩中の父親に助けてもらったものの父親は植物状態に陥ってしまう。 親が離婚もしているため、遠縁の刀鍛冶に引き取られる主人公。 火傷と火事のトラウマのため登校できずに

      • 「痴人の愛」は僕の心の柔らかい場所を締め付けるどころか音を立てて引っ搔いてくる

        子どもたちに「靴下から納豆の臭いがする~」っと言われた僕ですが。 蒸れる季節ですね。 さて、語り継がれる名作を読んでみようの一環で知人から借りた、 谷崎潤一郎作:痴人の愛 成程、現代まで散々擦られ続けたネタの大元であり、 読み始めてすぐ展開が予想できたし、実際その通りに進んでいった。 現代のラノベAV風タイトルをつけるならば、 「冴えない童貞中学校教師の俺がクラス一可愛い教え子を育てて自分の奥さんにしたら、とんだビッチで妻の同級生に毎晩NTRされています。」 といっ

        • なぜ西野亮廣は詐欺師とか教祖とか揶揄されるのか

          米津玄師氏と同じくらい西野亮廣氏が好きな僕ですが。 実際、凄いと思うんです。 お笑いで頭角を現したと思ったら絵本作家になってて、映画作ったり個展開いたり、 今や実業家とか経営者といった趣き。 新しいことにどんどん挑戦して、成功させるために東奔西走する。 「西野氏なら何か面白いことをするだろう」って期待感がある。 その実行力と無理矢理成功に持って行く力技は尊敬に値する。 ……… にも関わらずだ。 最近もまたNewsになっていたが…(本人も記事にしてました)、 ht

        結局mRNAワクチンってどうなのよ?

        • 青の刀匠を読んだけれど、仕事の意味は見出だせず

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          Springは天才のバーゲンセールである

          全方位偏差値60を目指す平凡人な僕ですが。 今回は恩田陸作:Spring のご紹介。 https://amzn.asia/d/03qWRllm 小説の天才が、 バレエダンサーの天才を全方位から書く(あと、音楽の天才も書く)。 一口に天才ダンサーって言ってもね、 天才って200種類あんねん。 ・感性の天才 ・正確性の天才 ・雰囲気の天才 ・フィジカルの天才 ・気品の天才 ・天真爛漫の天才etc. 様々な方向に分岐した天才が互いに影響しあい、より高みへと昇っていく。 天才

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          成瀬は信じた道をいく、の成瀬のその後が知りたきゃたむらかえ氏を見守ろう。

          都知事戦、安野さんを推したいけれど、シビアな戦いだから次点の石丸氏にしようかどうか迷いどころな僕ですが。 ともあれ、百合子氏と舫氏は勘弁してほしい。 というわけで、 宮島未奈作:成瀬は信じた道をいく 成瀬は天下を取りにいくの続編。 下記は前作レビュー あいも変わらず、 人類史初期、アフリカから飛び出したホモ・サピエンスはこういう性格していたんだろうなっていう我道猪突猛進女:成瀬あかりとそれを取り巻く人々の日常を切り取った物語。 物語はライトで非常に読みやすく、 キャラ

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          世界を救うmRNAワクチンの開発者カタリン・カリコは、現代のキン肉マンだ

          ジョジョはやっぱり7部だろと思う僕ですが。 ってわけで、コロナ禍も落ち着いた今、 改めて終息の立役者となったmRNAワクチンの開発者にインタビューした本を手に取ってみた。 この技術は近いうちにノーベル賞を取ることは間違いないと言われている。 (と思っていたら、2023年に受賞していました。無知恥ずかし) 増田ユリヤ著:世界を救うmRNAワクチンの開発者カタリン・カリコ mRNAワクチンの理論については下記参照。 この仕組みについて特にすごい点は、 ・不安定で分解しや

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          誰にも言えない話(下ネタ)をここで成仏させる

          記念日にはパンツが貰える僕ですが。 誕生日やホワイトデー、父の日に贈られるパンツが僕の下半身を支えてくれています。 そしてこの前の父の日。 例によって妻からパンツを貰いました(有難う)。 その柄、サン◯オ。 サ◯リオキャラの バッドばつ◯やけろけろケ◯ッピ、ポチャッ◯、ハンギョド◯なんかがランダムに敷き詰められた、 それはそれは可愛いパンツ。 履き心地も抜群ですっかりヘビロテしているんだけれど……。 履いている時にふとよぎったのです。 「僕のチンチ◯の先にあるキャ

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          最近の格活を自分語りしつつ、重森陽太選手を告知する記事

          自分の駄文を記事とかいうのちょっと恥ずかしい僕ですが。 試合は引退と言いつつ、 ジムでのトレーニングは続けているし、 スパーリングもする。 スパーリングの為に職場でも隙あらば体を動かしているし、隙間時間はほぼキックボクシングのことを考えている。 完全に不審人物。 印刷室の待ち時間にシャドーしている所を見られて引かれたって関係ない。 強めにローキックやられて、びっこひきながら歩いてドン引きされてたって堂々としているよ。 何故なら僕は君たちの上司だからね。 不審人物と思う

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          あれもこれも地理学を読んでみたけれど脳みそにちっとも入ってこなくて器の小ささを知る

