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AND PET

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猫の「ぼたん」と暮らした筆者が、その中で見つけた心や体にいいことを伝える連載企画。ペットの健康、ヒトの健康、共に暮らす幸せを再確認する毎日です。
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【AND PET】#20 縁起をかつぎますか?

【AND PET】#20 縁起をかつぎますか?

猫は縁起がいい? 悪い?

猫は縁起がいいという説と、悪いという説。そのどちらも耳にしたことはありませんか? 調べてみると、日本では特に黒猫は、魔除け、幸運を招く、商売繁盛を象徴するものとして縁起がいいと考えられてきたようです。江戸時代には、なんと結核が治るという迷信から黒猫を飼うのが流行したことも。

黒猫以外では三毛猫のオスが縁起がよいとされます。その理由は、毛色を決める遺伝子の関係で、三

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【AND PET】#19 大掃除をしますか?

【AND PET】#19 大掃除をしますか?

大掃除は年末にすべき?

毎年この季節になると、「掃除しなくちゃなぁ」とため息をついてしまいます。まとめてやろうとするから大変だとは分かっていても、キレイになった部屋で新年を迎えたい。そんな気持ちが「大掃除は年末に」という行動の根底にあるのですが、果たして年末は大掃除に向いているのでしょうか。

寒いので窓やバルコニー、玄関まわりの掃除は気がすすみません。気温が低いと汚れが落としにくいイメージもあ

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【AND PET】#17 抜け毛が気になりますか?

【AND PET】#17 抜け毛が気になりますか?

秋は被毛が生え変わる「換毛期」
最近、一緒に暮らす猫、ぼたんの抜け毛が増えてきました。猫の毛は1年中生え変わりますが、特に春と秋は換毛期と呼ばれ、暑さや寒さに備えて被毛が生え変わるため抜け毛が多くなる季節です。

ぼたんのようなミックスの日本猫の被毛は、ハリのあるオーバーコート(上毛)と短めで細いアンダーコート(下毛)のダブルコート(二重構造)が多いといいます。ちなみにシングルコート(一重構造)の

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【AND PET】#16 老後を考えたことはありますか?

【AND PET】#16 老後を考えたことはありますか?

これからの人生、いつまで猫と暮らせるか
世界でもトップクラスの日本人の平均寿命。厚生労働省「令和2年簡易生命表の概況」を見ると、男性の平均寿命は 81.64 年、女性の平均寿命は 87.74 年でした。前年と比較しても男性は 0.22 年、女性は 0.30 年上回っており、今後もまだ延びていくと推計されています。

これから先の人生も長いなぁと思いながらも、自分がどのような老後を過ごすのか具体的な

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【AND PET】#15 言葉で通じ合っていますか?

【AND PET】#15 言葉で通じ合っていますか?

猫の言葉を翻訳するアプリが話題に
最近、猫の鳴き声を人間の言葉に翻訳してくれるアプリが話題になっています。20年程前にも同様の機能を持つおもちゃが発売されましたが、今はアプリ。時の流れと技術の進化を感じつつ、早速インストールして使ってみることにしました。

アプリを立ち上げてスタンバイしても、なかなか鳴いてくれない我が家の猫、ぼたん。どんな時によく鳴くかを思い出し、お腹を触ってみました。お腹を触ら

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【AND PET】#14 留守番をさせられますか?

【AND PET】#14 留守番をさせられますか?

犬よりも猫の方が留守番させやすい
人間と暮らす生き物がどうしても避けられないのが留守番ではないでしょうか。「ペットがいるから旅行に行けない」という声もよく耳にします。

飼い主目線で言うと、日々の散歩が必要な犬に比べると猫はお留守番をさせやすいと思います。もともと群れで生活する犬と、単独で生きる猫という性質の違いも関係するでしょう。実際、犬の場合は日をまたぐ留守番はNGとも言われますが、猫ではその

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【AND PET】#11 いびきをかきますか?

【AND PET】#11 いびきをかきますか?

小さな体で大きないびき我が家の猫、ぼたんはなかなか立派ないびきをかきます。「ぷぅぷぅ」「くぅくぅ」という小さく可愛らしいものから、「ブーーーーッ、ブーーーーーッ」「ンゴーーーーッ、ンゴーーーーッ」という轟音まで様々。一緒に暮らし始めた当初は、あまりに大きな音にまさかそれが猫のいびきだとは思わず、「何か故障した!?」と音の原因を探し回ったこともありました。

逆に、「可愛いいびきをかいているな」と思

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【AND PET】#9 街の中で猫を見かけますか?

【AND PET】#9 街の中で猫を見かけますか?

公共空間と猫
先日、東京国立近代美術館で開催中の隈研吾氏の展覧会を観てきました。ご存知の方が多いと思いますが、隈氏といえば、国立競技場やイギリスのV&Aダンディーなどの設計に携わった、日本を代表する建築家の1人です。この展覧会は、数ある隈建築の中から特に公共性の高いものが集められました。

このコラムでなぜ建築? と思われそうですが、この展覧会のタイトルは「隈研吾展 新しい公共性をつくるためのネコ

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【AND PET】#8 一緒にお出かけできますか?

【AND PET】#8 一緒にお出かけできますか?

猫と過ごせる「キャットコテージ」
リモートワークで迎える2度目の夏。お互いに自宅での仕事に慣れ切ってしまった友人と「ワーケーションとはどのようなものか?」で盛り上がり、滞在先を探してみることになりました。コロナ禍でいつ実現できるかは不透明ですが、海を見ながら仕事するのもいいな、過ごしやすい避暑地も憧れる……などと100%ただのバケーションになりそうな夢が広がります。

そんな中で目にしたのが軽井沢

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【AND PET】#6 雨はお好きですか?

【AND PET】#6 雨はお好きですか?

気圧の変化が不調を招く
リモートワークになってよかったことの1つに、雨の日に出かけなくてもいいという点があります。家の中から木々に降る雨を見ていると心まで潤うように感じますが、いざ外出するとなるとちょっと憂うつです。服や靴、バッグまで濡れるのは気持ちのいいものではありませんし、髪はまとまらずボサボサに。電車など混んでいる場所では濡れた傘の扱いにも気を遣います。加えて、肌寒さを感じるかと思えば蒸し暑

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【AND PET】#5 かかりつけ医はいますか?

【AND PET】#5 かかりつけ医はいますか?

かかりつけ医選びの大切さと難しさ
我が家の猫、ぼたんのかかりつけ医は、徒歩圏にある動物病院でした。家族に迎えた時には既に猫白血病ウイルスに感染していたものの、症状が出ることもなくいたって元気な猫なので、通院は毎年のワクチン接種と爪切り程度。特に不満も不安も感じずに通っていました。

しかし昨年、ぼたんに不調が現れました。結膜の一部が露出したままになっているのです。気づいてすぐにかかりつけ医に相談し

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