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他人のためではなく、自分自身のために生きよう

「周りがあなたをどう思うか」はあなたが思っているよりもずっと、どうでもいいことだ。

これはロルフ・ドベリ著「think clearly」から引用した一節です。自分自身、他人からの評価・評判に対して敏感すぎるところがあると感じていたので、この一節を読んだ時にハッとしてしまいました。

仕事や交友関係において、周りの目を気にせず(少なくとも気にしていないように見える)人を羨ましいと思いながら、生きてきたというフシがあります。ひたすら自分自身を信じて行動することの愚直さ、素直さは時に失敗をもたらすこともあるかもしれません。しかし、自分にはできないその姿勢を貫き続けることに、一種の憧れに近い感情も抱いていました。

「自分自身の面目や評判、名声」が傷つくことを恐れてしまうのは、自分自身のプライドが、他人の些細な言動に対して過剰に反応してしまうため。それは理解しているつもりなのですが、なかなか自分の中の思考軸を変えることは簡単ではありません。私もこの悩みをずっと抱えてきました。

それでも、「他人からの評価からは自由になったほうがいい」と断言できる理由は3つあると、著者は述べています。

①感情のジェットコースターに乗っている時間を節約できる

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つまり、他人の感情・評価というのは、自分自身が何をしたところでコントロールできるものではないということです。例えば、仕事が終わって帰宅した後、「あの時の上司とのやりとり、まずかったかもな・・・」と思うことがあります。それを思い出して、自分の中でああでもない、こうでもないと考えても状況には一切変化はありません。その上司はまったく気にしていないかもしれませんし、仮に気にしていたとしても、起きてしまった過去は変えられず、明日からまた挽回すればいいだけのこと。

したがって、あれこれ想像してしまい、感情がジェットコースターのように乱高下する時間というのは無意味だといえます。私も帰宅後に平気で1時間ぐらい、日中に起きたことを考えてしまうときがあります。他人からの評価を気にしないことで、その時間を節約することができるというのが1つ目の理由です。

②自分が本当は何に幸せを感じるのかがわからなくなってしまう

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自分の幸せは、他人によって決められるものではありません。それにもかかわらず、他人の評価を気にしてしまうのは少し矛盾しています。もちろん他人から承認されることが、ある種の自己肯定につながる部分もあるとは思います。しかし、そこに固執しすぎると本当の幸せを見失ってしまう恐れがあります。自分に幸せを与えてくれるものがなにかを認識することが大事です。

家族や大切な人と充実した時間を過ごすこと、リラックスして好きな映画や音楽を楽しみ、美味しいご飯を食べること、自分のやるべき仕事を責任を持って最後までやり遂げること。シンプルですが、私が幸せを感じる瞬間です。他人からの評価を意識しすぎてしまうと、これらの幸せが失われる可能性があることを肝に銘じる必要があるのだと思います。

③ストレスを感じていてはよい人生にはならない

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シンプルに、他人からの評価を気にすることはストレスに直結します。改めて述べる必要もないのかもしれませんが、ストレスは「よい生活」をもたらしません。私たちは毎日をできるだけストレスフリーに過ごしたい、ならば他人からの評価は気にするべきではないというのは納得できます。

まとめ

「自分は自分の幸せのために生きていること」を忘れなければ、自然と他人からの評価は気にならないようになる、そう自分の中で結論づけました。また、この文章を書きながら、どこかスッと気持ちが軽くなったようにな気がします。そういう意味でもアウトプットすることはとても大切だと再認識しました。

最後に。

SNSをやっていると、どうしてもイイネ!の数やフォロワー数が気になってしまいます。とてもわかります。そんな時代だからこそ、この本の著者は次のようにも述べていましたので、引用して紹介させていただきます。

どれも、あなたにはまったくコントロールできないことばかり。だが幸いなことに、コントロールする必要もないのだ。

自分自身の意志を尊重し、自分が書きたい、伝えたいと思ったことをこれからも発信していきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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