          遠距離恋愛の定義と聞かれて、「距離を障壁と感じたら」という迷言を残した僕ですが。 たまには全くジャンルの違う本を。 ということで手に取ったのが、 富田啓介著:あれもこれも地理学 学生時代の地理と言えば、 ひたすら暗記。 国名を覚え、地名を覚え、首都を覚え、 名産に地形にひたすら暗記カードを用意して一問一答で乗り切った、 そんな科目。 そうして仕上がった人間が 「フィヨルド」と「リアス式海岸」くらいしか覚えてない僕だとしたら、 これはもう教育の失敗と言わざるを得ない。

          あれもこれも地理学を読んでみたけれど脳みそにちっとも入ってこなくて器の小ささを知る

          「関心領域(映画)」

          ようやく映画の関心領域を観ることが出来た僕ですが。 原作の感想はこちら↓(あまりかみ砕けませんでした) 内容が内容だけに横道逸れずに早速レビュー。 一行あらすじ。 アウシュビッツ収容所の隣に住む司令官一家のホームドラマ。 この設定に惹かれて原作を読み、 映画も観たのだけれど。 映画については、 より家族の平和な日常が強調され、 収容所の悲劇との対比が目立つ形になっている。 のだが。 悲劇についての描写のほとんどが音のみ。 直接的に凄惨な映像描写が一切ない。 ので、

          「関心領域(映画)」

          「スリルライフ」の生き方をそのままトレースすれば俺たちは全員BIGBOSSだ!!

          野球には興味がないけれど、新庄剛志に興味がある僕ですが。 これはメジャー挑戦したあたりから、 新庄氏のニュースは何故かずっと追っていて。 目を引くんですよね、彼。 月並みに言うと、カリスマ。 その新庄界隈が騒がしくなったのはここ数年。 2020年のトライアウト辺りからかなー。 そして日本ハムの監督に電撃就任。 からの3年目の快進撃!! これはもう、彼の思考や価値観を探るしかないってんで 手に取ったのが 新庄剛志著:リアルライフ ……… これは、 個が強い現代にお

          「スリルライフ」の生き方をそのままトレースすれば俺たちは全員BIGBOSSだ!!

          メンタル脳2~メンタル安定のための雑記~

          1からどうぞ、な僕ですが。 こっちは”メンタルを凪で保つ”ためのメモ書き。 1.メンタル不調の原因ヒトは本能的に外界に対して不安や警戒を抱きやすい生物。 (その結果生残り、繁栄した) HPA軸(視床下部・脳下垂体・副腎)が正常に働いていれば精神も安定している。 HPA軸の機能障害は、 ストレスホルモン”コルチゾール”の過剰分泌や、 ドーパミン・セロトニン・ノルアドレナリンなどのホルモン量(以下よさげホルモン)の低下、 脳の栄養成分BDNFの低下、 偏桃体の異常な興奮によ

          メンタル脳2~メンタル安定のための雑記~

          メンタル脳1~焦らし上手なアンデシュさん~

          ユニコーンの「エコー」って曲、良いですよねな僕ですが。 我ながらミーハーだなと思いつつ、 心理学の本の中でもアンデシュ氏の本が分かり易くてとても好き。 そんな中で手に取ったのが アンデシュ・ハンセン著:メンタル脳 〇〇脳ってだけで脳汁出るくらいには調教されてます。 序盤~中盤まで読んだときは、 物足りない。 が正直な感想。 アンデシュ氏の「スマホ脳」を初めて手に取った時は衝撃が走ったよ。 ヒトは「かもしれない」状況で快楽物質ドーパミンが流れる。 スマホはタップ一

          メンタル脳1~焦らし上手なアンデシュさん~

          「関心領域(原作)」は忍耐力と行間察知力と共感力が試される教材である。

          オッペンハイマー観に行った予告編で流れた関心領域予告の、 「強制収容所の隣の家の話」という設定に惹かれてその日のうちに原作ポチった僕ですが。 世界大戦中にドイツがユダヤ人に行った非道について僕が知っていることは、 ・アンネの日記 ・夜と霧 ・シンドラーの日記(映画) ・杉原千畝氏の伝記 くらい。 まぁ、圧倒的に知識が足りていなかった感は正直あった。 日本語翻訳の本はただでさえ理解に時間を要する上、 前提条件としての知識に欠陥があるため、作者の言わんとしていることをくみ取れ

          「関心領域(原作)」は忍耐力と行間察知力と共感力が試される教材である。

          「人間関係が楽になるアドラーの教え」の読後感は、格下相手のスパー後の気持ちに似ている。

          どちらも根拠のない万能感で満たされる、な僕ですが。 アドラー氏については就活時期にコンサルにめっちゃ薦められた記憶があるけれど、 当時鼻たれ小僧だった僕はコンサルという人種から胡散臭さしか感じ取れずに、「お前が薦めるものは絶対に読まん!」と固く決意したもので。 それから15年の時を経て…。 尊敬できる元アスリートの後輩から同じくアドラー氏を薦められて、 入門書として手に取ったのが、 岩井俊憲著:人間関係が楽になるアドラーの教え これは、薦めた人によって読む読まないを決

          「人間関係が楽になるアドラーの教え」の読後感は、格下相手のスパー後の気持ちに似ている。